メール一般

WindowsXPを前提に説明してあります


<ホームページの必要な部分のみ印刷する方法>
 ホームページの印刷したい部分をドラッグ(反転表示)して選択し、「ファイル」〜「印刷」をクリック 〜「印刷」ダイアログの「選択した部分」にチェック 〜「印刷」ボタンを押します。


■ポータブルメールソフト「nPOP」の奨め  (2010年07月07日)

 皆さんは外出先でメールを見たいときどうしていますか? 外出先のパソコンを拝借して、契約プロバイダ提供のWebメールを利用している人が多いと思います。でも、ID/PWを入力したままログアウトせずに、そのまま帰宅してしまったりしたら困りますね。
 USBメモリにメールソフト(メーラーともいいます)を入れて持ち歩く人も増えてきました。外出先のパソコンでUSBメモリのメーラーを使ってメールの送受信ができます。インストール不要のメーラーなら、出先で借りたパソコンには何の痕跡(使用履歴)も残しません。
 今回はインストール不要で、フリーのメーラー「nPOP」の便利さを紹介します。外出先でUSBメモリを利用できるパソコンを探すのは容易です。ただ、会社や公共機関など組織内において、プロキシサーバでパソコン環境を保護している場合は、外との個人メールのやり取りはできませんので注意してください。

<nPOPはインストール不要>
 nPOPの基本機能は、メールサーバにある受信前のメールをパソコンに表示してチェックする簡易メーラーです。外出先などで自分宛のメールが来ていないか、チョッと覗いたりするのに便利なソフトです。もちろん、受信メールへの返信や送信もできます。nPOPは窓の杜作者のページにあります。

 下図左側は、nPOPをダウンロード〜解凍してすぐの状態です。右側はメールサーバの設定をしたり、送受信をしたりしてファイル数が増えた状態です。この中の「nPOP.exe」が実行ファイル、すなわちnPOP本体です。

 

 上図のようにnPOPは必要な全てのファイルが一つのフォルダに存在し、フォルダごとハードディスクやUSBメモリの好きなところにおくだけでOKです。また、上右図のINIファイル(nPOP.ini)には、設定情報が保存されます。設定情報をレジストリでなく、INIファイルの保存するようになっています。
 こんなソフトを「インストール不要」ソフト、あるいは「ポータブル可能」ソフトといいます。動作させても、レジストリには何も情報を残しません。フォルダごとドラッグ&ドロップで削除してもOKです。
 インストールの意味の詳細は、ここ を見てください。

<nPOPの設定>
 nPOPの通常の使い方は、メールが来ていないかチェックすることで、下図のような簡素な基本画面になっています。アカウントの設定は、「アカウント」メニュー 〜「アカウント設定」画面で行ないます。

 

 受信サーバ(POP3)の設定は、「受信」タブで行ないます。一般のPOP3サーバの設定と同じく、POP3サーバ・ユーザ名・パスワードの3点です。受信ポート番号は、デフォルトの 110 のままでOKです。

 

 送信サーバ(SMTP)の設定は、従来とは異なる特別な設定が必要になります。外出先では自身の契約プロバイダのメールサーバを、契約プロバイダとは異なる回線経由で使うことになります。例えば、私の契約プロバイダは「eonet」ですが、出先の回線が「hi-ho」であるとすると、eonetのメールサーバをhi-hoの回線経由で使うことになります。
 迷惑メールの殆どは、こんな環境から送られます。このような場合は、2〜3年前からプロバイダの迷惑メール防止対策の規制 にかかり、メール送信においてSMTP認証とOP25B(25番ポートブロック)の2つの設定が必要になりました。この設定はメーラーに関係しません。

 まず、設定が容易な「OP25B」の設定から説明します。下左図「送信」タブで、送信「ポート番号」を 25 から 587 にします。

 

 「SMTP認証」の設定は、2つあります。設定内容はプロバイダにより若干異なりますので、設定前に契約プロバイダに聞いておいてください。
 まず、上左図「送信」タブで、SMTPサーバを認証用のサーバに設定します。一般のSMTPサーバと共用する場合もありますが、認証用のサーバを使う場合もあります。eonetの例では、一般のSMTPサーバは「smtp.eonet.ne.jp」ですが、認証用のサーバは「smtpauth.eonet.ne.jp」となります。
 次に、送信のためのID/PWの設定です。上左図の「SMTP認証」にチェックを入れ、その右の「設定」ボタンを押します。上右図の「SMTP認証」画面で、送信用のID/PWの設定をします。このID/PWは、POP3用のそれを併用するのが普通です。

<nPOPの使い方の基本>
 nPOPの使い方の基本は、外出先などでメールが来ていないか気軽にチェックすることです。nPOPを起動して「新着チェック」ボタンを押すと、下図のようにメールサーバから、件名・差出人・日付などのヘッダ情報だけを一覧表示します。(この時点ではメールは受信していません)



 普通のメーラーは、とりあえず全てのメールを受信してからあれこれしますが、nPOPはちょっと目指す目的が違います。外出先などではヘッダ情報の一覧から、必要なメールだけを受信し、当面読む必要がないメールはそのままにしておくことができます。
 nPOPでメールを読むには、ヘッダ情報の一覧(上図ではメールは1つしかありませんが・・・)から、見たいメールをダブルクリックしてダウンロードし、下図の「メール表示」画面で見ます。(この時点でメールを受信します)

 

 ヘッダ情報一覧で、クリップマークが付いているメールには添付ファイルがあります。添付ファイルを見るには、クリップマークが付いているメールを選択して、「メール」メニュー 〜「受信用にマーク」、その後「マークを実行」ボタンを押します。「メール表示」画面の「編集」メニューの最下段に添付ファイルが表示されます。

<nPOPの使い方の詳細>
 nPOPは、もちろん返信や送信もできます。nPOPの使い方の詳細を知るには、nPOPをダウンロード〜解凍して得られるフォルダ内の「readme_jp.txt」を見てください。

 メールを返信するには、返信するメールを選択して「メール」メニュー 〜「返信」〜「送信情報」画面で「ON」、「メール編集」画面で返信文を作り「直ちに送信」ボタンを押します。
 新しいメールを送信するには、「メッセージの作成」ボタンを押して、「送信情報」画面で「宛先」と「件名」を入力して「ON」、「メール編集」画面で送信文を作り「直ちに送信」ボタンを押します。

 さて下図で「yytomy」の表示がありますが、ここはメールサーバのヘッダ情報を一覧表示します。その右端の「▼」をクリックして「保存箱」と「送信箱」に切り替えることもできます。それぞれは次のような使い方をします。

 

・「保存箱」・・・受信メールを保存する場所。メールをここに保存すれば、サーバから削除しても再度読むことができます。保存したいメールを選択して、「メール」メニュー 〜「保存箱へコピー」します。
・「送信箱」・・・送信済み、編集途中のメールを保存する場所。送信済みメールは自動的にここに保存されます。

 メールを受信してもサーバの内容を意図的に削除しない限り保存されたままですから、後に他のメーラーでメールを受信することも可能です。メールの削除には「一覧から削除」と「サーバから削除」の2種類あります。
 一覧から削除するには、削除したいメールを選択して、「メール」メニュー 〜「一覧から削除」します。この操作ではサーバ上のメールはそのままで、一覧からのみ削除します。ここで削除したメールを再度読むには、「アカウント」メニュー 〜「新着取得位置を初期化」で、先頭位置から一覧を再取得できます。
 サーバから削除するは、削除したいメールを選択して、「メール」メニュー 〜「削除用にマーク」を付加して、「マークを実行」ボタンを押します。保存しておきたい場合は、削除を行う前に保存箱にコピーしてください。

<リモートメールとして利用>
 メールを使っていて次のような、思わぬトラブルが発生することがあります。「容量の大きなメールを受信できない!」、 「特定のメールを受信中にエラーが出る!」、 「何度受信してもサーバに残ってしまうメールを削除したい!」など。nPOPを使えばメールを受信せず、サーバの中のこれらのメールを直接削除することもできます。

 nPOPは件名・差出人・日付などのヘッダ情報だけをサーバから取って来てくれるので、届いたメールの内容が受信せずにわかります。それを見ながら、実際に内容を見たいメールはダウンロードし、削除したいものはサーバ上から削除し、それ以外はそのままということができます。
 このようなメールの操作方法を、一般に「リモートメール」と呼びます。リモートメールによってメールをサーバから削除すると、二度と受信することができないので十分に注意してください。nPOPの他に、リモートメールとしては次のようなものがあります。
 Becky!の「リモートメールボックス」、Shurikenの「サーバから選んで受信」、秀丸メールの「リモートメール」、EdMaxの「選択して受信」などです。