■ Outlook Express の印刷設定の不思議 (2009年06月12日)
「Outlook Expressのメール本文を印刷すると、用紙左側に余白がなく穴あけすると文字が見えなくなる」、「Outlook Expressのメール本文を印刷すると、ある日突然フォントサイズが大きくなった!」というような話をよく聞きます。いろいろ調べてみると、Outlook
Express とInternet Explorerの不思議というか、奇妙な関係に遭遇します。
今回はOutlook Expressの印刷設定において、Internet Explorerとの関係を探ります。バージョンによって様子が異なりますので、以下の説明は当分の間 Outlook Express 6.0、Internet Explorer 6.0 ということにします。ちなみに、バージョンは「ヘルプ」メニュー 〜「バージョン情報」から確認できます。
<Outlook Expressの印刷時の余白>
Outlook Expressのメール内容を印刷すると、用紙左側に穴あけするための余白がなく、この余白を広くしたいときがあります。しかし、「ファイル」メニューには「ページ設定」とか、「印刷プレビュー」いう項目がありません。
それは何故でしょうか? Outlook ExpressはInternet Explorer付属のメールソフトで、かつInternet Explorerと一体となっているからです。設定項目の多くがInternet Explorerに依存しているのです。Outlook Expressは単独にインストールしたり、アンインストールすることもできません。メール印刷時の 余白はInternet Explorerの余白の設定に依存 しているのです。
Internet Explorerの「ファイル」メニュー 〜「ページ設定」で、下図が現れます。右下「余白」の項目で、左、右、上、下をミリ単位で入力してOKボタンを押します。この操作で、Internet
ExplorerおよびOutlook Expressの内容を印刷するときの余白が決まります。

<Outlook Expressの印刷時の文字の大きさ>
Outlook Expressの印刷時の文字の大きさは、受信メールの読み取り形式により様子が異なります。まず、Outlook Expressの「ツール」メニュー 〜「オプション」〜「読み取り」タブで、下図のように「メッセージはすべてテキスト形式で読み取る」にチェックがない(既定値)ときの話です。

Outlook Expressの「受信トレイ」のメール本文をディスプレイで見ているとき、メール本文を印刷したとします。Outlook Expressの「ファイル」メニュー
〜「印刷」からメール本文を印刷すると、あら不思議? ディスプレイに表示されている文字の大きさと印刷されるフォントサイズが必ずしも一致しません。
Outlook Expressではディスプレイに表示されている文字の大きさとは無関係に、メール本文を印刷するときの文字の大きさは、Internet
Explorerの文字サイズの設定に依存 するのです。Outlook Expressで印刷するときの文字の大きさを決めるには、Internet
Explorerの「表示」メニュー 〜「文字のサイズ」で、「小」や「大」を設定する必要があるのです。
さて、Outlook Expressの「受信トレイ」などのメール本文をディスプレイ上で見るとき、文字の大きさを変えたいときがあります。そんなときは下左図に示すように、Outlook
Expressの「表示」メニュー 〜「文字のサイズ」で、「小」や「大」などをクリックします。

このとき、「Ctrl 」キーを押したまま、本文の中にマウスポインタを置きスクロールボタンを転がすと、表示される文字の大きさを「文字のサイズ」の「最小」から「最大」まで変えることができます。
◇受信メールの読み取りをテキスト形式に設定すると!
オプションの「読み取り」タブで 「メッセージはすべてテキスト形式で読み取る」にチェックをつけると、チョッと様子が異なります。上右図のように「文字のサイズ」の項目がグレイになって設定できなくなります。この場合は、「読み取り」タブの最下段にある「フォント」ボタンから「フォントサイズ」を設定することができます。
また、このとき「Ctrl 」キーを押したまま本文の中にマウスポインタを置きスクロールボタンを転がすと、表示される文字の大きさを「文字のサイズ」の「最小」から「最大」を超えて、広範囲に変えることができます。
いずれにしても、Outlook Expressの印刷文字の大きさは、ディスプレイに表示されている文字の大きさとは無関係に、Internet Explorerの設定に依存します。あぁ、ややこしい!
<Outlook Express 6.0、Internet Explorer 7.0の場合>
今までの説明は、WindowsXP Outlook Express 6.0 Internet Explorer 6.0 の場合の話でした。Outlook
Expressのバージョンは6.0のままで、Internet Explorerのバージョンを7.0にアップグレードした場合も調べてみました。
Internet Explorerはバージョン6.0までは、Outlook Expressと一体のソフトでしたが、Internet Explorer
7.0は独立したソフトになったようです。メールソフトOutlook Expressは含まれていません。Internet Explorerを6.0から7.0にバージョンアップしても、Outlook
Expressは従来のまま使えます。
Outlook Express 6.0 Internet Explorer 7.0 の場合も、印刷時の文字の大きさは、受信メールの読み取り形式により様子が異なります。まず、Outlook Expressの「ツール」メニュー 〜「オプション」〜「読み取り」タブで、「メッセージはすべてテキスト形式で読み取る」にチェックがない(既定値)ときの話です。
この場合も、メール印刷時の余白はInternet Explorerの余白の設定に依存しています。また、メール本文を印刷する場合も、印刷される文字の大きさはディスプレイに表示される文字の大きさとは無関係に、Internet
Explorerの「文字のサイズ」の設定に依存しています。やはり、Outlook ExpressはInternet Explorerとの関連が残っているようです。
また、メール本文をディスプレイで見ているとき、「Ctrl 」キーを押したまま本文の中にマウスポインタを置きスクロールボタンを転がしても、文字の大きさを変えることができません。ここはInternet Explorer 6.0の場合と異なります。
◇受信メールの読み取りをテキスト形式に設定すると!
オプションの「読み取り」タブで、「メッセージはすべてテキスト形式で読み取る」にチェックがあるときは、Internet Explorer 6.0の場合と若干様子が異なります。このときの印刷はInternet
Explorerの文字のサイズの設定に依存しません。「読み取り」タブの「フォント」ボタンから「フォントサイズ」で設定した大きさに印刷されます。益々、ややこしい!

また、このとき「Ctrl 」キーを押したまま、本文の中にマウスポインタを置きスクロールボタンを転がすと、「文字のサイズ」の「最小」から「最大」を超えて、表示される文字の大きさを広範囲に変えることができます。ただ、印刷した文字の大きさは、「読み取り」タブの「フォント」ボタンから「フォントサイズ」で設定した大きさで印刷されます。
ちなみに、Windows Vistaの場合も調べてみました。Windows VistaではメールソフトがOutlook Expressから「Windowsメール」に変わり、Internet
Explorerは当初からバージョン7.0がインストールされています。結果はOutlook Express 6.0、Internet Explorer
7.0の場合に同じでした。
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