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WindowsXPを前提に説明してあります


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■ 無線LAN(2)−手動設定 (2006年09月05日)

 先のエントリー「無線LANの導入と自動設定」で、「メーカー独自の自動設定ツールを使えば、無線LANの設定は簡単になりました」と書きましたが、そう簡単には問屋がおろさない場合も多いようです。
 今回は、主に無線LANの手動設定を見ていきます。

<無線LAN設定の復習>
 まず、無線LAN設定の基本を復習します。無線LANの設定の基本は、次の3つのStep を踏むことでした。
 Step1. 無線LANアダプタのドライバのインストール
 Step2. 無線セキュリティ(SSIDと暗号化キー)の設定
 Step3. インターネット接続(ユーザーIDとパスワード)の設定
 
 この3つのStep の設定順序も上記の通りになります。ただ、Step1 とStep3 の設定は簡単ですから、今回もStep2 の話を続けます。 
 Step2では、無線アクセスポイントと無線アダプタが同じメーカーのものであれば、BUFFALOの「AOSS」のようなメーカー独自の自動設定ツールが利用できることを、先のエントリーで学びました。ただ、自動設定ツールで設定されたネットワークに、手動設定によるパソコンの追加はできません。手動設定をするには自動設定を解除してから、無線アクセスポイントと全てのパソコンを手動で設定し直す必要があります。

 また、Step2のセキュリティ設定は、WindowsXPが標準サポートしていることもすでに何度も触れました。無線アダプタと無線アクセスポイントが別のメーカーのときや、一部の無線アダプタ内蔵のノート型パソコンなどでは、Step2でこのWindowsXPのセキュリティ機能を利用して手動設定する必要があります。手動設定の知識があれば、会社での無線LANの利用や、近頃人気の「公衆無線LANサービス」を利用することもできます。

<WindowsXP標準のユーティリティ>
 「コントロールパネル」の「ワイヤレスネットワーク接続」が、WindowsXPが標準サポートを始めたセキュリティ設定のためのユーティリティです。もう少し正確には、そのプロパティ画面の「ワイヤレスネットワーク」タブが、このユーティリティのメイン画面で、それを下図に示します。

 WindowsXPが SP1以前〜SP1〜SP2とアップグレードされる度に、セキュリティ設定のユーティリティもバージョンアップされてきました。
 ここでは、WindowsXP SP2のセキュリティ設定手順 を紹介します。

@無線アダプタを装着してパソコンをオンすると、タスクトレイに「ワイヤレスネットワークが検出されました」のメッセージが出るので、これをクリックします。あるいは、タスクトレイの「ワイヤレス ネットワーク接続」アイコンを右クリックし、「利用できるネットワークの表示」をクリックします。
A「ワイヤレスネットワーク接続」の画面が開きます。接続する無線アクセスポイントのネットワーク名(SSID)を選択して「接続」をクリックし、(セキュリティのないまま)取り敢えず接続します。
(注)この時点で、無線アダプタのSSIDが、無線アクセスポイントのSSIDと同じ値に設定されます。無線アクセスポイントのSSID は、工場出荷時に初期設定されており、その値は本体側面あるいは底面に記載があります。取説を参照ください。
B左欄「関連したタスク」の「詳細設定の変更」をクリックして、「ワイヤレスネットワーク接続のプロパティ」画面を開きます。「ワイヤレスネットワーク」タブ(上図に同じ)の「優先ネットワーク」で、接続する無線アクセスポイントを選択し、「プロパティ」をクリックします。
C「(SSID名)のプロパティ」画面が開きます。暗号化キー関連の入力をして、「OK」〜「OK」。(暗号化の強さは AES、TKIP、WEP の順です)
 ・「ネットワーク認証」:「WPA-PSK」
 ・「データの暗号化」:「AES」
 ・「ネットワークキー」:8〜63桁の英数字(0〜9, a〜z, A〜Z, 特殊記号)

 以上でStep2のセキュリティ設定は終わりです。改めて付近の無線アクセスポイントを検索すると、先ほどの無線アクセスポイントが、「セキュリティの設定が有効なワイヤレスネットワーク」になっているのが確認できます。
 これをダブルクリックで選択し、暗号化キーの入力画面で「ネットワークキー」を入力すれば、セキュリティの安全な無線アクセスポイントとして接続できます。

<メーカー提供の設定ツール>
 ここまで、メーカー独自の簡単自動設定ツール利用とWindowsXP標準のユーティリティ利用の、2つのセキュリティ設定法を見てきました。では、無線LAN設定ツールは、メーカーの設定ツールとWindowsXP標準のユーティリティをどのように使い分けたらいいのでしょうか。
 無線アクセスポイントと無線アダプタが同じメーカーのもので、とにかく簡単に自動接続をしたいときはメーカーの自動設定ツールを利用する、無線アダプタ内蔵パソコンで設定ツールがある場合はそれを利用する、その他の場合はWindowsXP標準のユーティリティを利用する、というのが正解のようです。
 ちなみに、無線アダプタ内蔵パソコンでは、セキュリティ設定ツールがインストールされたものと、そうでないものがあります。例えば、私が最近買ったFujitsu BIBLO NB40Sでは、「Mr.WLANer」という設定ツールがインストールされています。また、私の子供が使っている軽量PortableのPanasonic Let's Note CF-Y2F には、この種の設定ツールはありません。

@BUFFALO「クライアントマネージャ3」の例
 「クライアントマネージャ3」のメイン画面は、下記のように3つのタブからなっています。BUFFALO社によれば、一般の無線アダプタ内蔵パソコンでも、「プロファイル」タブから「AOSS」を利用して簡単設定ができるということのようです。勿論、Windowsのバージョンに関係なく、一般の無線LAN接続ツールとしても使えるようです。(若干使いづらい?)

AFujitsu 「Mr.WLANner」の例
 Fujitsu BIBLO NB40S には、無線LANアダプタが内蔵されそのドライバとともに、下図のような「Mr.WLANner」(Wがサイレントで、ミスター・ランナーと読むそうです)という設定ツールがインストールされています。

 ここで、無線LAN設定ツールの混在について注意を喚起しておきます。同じ目的の設定ツールは、一般には同居できませんということです。
 BUFFALOの「クライアントマネージャ3」は、WindowsXPへインストールすると、WindowsXPの標準のユーティリティが使用できなくなります。(ワイヤレスネットワーク接続のプロパティで、「ワイヤレスネットワーク」タブが自動的になくなります)
 また、Fujitsuの「Mr.WLANner」のセキュリティ機能は、WindowsXP標準のユーティリティに優先し、WindowsXPのそれは機能しないということのようです。(WindowsXP標準のユーティリティも見かけ上は、ちゃんと働いているように見えますが・・・)
 逆に、WindowsXP標準のユーティリティを使用する場合は、 クライアントマネージャ3や、Mr.WLANner をアンインストールする必要があります。

<公衆無線LANサービス>
 外出先で、公衆無線LANサービスを利用する人が増えてきました。この無線LANの接続速度はADSL並みの4〜20Mbpsもあり、PHSや携帯電話より100倍以上も速い。
 このサービスを利用するには、まず「公衆無線LANサービス」の契約が必要です。空港、駅、ホテル、ファーストフード店、喫茶店など、現在では国内で1万ケ所以上のアクセスポイントで利用できるそうです。
 主な公衆無線LANサービスには、ホットスポット(NTTコム)、Mzone(NTTドコモ)、フレッツスポット(NTT東西)、BBモバイルポイント(日本テレコム)、Livedoor Wireless(ライブドア)などがあります。費用は月額1,000円前後が多いようです。
 また、公衆無線LANのアクセスポイントには無料で使えるものもあります。ホテルや喫茶店のオーナーが顧客サービスのために設置しているものです。このようなアクセスポイントを「フリースポット」といいます。

 なお、パソコンを屋外で使う場合は、IEEE 802.11a準拠(5GHz帯)の電波は法律で使用が禁止されています。病院や飛行機内、その他電子機器使用の規制がある場所では、あらかじめ無線LANの電波を停止してください。一般にはソフト的に電波をとめることもできますが、Fujitsu BIBLO NB40Sには下記のような、機械スイッチで電波の発信を止める機能もついています。

 また、無線LAN内蔵パソコンのアンテナは、パソコン本体上面に内蔵されています。無線LANで通信中はアンテナ部分に極力触れないでください。通信性能が低下する場合があります。