■ デジカメの規格 (2007年01月16日)
デジカメを買うと、その取説には必ず「Exif・DCF・DPOF・PictBridge」などの用語が出てきますが、これらはデジカメ関連の規格です。知らないとデジカメが使えないということはありませんが、知っていると一歩進んだ利用法が見つかるかもしれません。 今回は、デジカメに関連した規格についてみていくことにします。このエントリーの内容は、その多くをカメラ映像機器工業会CIPA
のホームページから参照しました。記して謝辞といたします。
<Exif (エグジフ):Exchangeable image file format > Exif(愛称:Exif Print)は、電子情報技術産業協会JEITA
(旧:日本電子工業振興協会JEIDA)が策定した、画像のデータ構造を記録するための規格です。そして画像のファイルシステムの規格であるDCFと併せて、世界のほとんどのデジカメやプリンタはこの規格を使用しています。
Exif は主画像のデータに互換性を持たせることを主な目的に制定され、現在のバージョンはExif Ver.2.21です。Exif
に対応したデジカメならメーカーや機種を問わず、Exif 対応ソフトやプリンタで撮影情報を活用することができます。
そのExif
ファイルのデータ構造は下図のように、主画像のデータの他に、サムネイルとヘッダ(撮影時のカメラ情報)からなっています。サムネイルは主画像のデータの小さなもので、アプリケーションなどで画像ファイル一覧を素早く表示させるためなどに用いられます。 ヘッダには、撮影された日時や機種名、シャッタースピード、絞り値の設定といった撮影に関する情報と、主画像のデータを正しく読み取るための圧縮モード、色空間、画素数などの情報を記述することができます。ヘッダを呼び出して、データ管理などに活用することもできます。
 
また、プリンタでの印刷も「デジカメで撮影した画像を手軽に高品位プリントする」ことが可能となりました。デジカメはそのヘッダに、「撮影条件に関する情報」や「撮影シーンに関する情報」を持っていますから、これらの撮影情報を正確に読み取り、最適なプリントを行います。
従来、推測に頼っていた撮影時の各種情報を、デジカメのヘッダから直接取得することで、撮影者の意図に忠実な画像を得ることができるようになったのです。

<DCF(ディーシーエフ):Design rule for Camera File system > Exif
には必ずDCFという用語が付いてきます。このDCFもJEITAの規格で、デジカメやプリンタなどの機器間で、記録メディアを介して画像の相互利用を実現するためのファイルシステムのフォーマットです。
このDCFに対応した機器間では、メーカーや機種が異なっていても、画像ファイルを簡単に交換・使用することができます。一方のExif
は、ファイルの中に画像データとカメラ情報を付加するための規格で、いわばデータ本体に相当するものです。
このDCF規格では、ファイル名の付け方やフォルダの構成、ファイルフォーマットなどを規定しています。記録メディアのルートフォルダに「DCIM」というフォルダを作り、その下にサブフォルダーを作成します。そこにファイル名を「IMG_xxx1.jpg」のように付けて、Exif
フォーマットの画像を記録するようになっています。 DCFが規定しているExif
の画像形式はJPEGと決まっています。このため、画像編集ソフトなどでBMPやGIF形式に変換してしまうと、DCF準拠から外れてしまい、機器間で画像を認識できなくなります。また、ファイル名を日本語に変えたときも認識できなくなることがあります。
<DPOF(ディーポフ):Digital Print Order Format > DPOFは、キヤノン、Kodak社、富士写真フィルム、松下電器の4社が共同で提案した規格で、デジタルカメラの画像を、プリントサービスや家庭のプリンタで自動的にプリントするための情報を記録するフォーマットです。記録メディアの「MISC」というフォルダには、このDPOF情報が保存されます。 DPOF対応のデジカメで画像を記録すると、画像のサイズ、タイトル、トリミング設定、機器情報、日付と時刻、ユーザ名、住所、電話番号などの情報が記録されます。 印刷したい画像や枚数、どの情報を一緒に出力するかなどの設定情報を指定すると、その情報がメモリーカードに保存され、あとはプリンタにカードをセットするだけで印刷できます。また、プリントサービスに出す場合も、設定済みのカードを届けるだけなので様々な手間を省くことができます。
<PictBridge(ピクトブリッジ)>
PictBridge
はパソコンを使うことなく、デジカメとプリンタを直接接続して、容易にデジタルプリントを実現するための規格です。標準化推進はカメラ映像機器工業会CIPA
で、殆どのカメラ、プリンタメーカーが賛同しています。

かって、特定のデジカメと特定のプリンタをケーブル接続して印刷する方法が、数社から提案され製品化もされましたが、標準的な方法としては普及しませんでした。PictBridgeなら、メーカーを問わず、パソコンを使わずに、デジカメとプリンタを直接ケーブルで接続して、その場でダイレクトプリントが可能です。
パソコン不要、ソフトのインストール不要の簡単ダイレクトプリントを、多くのメーカー・機種で実現可能にすることで、デジタルフォトをより身近に、より快適にしたい、それがPictBridgeの目指すところです。
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