巻向山奥不動寺 白山にて
松愛会山歩き会
三輪山参拝登山 標高467.1m
大神神社〜狭井神社〜三輪山〜狭井神社〜巻向山奥不動寺〜長谷寺
 
 松愛会山歩き会で三輪山に登った。三輪山は私の故郷だが一度も登ったことがないので関心を持っていた。大神神社(おおみわじんじゃ)は、三輪山が御神体で円錐形の山であり、大物主神を祀られているとお聞きした。このような神聖な山に登るのだから心して登らなければならない。無断で入山することはできない。許可を得ても火気、飲食は厳禁、登山道以外立入らぬこと、三時間以内に戻ること等々制約されている。
 狭井(さい)神社社務所に志納料300円を納め、三輪山参拝のタスキを借り身を清め出発する。登り口は狭井神社社務所の反対側にある。しばらく急な坂を登ると緩やかな道になる。やがて登りも急になり20分ほどすると滝がある。この滝は修行の場になっている。帰路ここを通ったとき修行者の声が聞こえていた。30分ほど歩いたところで休憩にした。飲食禁止になっているので水をいただいて喉を潤した。山頂まで約1時間ほど上がれる。途中には石や岩に注連縄(しめなわ)がしてあり神域の感が強くなる。
 山頂にはお社が祀られている。みんなで参拝して、しばらく休憩する。お社から少しはなれたところに三等三角点(467.1m)が草むらの中にあった。下山は登り道を引き返し、狭井神社の登山口に降りる。ここでタスキを社務所に戻して三輪山登山は終わりだ。
 神社の反対側に柿山があり、そこが展望台になっている。展望台で今登ってきた三輪山が一望できる。三輪山の山容は、大神神社の大鳥居のあるもっと麓から見るのがきれいだ。大和平野には大和三山が箱庭の様に見える。バックの屏風は金剛山、葛城山、二上山でできている。ここで昼食の後、巻向山に向かう。巻向山は三輪山の東側にあり、山を越えれば長谷寺に続いている。三輪山を越えて尾根を行けば巻向山に短時間で行けるが、三輪山は通り抜けできないので山麓を半周していくことになる。檜原神社を過ぎ少し先に行くと巻向川沿いに車道が続いておりそこを進む。
 この近くにJR巻向駅があり、万葉のころには巻向山の地名が多くうたわれている。車道をどんどん上がっていくと、奥不動の案内がある。案内に沿って右折し今までより険しい坂道を上がる。つま先上がりでかなり堪える。まだかまだかと思いならやっと奥不動寺に到着。奥不動寺で巻向山について聞くと、長谷寺への通り抜けは道が整備されていないので難しいとのことだった。ここから約40分で往復できるとのことだったが、往復すると長谷寺に着く頃には日没になる可能性があり山頂へ行くのはあきらめた。奥不動寺から5分ほどで行ける白山(しろやま)に行ってみた。
 白山は、「どんづる峰」に似た山で山肌がむきだしになった、面白い山だ。白山を往復後、奥不動寺の裏山を上がり、巻向山の尾根に出る。尾根を越えたところから長谷寺に向かって下山する。下山した先は出雲でここから長谷寺まですぐだ。
 長谷寺温泉グランドホテル井谷屋の千人風呂につかり、ビールで乾杯、楽しいひと時の後帰途に着いた。

大神神社

狭井神社

狭井神社で参拝登山受付

狭井神社の三輪山参拝登山口

狭井神社下の展望台より望む三輪山

展望台より望む大和三山

巻向山奥不動寺山門

巻向山奥不動寺

白山

白山
コース 
  鶴橋駅=桜井駅=JR三輪駅(9:45)〜三輪神社(10:13)〜挾井神社(10:13)
  〜三輪山(11:01/11:13)〜挾井神社(11:50)〜展望台(11:44/12:34)〜檜原神社(13:05)
  〜奥不動分岐(13:27)〜奥不動寺(14:00/14:09)〜白山〜奥不動寺(14:27)〜
  巻向山尾根(14:40)〜出雲<国道>(15:05)〜長谷寺(15:20)〜長谷寺駅=鶴橋駅

天 候  晴れ
参加者 9名
実施日 2002.11.19
記 録 大木