DVD/BDレコーダ
WindowsXPを前提に説明してあります
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■ DVD ドライブ/メディアの「倍速」とは (2008年09月24日)CD/DVDメディアを買うとき、梱包の記載を注意してみると「4X記録対応」「1~8X記録対応」のような表示があります。これは使用可能なデータ転送速度の最高値を「倍速」という表現で示しています。この倍速値が大きければ、メディアの読み出し書き込み速度が大きいということになります。CD/DVDメディアを駆動するDVDドライブも、その仕様のもっとも大事なものはこの倍速値です。DVDドライブメーカも、この倍速値を前面に出して競争しています。最近外付けのDVDドライブを買いましたが、この倍速値が随分大きくなっている割に価格が安いのにビックリしました。 <倍速とは> DVDドライブやメディアのカタログやスペック表を見ると、性能を表す項目に必ず「××倍速」という表現が使われています。これは基準のデータ転送速度(ビットレート:bit rateともいいます)に対して、何倍の能力を持っているかを示しています。データ転送速度とは、1秒間に転送できるデータ量のことです。CD/DVDドライブやメディアでいえば、1秒間に読み書きできるデータ量のことです。この「××」部分の数字が大きければ大きいほど、高速なドライブやメディアであるということになります。 倍速は市販DVDビデオの再生速度を基準として算出されており、「1倍速」(あるいは「等倍速」)は「1,385KB/s」(Kilo Byte per second)に相当します。つまり、「1秒間に1,385キロバイト」の転送速度が基準です。4倍速なら「5,540KB/s」、16倍なら22,160KB/sのデータ転送が可能ということになります。 ![]() データ転送速度は、一般にはビットベースの「bps」(bit per second)で表すことの方が多いようです。Byteをbitに変換すると、1,385KB/s = 1,385×1,000×8 bps = 11.08Mbpsとなります。つまり「11.08Mbps」(mega bit per second)が基準の1倍速といっても同じです。 ちなみに、CDドライブやメディアでも同じように「××倍速」という表現が使われますが、こちらは市販音楽CDの再生速度が基準となっており、「1倍速」は「150KB/s](=150×1,000×8 bps = 1.2Mbps)となります。音楽CDを想像するとわかりますが、一枚分が74分だとすると、CD1枚 約666,000KBを74×60秒で割算すると150KB/sになります。同じ1倍速といってもCDドライブとDVDドライブとでは 約9倍もの差があります。 <DVDドライブの実際> 下表は、私の使っているノートパソコン「Fujitsu FMV-BIBLO NB-40S」のDVDドライブの性能です。Fujitsu のホームページからコピーしました。倍速値に注目してください。この商品は2006年夏モデルで、今となってはドライブ能力は小さいといえるでしょう。 ![]() 上記ノートパソコンでは転送速度が遅いので、今回新しく外付けタイプの下記「buffalo DVSM-XL20U2」を購入しました。書き込み倍速が、上記ノートパソコンのそれより大幅にアップしています。書き込み速度はDVD-Rで20倍速、CD-Rで40倍速と、現在では最高に近い性能を持つ商品です。書き込み速度を上げるにはメディアの回転数を上げる必要がありますから、それに耐えられるように重量感のあるガッチリした構造をしています。 ![]() 上記の倍速の値は、1倍速の転送速度をDVD:1,350KB/s、CD:150KB/sとして記載しています。DVD-Rは20倍速、CD-Rは40倍速の能力がありますが、CDメディアとDVDメディアはそのドット密度が異なるため、実能力はDVD-Rが11.08Mbps×20=221.6 Mbps、CD-Rが1.2Mbps×40=48 Mbpsとなります。 <DVDメディアの実際> 下図はmaxell のホームページから、最新のDVDメディアをコピーしました。メディアのパッケージにも、「1~16X対応」などと書かれており、DVDドライブのデータ転送能力での倍速表示に対応しています。ドライブとメディアの倍速の値を比べてみると、ドライブの方が一歩進んでいるのがわかります。 ![]() DVDメディアを使用する場合、若干の注意が必要です。例えば、メディア側が「4倍速」対応でも、使用するドライブの転送能力が「2倍速」の場合、最大2倍速までの速さでしかデータ書込みができません。また、メディア側が「4倍速」対応で、使用するドライブの転送能力が「8倍速」の場合、8倍速で書き込もうとしてもメディア側が対応しきれず、最大4倍速までの速度でしかデータ書込みできません。 <DVDレコーダの倍速> 下図は我家のDVDレコーダ、Panasonic 「DMR-E100H」(2003年冬モデル)の高速ダビング時の倍速の説明図です。取説からスキャンしました。家電DVDレコーダでいう「倍速」は、DVDドライブの場合と少し意味が異なりますから注意が必要です。実映像時間とダビングの所要時間の比を、録画モードごとに「~倍速」という表現をします。 ![]() 上図のように、4.7GBのDVDに高画質(XPモード)で録画するとき、約1時間かけて容量一杯に記録しますが、この転送速度(4.7GB/1時間)がほぼDVDの「1倍速」に相当し、倍速の基準となります。「DMR-E100H」はXPモード4.7GBの映像を、上図のように15分で高速ダビングできますから、4倍速のドライブ能力を持っているということもできます。 (注)4.7GBの映像を1時間で録画したときの転送速度を計算すると・・・ (4.7×1000×8)÷(60×60)= 10.44Mbps、この値は正しい1倍速「11.08Mbps」と若干異なります。 「4.7GB/1時間」の転送速度は、エイヤッで1倍速といってもいいでしょうが、正しい「1倍速」より少し遅いということを認識しておきましょう。 |