■ 画像編集が容易な Picture Manager (2011年12月23日)
もうすぐ楽しいお正月です。お正月には凧あげて・・・変じて、この頃ではデジカメできれいな写真を撮って遊びましょう、というようなことしょうか。撮った写真の中で印刷して残したいこれぞと思う写真があっても、配置が少しずれていたり、全体が暗かったり、すこし逆光だったり、にこやかな顔が赤目だったりすることがあります。
Windowsに標準装備されているMicrosoft Office Picture Manager(以降単にPicture Managerと呼ぶ)を使用すると、容易にこれらの不具合を修正して見栄えのよい画像にすることができます。
<Picture Managerの基本操作>
Picture Managerの操作画面は大きく3つのウィンドウから成ります。画面左側が画像へのショートカットウィンドウ、中央が画像のプレビューウィンドウ、右側が画像編集の作業ウィンドウです。画像へのショートカットウィンドウと作業ウィンドウは、「表示」メニューで表示/非表示の切り替えができます。
Picture Manager は動作が軽いので、画面中央のプレビューウィンドウを画像ビューア(画像を迅速に表示する目的のソフト)としても使えます。プレビューウィンドウの「縮小表示」「写真」「標準表示」の3つのボタンで、選択しているフォルダ内の写真の表示方法を切り換えることができます。下図は「縮小表示」になっています。

画像へのショートカットウィンドウには、Cドライブの「マイピクチャ」のショートカットがデフォルトで表示されています。このフォルダを選択することで、プレビューウィンドウに画像が表示されます。
通常のソフトでの画像の表示は「ファイル」〜「開く」で表示しますが、Picture Managerでは「画像へのショートカットを追加」ボタンで、前以て画像が保存されているフォルダを追加登録しておく必要があります。必要に応じて画像を入れたフォルダを登録しておきましょう。
画面右側の作業ウィンドウを使って、写真のトリミング、明るさやコントラスト調整、デジカメに多い赤目の修正、サイズ変更など、簡単な画像編集をすることができます。このページはこの画像編集をメインテーマにしています。
<画像編集の概要>
画像を編集するには「縮小表示」の画像の一つをダブルクリックして、プレビューウィンドウに「標準表示」します。「縮小表示」で画像を選択して、「標準表示」をクリックしても同じことです。「標準表示」される画像は、大きさ(画素数=ピクセル数)に関わらず、画像全体がウィンドウの大きさに自動的に「拡大/縮小」されて表示されます。
プレビューウィンドウ右下の「拡大/縮小」スケールで、表示画像のズームイン(拡大)・ズームアウト(縮小)も可能です。ただし、この操作は画像の画素数は変えずに表示の大きさを変えるだけで、「サイズ変更」(画素数を変える)とはまったく意味が異なりますので混同しないでください。

実際に画像を編集するには、個々の画像ごとにこの編集ツールを使用する方法が一般的ですが、Picture Managerでは複数の画像を一度に修正できる「自動修正」による方法もあります。この「自動修正」は画像の明るさと色を修正するだけですが、複数の画像を選択すれば「自動修正」ボタンをクリックするだけで、短時間に複数枚の修正ができます。
個々の画像ごとに画像を編集するには、ボタン列の「画像の編集」ボタンを押すか、作業ウィンドウの「作業の開始」から「画像の編集」をクリックします。上図の作業ウィンドウから「画像の編集」部分のみを切りだしたものが下図です。そこに見える編集ツールが便利に使えます。

さて、本稿では画像編集ツールのうち、「トリミング」「明るさとコントラスト」「赤目修正」「サイズ変更」の4つのツールについてのみ説明することにします。なお、Picture
Managerには画像にテキストを追加したり、イメージを透明化する機能はありません。
<トリミング>
よく撮れた写真でも被写体の中心が端にずれていたり、不要な電柱があったりした場合にはトリミング(切り抜き)は必須です。Picture Managerはこのトリミング操作がきわめて容易にできます。
作業ウィンドウを「画像の編集」にして「トリミング」をクリックすると、画像の周りに8つの「トリミングハンドル」が表示されます。これをドラッグして必要な部分を囲むようにしてトリミングします。削除される部分は下図のように、プレビューウィンドウでグレーアウトされるので確認は簡単です。

画像の縦横比を考慮しないトリミングは、作業ウィンドウで「トリミングの設定」で「縦横比」を「なし」にして「トリミングハンドル」をドラッグするだけです。この「トリミングハンドル」の4つのピクセル値は、各ハンドルの4辺からのピクセル数を示しています。
「画像サイズ」の「新しいサイズ」の値が、トリミングしたのちの必要部分の画像サイズになります。常にこの値を確認しながらドラッグするように心がけましょう。
作業ウィンドウの「OK」ボタンをクリックするとトリミングが確定して、切り抜かれた画像が表示されます。操作をやり直すには、「元に戻す」ボタンで元に戻すことができます。編集を終えた写真は、新しく「名前をつけて保存」しておきましょう。「上書き保存」すると原画像がなくなってしまいますから注意してください。
さて、「トリミングの設定」で画像の縦横比を下表のような既定値に指定してトリミングすることもできます。参考までに、一般のデジカメの縦横比は「3:4」ですが、一眼レフは「2:3」になっています。

縦横比を指定してドラッグすれば、この縦横比は常に維持されます。縦横比を指定して、かつ縦横のピクセル数を特定の値にする(リサイズという)こともできます。この場合は2段階の操作をお奨めします。まず、縦横比を指定して「トリミングハンドル」をドラッグし、必要な部分を切り出します。次に、最後に述べる「サイズ変更」機能を使って、特定のピクセル数にリサイズします。
上表にない縦横比を指定してトリミングすることもできます。例えば横縦比を「16:9」にするには、「トリミングの設定」で縦横比を「なし」にして、縦のピクセル数を
横のピクセル数×9/16 になるようにドラッグするだけです。
まず、「画像サイズ」の「新しいサイズ」の値を見ながらトリミングハンドルをドラッグして、横のピクセル数が決まったとき上記の値を計算します。次に、縦のピクセル数がこの値になるように上下のトリミングハンドルをドラッグして必要な部分を切り出します。
<明るさとコントラスト>
明るさとコントラストを調整するには、作業ウィンドウの「画像の編集」から「明るさとコントラスト」をクリックします。下図は「明るさとコントラスト」の作業ウィンドウ部分を示しています。
「明るさとコントラストの設定」で、明るさやコントラストのスライドを左右に動かして、画像全体を一意的に調整します。
「詳細設定」の「詳細」をクリックすると下図右の画面が現れ、一枚の写真で明るすぎる部分を暗くし、暗すぎる部分を明るくすることもできます。夏の日差しの強い日に、日陰や逆光で撮った写真の部分修正などにこのツールを使うと便利です。

<赤目修整>
デジカメではフラッシュ撮影で赤目に写ってしまうことが多々あります。この赤目修整も簡単にできます。作業ウィンドウの「画像の編集」から「赤目修整」をクリックし、「赤目修整」作業ウィンドウに移ります。
マウスポインタが丸印に変化するので、赤目になった目をクリックします。赤目部分を指定すると下図のように赤マークが付きます。すべて指定したら「OK」をクリックするだけです。

<サイズ変更>
画像のサイズ(画素数=ピクセル数)を縮小変更(リサイズ)することも容易です。作業ウィンドウの「画像のサイズを変更する」項目に、「サイズ変更」と「画像圧縮」があります。
「サイズ変更」は作業ウィンドウで、任意にピクセル数を設定したり、%で指定したりできます。(ピクセル数を増大すると画像が粗くなり、これは一般には意味がありません)
ここでいう「画像圧縮」は一般の用語の意味と異なり、特定の用途向けに決められたサイズにピクセル数を減少し、かつ圧縮率もに変えているようです。(一般にいう「画像圧縮」はピクセル数は変えません。この機能は実際に使う必要は生じないでしょう)
<画像表示のデフォルトをPicture Manager にするには>
Picture Managerで画像(ここでは写真で拡張子は .jpg)を開くには、次の2つの方法があります。
1. まずPicture Managerを起動し、次に画像へのショートカットウィンドウから写真画像を開く。
2. 写真のあるフォルダから写真をダブルクリックする。自動的にPicture Managerが起動し、写真画像も開く。写真をダブルクリックしたとき、特定のソフトを起動させるには「拡張子の関連付け」が必要になります。
上記1. については、Picture Managerアイコンがデスクトップにあればそれを利用できます。「スタート」〜「すべてのプログラム」から、Picture
Managerを探すこともできます。写真を右クリック 〜「プログラムから開く」から、任意の画像ソフトを選択することもできます。私のXPパソコンでは、下図のように8つの中から選択することができます。

上記2. の写真をダブルクリックすると、常にPicture Managerが起動するようにする、すなわち「拡張子の関連付け」をするにはちょっとした設定を要します。
特定のプログラムと関連付けするには、その写真を右クリック 〜「プログラムから開く」〜「プログラムの選択」〜「ファイルを開くプログラムの選択」ダイアログでプログラムを指定 〜「この種類のファイルを開くときは、選択したプログラムをいつも使う」をチェック 〜「OK」で設定できます。
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