ハードウェア

WindowsXPを前提に説明してあります


<ホームページの必要な部分のみ印刷する方法>
 ホームページの印刷したい部分をドラッグ(反転表示)して選択し、「ファイル」〜「印刷」をクリック 〜「印刷」ダイアログの「選択した部分」にチェック 〜「印刷」ボタンを押します。


■ 電源ボタンを押してパソコンをオフする (2008年04月07日)

 パソコン操作を終了するとき、いきなり電源ボタンを押したり、電源ケーブルを抜いたりしてはいけません、ということになっています。これはパソコン初歩で学んだ操作の基本です。多くの皆さんは「スタート」〜「終了オプション」から、手順を踏んで電源をオフしていると思います。
 ところが、急いで電源を切りたいときなど、これが結構邪魔くさい。実はWindowsXPでは、いきなり電源ボタンを押してパソコンを終了してもOKです。今回は電源オフや省電力機能など、電源に関わる話です。

<いきなり電源ボタンを押すと?>
 Windows XPパソコンでは、電源ボタンを押してもいきなり電源が切れることはありません。「シャットダウン」(shutdown)処理が自動的に始まり、安全にWindowsを終了して電源が切れます。シャットダウンとは、手順を踏んでパソコンの電源をオフすることです。
 通常、正しいとされているシャットダウン操作は、「スタート」〜「終了オプション」をクリックする手順をたどりますが、いきなり電源ボタンを押しても、これと全く同じ手順で安全に電源をオフしてくれます。

 操作中に電源ボタンを押したとき、あるいはノートパソコンのフタを閉じたときのパソコンの挙動などは、「コントロールパネル」〜「電源オプション」〜「電源オプションのプロパティ」で細かく設定できます。下図の「電源オプションのプロパティ」画面の「詳細設定」タブの「電源ボタン」の項目を見てください。「コンピュータの電源ボタンを押したとき」は「シャットダウン」が始まり、「ポータブルコンピュータを閉じたとき」は「スタンバイ」(standby)になるようにデフォルト(既定値)で設定されています。

 

 「電源ボタン」の項目右端の「下向き矢印」ボタンを押し、プルダウンメニューから「シャットダウン」「スタンバイ」の他に、「休止状態」という設定も可能です。「スタンバイ」と「休止状態」は、パソコンの省電力化のための工夫です。順を追って、省電力化の詳しい仕組みを学ぶことにします。

<スタンバイと休止状態>
 パソコンの省電力化の基本的な考え方は、作業の中断状態がある時間続くとき、パソコンへの電力供給を部分に分けて停止することです。Windowsでは、効率的な省電力化の方法を2つ考えました。「スタンバイ」(サスペンド:suspendともいう)と「休止状態」(ハイバネーション:hibernationともいう)です。
 スタンバイは作業の中断が続くとき、中断前の作業状態をメモリ(電源オフで記憶は消えます)に保存して、そのメモリへの電力供給を除いて、他のすべての電力供給を停止します。休止状態は、中断前の作業状態をハードディスク(電源オフでも記憶は消えません)に保存して、すべての電力供給を停止します。

 購入したままのパソコンをそのまま使っていて、何も操作しない時間があると、突然パソコン画面が真っ暗になったりします。この状態がスタンバイあるいは休止状態で、消費電力を抑えつつ、作業の停止・再開を迅速に行えるというメリットがあります。
 スタンバイあるいは休止状態にすることは、ポータブルでバッテリを使用するノートパソコンにおいて特に効果的です。ただし、休止状態を云々する場合は、「電源オプションのプロパティ」画面の「休止状態」タブで、「休止状態を有効する」にチェックがあることを確認しておく必要があります。

 

 スタンバイあるいは休止状態から元の状態に戻すには、改めて電源ボタンを押すことになります。この元の状態に戻すことをレジューム(resume)といいます。このレジュームは中断前の作業状態に戻るので、いちいちWindowsやアプリケーションの終了や起動を行なうよりも、かなり時間や手間を省くことができます。
 スタンバイでは、アプリケーションやファイルが開かれたままになっている(メモリ上にそのままある)ので、レジュームは短時間になされ作業の再開は簡単です。一方、休止状態からのレジュームは、ハードディスクに保存しておいた内容をメモリに読み戻すため、スタンバイからのレジュームに比べると少し時間がかかります。

<自動的に働く省電力化>
 パソコンで最も電力を消費する部品は、モニタ(ディスプレイ)とハードディスクですから、省電力化のもっと簡単な方法は、作業の中断が続くとき、モニタあるいはハードディスクへの電力供給をオフすることです。そして、モニタのオフあるいはハードディスクのオフからのレジュームは、マウスやキーボードを触るだけで元の状態に戻ります。
 この「モニタのオフ」「ハードディスクのオフ」と、すでに述べて「スタンバイ」「休止状態」の4つの状態の組み合わせで、Windowsでは体系的な省電力化の仕組みを作っています。具体的には、「電源オプションのプロパティ」画面の「電源設定」タブで、電力供給を停止するまでの時間を設定します。
 作業の中断がこの設定時間を過ぎると、そこで電源オフになります。下図は、私のパソコンの「電源設定」の例です。

 

 4つの状態の組み合わせは、さらに電源を「電源に接続」にするか、「バッテリ使用」にするに分けています。そして、これらの組み合わせ毎に、適当に「名前を付けて保存」することができます。デフォルトでは、「自宅または会社のデスク」「ポータブル/ラップトップ」「常にオン」「バッテリの最大利用」など、あらかじめ命名されているものもあります。
 上図の電源設定例の名前「常にオン」は、デフォルトの名前ですが、私のノートパソコンは殆ど商用電源に接続して使いますので、時間はすべて「なし」、すなわち、自動的な電源オフはしないように設定変更しています。
 ちなみに、パソコン使用時の消費電力は、ノートパソコンで50W程度、デスクトップパソコンで100W程度です。また、スタンバイで 2〜3W程度、休止状態(電源オフに同じ)で 1W以下の電力消費です。今はエコの時代ですから、私の「電源設定」の「常にオン」は考え直さないといけないかも?

<手動でする省電力化>
 ある一定時間パソコン操作がなければ、自動的にスタンバイや休止状態にできることは分かりましたが、思い立ったところで即刻、手動でスタンバイや休止状態にする方法もあります。私はこの方法をよく使っています。
 通常の電源オフの操作、すなわち「スタート」〜「終了オプション」ボタンをクリックすると、おなじみの下記ウィンドウが現れます。ここで、「スタンバイ」や「休止状態」ボタンをクリックすれば、直ちにそれぞれの状態に移行することができます。

 

 実は、Googleを調べている中で分かったことですが、「終了オプション」では一般には下図が現れ、むしろ上図は特殊のようです。その記述ページの一例は、ここ にあります。私の使っているFujitsuやSonyは上図、NECや自作パソコンでは下図が現れます。

  
  
 上図の「スタンバイ」@状態で「Shift」キーを押せば、下図のように「休止状態」Aに変化します。

  

 この「スタート」〜「終了オプション」から、「スタンバイ」や「休止状態」にする機能は、思い立ったときに即刻できるので便利です。私は、自動で働く「電源オプション」の省電力化は「なし」にして、この手動での「スタンバイ」や「休止状態」を便利に使っています。

<ハングアップ時の処理>
 パソコン操作をしているとき、キーボードやマウスの操作が全くできなくなることがあります。この状態を、ハングアップ(hang-up)、あるいはフリーズ(freeze:凍る)といいます。この現象は、WindowsXP以降は殆どなくなりましが、それでも万一ハングアップしたときは、「Ctrl」+「Alt」+「Delete」キーを押します。すると、下記の「タスクマネージャ」画面が現れます。タスクバーを右クリックして、「タスクマネージャ」を選択して表示することもできます。

 

 ハングアップを解消するには、上図でハングアップしたアプリケーション(応答なし)を選択して、「タスクの終了」をクリックし、そのアプリケーションを強制的に終了します。「シャットダウン」メニューから、Windowsを終了することもできます。
 「タスクマネージャ」すら現れず、にっちもさっちも行かない場合があります。そのときは電源ボタンを 4秒以上押し続け、強制的に電源を切断します。普段は使うべきではありませんが、最終手段として使用します。