唐櫃越え みすぎ山にて
松愛会山歩き会  
唐櫃越え 沓掛山 標高415m みすぎ山 標高430m
上桂駅〜展望広場〜沓掛山〜林道出合〜みすぎ山〜馬掘駅
 2月16日、松愛会山歩き会で唐櫃越えを歩いた。今日の最高齢は81歳だ。阪急上桂駅に集合して、8時過ぎに出発。

 上桂駅の踏切を渡り、西方向への一般道をやく10分ほど歩くと、お寺の案内石碑などがある辻に着く。唐櫃越えの案内板がありここからハイキングコースが始まる。数分で薄暗い竹やぶの道を登っていく。また数分で竹やぶが開けて墓地になり、六地蔵が祀られている。

ハイキングコース入口

六地蔵
 墓地を登りきると雑木林になり、唐櫃越えを感じるような山道になる。しばらく登るとギャーと悲鳴が、筍畑のフェンスに蛇がたくさんいて、センサーが働き侵入防止の警報音が鳴り出す。(蛇はゴム製のリアルなもの)

墓地を過ぎハイキング道へ

沓掛山へ

へび?

丁塚 苔寺への分岐

沓掛山へ

沓掛山へ
 竹やぶ、雑木林の緩やかな尾根、唐櫃越えをどんどん登っていく。亀岡と京を結ぶ道は三つ、一つは現在の国道9号線で、老ノ坂を越える北国街道、二つ目は明智越えそして三つ目は、唐櫃越えだったそうだ。

 明智光秀は、老ノ坂峠から西国街道を西に進むと見せかけて、「敵は本能寺にあり」と本能寺に攻めいったとされている。亀岡から京への道は、前述のように「老ノ坂越え」、「明智越え」、「唐櫃越え」という道がある。用意周到な光秀は、本能寺を攻めるのに老ノ坂だけではなく、この三つの道を使ったのではないかと言われているそうだ。

 快適に暖かい日差しを浴びながら登っていくと、右下に桂坂野鳥園の案内があり、自然散策路になっている。小ピークへ登り詰めると、展望台になっている。南の方向が望め、桂坂の住宅から小塩山の山並み、淀川にへと広がって見える。ただ残念ながら天気が良いせいか太陽と霞でよく見えなかった。

沓掛山へ

展望台にて

展望台から南方向を臨む

沓掛山へ

沓掛山へ

沓掛山へ

沓掛山へ
 唐櫃越えの尾根道の小さなアップダウンを繰り返しなが快調に歩く。展望台から30分あまりで沓掛山だ、山頂直下からの登りが少し急で一気に標高差20mほど登れば山頂に着く。

 沓掛山は、標高416mで、三等三角点になっている。展望はほとんど雑木林で望めないがわずかに愛宕山が木々の間から望める。

沓掛山 山頂

沓掛山 三等三角点(標高415.0m)

沓掛山 山頂にて

愛宕山 沓掛山より

沓掛山をあとにみすぎ山へ

みすぎ山へ

みすぎ山へ

みすぎ山へ
 沓掛山の山頂をあとに少し下り、また唐櫃越えを先へ先へと歩く。道は西方向への尾根道なので北側には残雪がところどころにある。そんな雪を見ながら尾根を進むと車道に出る。

 ここから1時間あまり車道、造林用作業道になり、唐櫃越えの道は消えてしまう。単純な車道歩きになるところだったが残雪があり、なんとか足にくるしんどいのが忘れられるような感じで歩くことができた。

 舗装された車道の終点に大きな広場がありそこで昼食にした。ぽかぽか日向ぼっこしながらしばしくつろいだ。

車道出合に下山

みすぎ山へ 日陰ぬは残雪

みすぎ山へ 日当たりはぽかぽか

舗装林道終点広場で昼食
 昼食を済ませ、造林用作業道を登っていく。この道は舗装していないので山道と同じように歩けるので足への負担が少なく快調だ。

 この道も日当たりはぽかぽか、日陰が残雪が凍っていたり楽しみがあってなかなかなもんだ。所々に右側が開け、愛宕山、比良の武奈ヶ岳などの比良山系、比叡連山の水井山あたりが、嵐山の連山北端の山上ヶ峰などを見わたすことができる。

みすぎ山へ 造林用作業道を行く

みすぎ山へ

みすぎ山へ

みすぎ山へ

愛宕山・武奈ヶ岳(比良山系)・水井山(比叡連山) 山上ヶ峰(嵐山連山)

地蔵山・愛宕山
 みすぎ山直下に来ると作業道からみすぎ山への山道に入る。唐櫃越えの道もここから再び始まる。登っていっくと展望は開け、牛松山、愛宕山直下の保津川などが見える。JR嵯峨野線野電車の通過音が途切れとぎれに聞こえてくる。保津川は大きく何ヶ所も蛇行していて、トンネル、鉄橋と繰り返しになるので列車の通過音が楽しめる。そんなことを楽しんでいるとみすぎ山山頂に着く。

みすぎ山へ

造林用作業道からみすぎ山登山道へ

愛宕山麓に保津川が見える

みすぎ山へ
 みすぎ山は、標高430mで二等三角点になっている。展望は北方向と南方向が開け、牛松山、地蔵山、愛宕山や南側に亀岡市街が広がって見える。少しくつろいで下山にかかる。

 下山は、今までと異なり谷筋を下る。少し薄暗く道は少し荒れている。また先日の大雪で大きな木が倒れて道を数ヶ所ふさいでいた。道がよくなるとやがて動物よけフェンスがあり、通り抜けると民家に出る。しばらく下ると児童公園があり、馬掘り駅まで少しあるので少し休憩した。この辺りからみすぎ山の山並みが見える。一番奥のピークがみすぎ山だろうか。

みすぎ山 山頂にて

牛松山

牛松山・地蔵山・愛宕山

みすぎ山 山頂

みすぎ山 二等三角点(標高430.3m)

みすぎ山にて

亀岡市街の展望

唐櫃越えも終盤、馬掘へと下り始める

馬掘へ

馬掘へ

馬掘へ

馬掘へ

市街地に無事下山

みすぎ山 鵜ノ川近くの児童公園より
 馬掘駅前の大きなビルを目標に住宅街を歩く。ほぼ予定通り馬掘駅に到着、全員無事下山した。一時解散して亀岡駅まで戻り、京都烟河の送迎バスを待って、湯の花温泉京都烟河に行った。

 湯の花温泉に浸かってゆっくりくつろぎ温泉を楽しんだ。往路を京都へと戻り、市場小路で京都タワーを眺めながら反省会をした。みなさん楽しい山旅ありがとうございました。また次の企画のご参加をお待ちしています。
   

コース
 上桂駅(8:07)〜六地蔵(8:26)〜丁塚(8:43)〜展望広場(9:30/9:37)〜沓掛山(10:11/10:21)〜
 車道出合(11:05)〜広場(11:28/昼食/11:49)〜みすぎ山取付(12:19)〜みすぎ山(12:24/12:36)〜
 児童公園(13:25/13:30)〜馬掘駅(13:45/14:01)=[JR]=亀岡駅(14:03/14:30)=[送迎バス]=
 京都烟河(14:50/入浴/16:00)=[送迎バス]=亀岡駅(16:20/16:31)=[JR]=京都駅(16:51)

天 候  快晴
参加者 9名
実施日 2017.02.16
山歩き会 ohki