鏡山 山頂にて
松愛会山歩き会  
鏡  山(竜王山) 標高385m
鏡登山口〜竜王山〜鏡山〜竜王山〜雲冠寺跡〜鳴谷池〜三井アウトレットパーク
 5月17日、松愛会山歩きで鏡山に登った。今回の最高齢は83歳、足並みを揃えてゆっくり登ることにした。野洲駅からバスで出発、鏡登山口で降車して登山準備、大谷池ルートを登ることにした。

 鏡山へ続く林道を進んでいく、左側が公園のような自動車教習所のようなイメージでなにの会社だろうか。山に入って進んでいくと右手に大きな池が大谷池が右手になり、奥の上に鏡山が見えてくる。

鏡山ハイキングコース大谷池コース入口(標高115m)

竜王町ふるさと歴史の森散策ルートマップ

鏡山へ

鏡山

鏡山へ

鏡山へ

鏡山・大谷池
 大谷池から10分ほどで林道終点になり、山道になってくる。林道終点から階段道になり山登りになる。ほどなくあえんぼ広場の案内と東屋がある。そんなに疲れたわけではないが、東屋で休憩にする。

。「あえんぼ」とは、竜王町の花だそうだ。あえんぼは5月ごろ山々に赤紫色の花をつける「コバノミツバツツジ」だそうだ。

鏡山へ

鏡山へ

鏡山へ

あえんぼ広場
 あえんぼ広場から階段も急で長くなり頑張って登る。こんめ岩の下に来ると災害通行止になっている。2013年9月の台風19号によりハイキングコース寸断で、左側の岩を巻いて登る。

鏡山へ

鏡山へ
 巻道を登りきると、こんめ岩に到着する。こんめ岩のいわれは定かではないが、女性の子宮、産道、性器を表しているらしい。少し先に行くと男性の性器をかたどった岩座があった。ちなみに山頂付近に出てくる岩は大抵割れているのが特徴だ。

こんめ岩

鏡山へ

鏡山へ

磐座
 しばらく登ると鳥居があり、その先に額のかかった鳥居がある。額は貴船神社になっていた。ここから右奥が竜王社で石段の上には大きな岩座がある。

鏡山へ

貴船神社鳥居
 磐座の下を巻いてルートの出ると展望台に着く。展望台は、老朽化して立入り禁止になっていた。2009年に来た時には展望台に上れたが、周囲の木が大きくなり、説明板も役に立っていなかった。こういった展望台やベンチ、木階段などバブルの頃に全国の観光地に作られたがその後予算がなくなりメンテがほとんど出来ていないのが実情だ。

鏡山へ

展望台(老朽化で立入り禁止)
 展望台から少し上が山頂で、竜王山頂上の標識が立っている。山頂は、竜神の社広場と呼ばれているようだ。三角点のある鏡山の山頂はここから200mほど西にあるがあとで行こう。

 鏡山は、標高385mで二等三角点になっている。そしてここ竜王の集落からみて鏡山は西の竜王山、雪野山を東の竜王山と呼ばれていたそうだ。山頂に竜王山頂上の標識があるのは納得できる。万葉の昔より、歌枕として「鏡山」が和歌、俳句などにでてくる。私には分からないが、藤原定家、大伴家持などの歌が有名だそうだ。

鏡山へ

竜王山頂上

鏡山山頂は西へ約200m

鏡山 山頂に到着
 鏡山の山頂に行ってみた、小さな山頂広場で南西が開けていたので展望もありここで昼食にした。南西には菩提寺山が見えていた。山頂からほんの少し下ると涼み岩という岩がある。登ってみると正面に三上山が美しく見える。

鏡山 山頂にて

鏡山 山頂にて

鏡山 山頂

鏡山 二等三角点(標高384.6m)

鏡山山頂から南西の菩提寺山を望む

鏡山涼み岩から三上山(近江富士)を望む

涼み岩

涼み岩にて

鏡山・竜王山 山頂にて
 山頂でしばらく楽しんで雲冠寺跡を目指して尾根を下山開始した。尾根頭から展望を楽しむことができた。眼下にはこれから下るアウトレットパークが少し見える。雪野山も見えるはずだが確認できなかった。

山頂をあとに雲冠寺跡へ

雲冠寺跡へ

竜王市街を望む

竜王市街

雲冠寺跡へ

雲冠寺跡に到着
 尾根から沢筋へ下っていくと雲冠寺跡に着く、遺構や石垣などが遺ている。雲冠寺は、598年聖徳太子の創建だそうで、火災などで再興されてきたが、1571年の織田信長の兵火により全焼し再建されることなく廃寺になった。現在僅かに石仏、古井戸などが残っている。一般人が分かるものとしては、三尊石仏ぐらいだろうか。

雲冠寺跡説明版

雲冠寺跡

雲冠寺跡 三尊石仏 (阿弥陀・観音・大勢至の三尊)

雲冠寺跡

雲冠寺跡

雲冠寺跡をあとに鳴谷池へ

鳴谷池へ

鳴谷池へ
 雲冠寺跡を過ぎどんどん下ると、石の広場だがシダが茂っていておおよそ草むらだ。さらに下ると鳴谷池に到着する。

 東屋に渡る木の橋があるが、なんとか渡れそうだ。ぼちゃんとはまらず全員、東屋で休憩。池に映る緑とツツジが美しい。池を約半周して池に映る鏡山を見て堰堤から下る。

鳴谷池

鳴谷池

鳴谷池

鳴谷池

ツツジ

鳴谷池

鏡山・鳴谷池
 池から下ると鳴滝渓谷になり、竜王八景だそうで、こじんまりしているが結構美しい。砂が堆積したところをしばらく下ると登山口に着いた。登山口には、鏡山ハイキングコース鳴滝ルートの案内板があった。

アウトレットパークへ

竜王八景 「涼風 鳴谷の石床と清流」

竜王八景 鳴滝渓谷 「涼風 鳴谷の石床と清流」

竜王八景 鳴滝渓谷 「涼風 鳴谷の石床と清流」

竜王八景 鳴滝渓谷 「涼風 鳴谷の石床と清流」

アウトレットパークへ

タニウツギ

アウトレットパークへ

アウトレットパークへ

アウトレットパークへ

アウトレットパークに全員無事下山
 三井アウトレットパークに13時すぎ全員無事下山した。アウトレットパークを20分程うろついてバスで野洲駅に戻った。守山までJRでひと駅ここから温泉まで歩いてゆっくり温泉を楽しみ今回の山歩きを終えた。参加者の皆さんありがとうございました。次回は超低山の貝吹山です。

鏡山 バス車窓より
    
鏡山(竜王山)

基準点名:鏡山
等級種別:二等三角点
標高:384.6m
所在:滋賀県竜王町
地図:野洲


鏡山 二等三角点

鏡山 山頂 385m 2018.05.17

コース
 京都(8:06)=[新快速]=野洲(8:36/9:15)=[近江バス]=鏡登山口(9:22/9:28)〜大谷池(9:40)〜
 林道終点(9:49)〜あえんぼ広場(9:53/10:00)〜こんめ岩(10:14)〜貴船神社鳥居(10:31)〜竜王社〜
 展望台(10:36)〜竜王山・竜神の社広場(10:39/10:47)〜鏡山(10:52/昼食/11:33)〜
 竜王山(11:36/11:42)〜雲冠寺跡(11:56)〜鳴谷池東屋(12:23/12:35)〜鳴滝渓谷〜登山口(13:00)〜
 三井アウトレットパーク(13:05/13:35)=[近江バス]=野洲(13:58/14:04)=[JR]=守山(14:07)〜
 ほたるの湯(14:32/入浴/15:45)〜守山(16:10/16:16)=[新快速]=京都(16:42)

天 候  晴れ
参加者 12名
実施日 2018.05.17
山歩き会 ohki