初瀬山 山頂にて
松愛会山歩き会  
初 瀬 山 標高548m 長谷寺
長谷寺駅〜崇蓮寺〜初瀬山〜崇蓮寺〜長谷寺〜長谷寺駅
 5月19日、松愛会山歩き会で初瀬山に行った。今日の最高齢は80歳だ。今日は標高差約400mとあって少し若向きの計画になった。

 近鉄鶴橋を8時過ぎに出発、長谷寺駅に9時15分到着。これから登る初瀬山をはじめ巻向山、天神山、鳥見山などが美しい。支度をして高台にある駅から参急橋まで標高差30mを下る。帰路にはダメ押しの登りになるのだ。

巻向山・初瀬山(中央奥) 長谷寺駅より

長谷寺駅(標高180m)を出発

天神山・鳥見山

参急橋を渡る

長谷寺門前町を歩く
 長谷寺の門前町の通りを進む、所々昔の街道の面影を感じさせてくれる。仏壇店の前から左折して山側に登ってい。左角にお寺、崇蓮寺が見え、道なりに右方向へ車道を登った。帰路確認したところ、お寺の石段を登り石垣の上の歩道を登るのが安全だ。

右だよ!右右!

崇蓮寺(右上) 初瀬山への取付き(標高150m)
 坂を登り切ったところから左の山道に入っていく。この先お寺へは行けませんというような表示があり少し不安になる。崇蓮寺の上側を山沿いに歩く、山の上に大きなお寺があるが何だろうと思いながら歩く。あとで確認すると長谷寺の本坊だった。

 急な坂道になり、竹藪の笹の葉が積もった道を登る。墓地が始まりさらに急登になるが道はコンクリートを流した簡易道路だ。お墓参りの道だろうが若いうちはいいが歳を重ねるとお参りできなくなるのではと思った。

いきなり急坂を登る

竹藪の道を登る

竹藪の道を登る

墓地を過ぎ山道になる
 墓地が終わると比較的緩やかになり、やがて少し平らなところに出る。共聴テレビアンテナがしょぼく建っている。地上デジタルになってから使われていないのではと思われるような状態だ。ここで小休止をとる。

共聴TVアンテナ(標高290m)

共聴TVアンテナで休憩
 進行方向は草むらになっていて道を思わず探すがここしかない。草むらに入っていくと踏み跡が続いていた。ピークの西側を巻くように少し下り次のピークをまた巻くように登っていく。

 左が少し開け木々の間から巻向山、これから向かう初瀬山のピークらしいのが見える。足元にはツツジの花が激励するかのように咲いていた。巻向山は、平成14年に三輪山とともにチャレンジしたが登れなかった山だ。

初瀬山山頂へ

巻向山・初瀬山

ツツジが数輪出迎えてくれた

初瀬山山頂へ
 標高310m辺りで少し広いところがあり、マムシ草がたくさんあり、実をつけかけていた。ここから今日の本格的な山登りになる。

 標高450mほどの小ピークまでかなりの急登で頑張って登り切る。今日は比較的メンバーが若いので難なく登り切る。

初瀬山山頂へ

初瀬山山頂へ この上小ピーク(標高450m)
 小ピークは、展望がなさそうなのでパスして先に進む。ここから標高約530m龍王山分岐まで標高差80mをまた頑張って登る。

初瀬山山頂へ

初瀬山山頂へ

初瀬山山頂へ

初瀬山山頂へ
 やがて龍王山分岐に到着、この分岐を右の龍王山方向へ進む。少し進むと左が広く初瀬山への道らしいところになり、少し急な尾根を登る。一息で初瀬山の山頂に到着した。

龍王山分岐(標高530m)

初瀬山山頂へ

初瀬山山頂へ

初瀬山 山頂(標高548m)
 初瀬山は、標高548mで山頂は樹林の中で展望も山頂の雰囲気もあまり感じられない。わずか手作りの山名札があるだけだ。

 奈良百遊山に選ばれた初瀬山(はせやま)だが、道標がほとんどないので地形図、踏み跡を頼りに登らなければならない。また奈良百遊山のガイドによると山頂付近で、「東に展望が開け真下に初瀬ダムのまほろば湖、そして正面に鳥見山、額井岳、貝ヶ平山の大パノラマが一望できる」とあるが全くの期待外れで残念だった。

 山頂で昼食、あとから登ってきた夫婦も到着、今日の登山はこの2組だけのようだ。

初瀬山 山頂

初瀬山 山頂で昼食

初瀬山 山頂にて
 山頂をあとに往路を下山した。急斜面で滑るかと心配したが無事クリヤー、竹藪の笹道で石車に乗らないかも心配、これもクリヤーした。登りと少し雰囲気が異なるものの比較的に楽に下山できた。

初瀬山 山頂をあとに往路を下山

長谷寺へ

長谷寺へ

巻向山

長谷寺へ

共聴TVアンテナ

長谷寺へ

長谷寺へ
 下山後、長谷寺へお参りした。長谷寺仁王門は修理中、長い石段の登廊(のぼりろう)は、観音万燈会で有名だ。あいにく牡丹の時期が済んでいて、登廊からの牡丹は見られなかった。

 本堂にお参り、ご本尊十一面観世音菩薩は大きくひきつけられる感じで慈悲深さを感じる。舞体造も有名で京都の清水寺、書写山圓教寺などとともに有名だ。

長谷寺 仁王門(修理中)

長谷寺 登廊(長い石段)

シャクヤク

長谷寺 舞台

舞台から五重塔を望む

長谷寺 舞台にて

長谷寺 本坊へ

長谷寺 本坊へ
 本坊へ下り、ここから本堂を眺めた。牡丹のシーズンだと美しい光景が期待できるのだが少し残念だ。長谷寺のお参りを済ませ、長谷寺温泉に行った。

 湯元井谷屋の千人風呂に入りゆっくりくつろいだ。井谷屋さんには7、8年前と思っていたが、なんと14年前の第17回の山歩き会で今日と同じ9名お世話になっていた。

 長谷寺駅へ急坂を登り返して帰阪した。鶴橋で乾杯、お好み焼きで反省会を行った。今日は少し山歩きというより山登りになったが元気でクリヤーできた。みなさん大変お疲れさまでした。

本坊から望む本堂

本坊から望む本堂

(参考) 牡丹の長谷寺 本坊から望む本堂 撮影:2005.05.03
   

コース
 鶴橋駅(8:17)=[快速急行五十鈴川行き]=大和八木(8:49/8:57)=[区間準急榛原行き]=
 長谷寺駅(9:15/9:24)〜参急橋(9:30)〜アンテナ(10:05/10:14)〜小ピーク(10:57)〜
 龍王山分岐(11:24)〜初瀬山(11:33/昼食/12:08)〜龍王山分岐(12::13)〜小ピーク(12:24)〜
 アンテナ(12:58)〜長谷寺(13:30/参拝/14:06)〜法起院(14:10)〜長谷寺温泉(14:17/入浴/15:25)〜
 長谷寺駅(15:42/15:58)=[区間準急上本町行き]=大和八木(16:11/16:14)=[急行上本町行き]=
 鶴橋(16:50)

天 候  快晴
参加者 9名
実施日 2016.05.19
山歩き会 ohki