ソフトウェア

WindowsXPを前提に説明してあります


<ホームページの必要な部分のみ印刷する方法>
 ホームページの印刷したい部分をドラッグ(反転表示)して選択し、「ファイル」〜「印刷」をクリック 〜「印刷」ダイアログの「選択した部分」にチェック 〜「印刷」ボタンを押します。


■ WORDによる年賀状文面の作成 (2009年02月01日)

 年明けに「年賀状文面の作成」というのも時季はずれですが、先回「Word によるはがき宛名印刷」について書きましたので、ついでにWord による年賀状などの絵つき文面を作成する方法をまとめてみました。絵つきはがきは年賀状だけでなく、暑中見舞い、催物の案内、転宅挨拶などの文面作成にも使えます。
 Word の基本操作ができれば、宛名の差し込み印刷に比べて文面の作成はかなり簡単です。Word の初歩的な操作と、プラス「テキストボックス」と「画像の貼り付け」の知識さえあれば、これが必要なWord テクニックのすべてです。

<はがき文面印刷ウィザード>(Word 2003で説明します)
 絵つきはがきの文面を作成するには、Word の「はがき文面印刷ウィザード」を利用するのが便利です。「ツール」メニューから「はがきと差し込み印刷」〜「はがき印刷」で、「宛名面/文面の選択」画面が現れるので、「文面の作成」を選択します。
 「はがき文面印刷ウィザード」が起動し、流れに沿って「次へ」ボタンで、各選択画面の印を順次進みます。「文面の種類」〜「レイアウト」〜「題字」〜「イラスト」〜「あいさつ文」の順に適宜与えられた内容から選択します。「差出人情報」で必要なら、「差出人を印刷する」のチェックボックスをオンにしてデータを入力します。

 

 最終の「完了」ボタンで、下図のような年賀状サンプルがアッという間にできてしまいます。

  

 この年賀状サンプルの「あいさつ文」を見ると、文字の座りがチョッと気になります。「謹んで新春のお祝辞を申し上げます」は、2行目の「す」を1行目にしたい、「皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします」は、1行目最後の「い」は2行目にしたいところです。文字のフォントを変えたり、大きさをもう少し大きくしたいと思う人もいるかもしれません。
 この年賀状サンプルは、「テキストボックス」と「画像の貼り付け」というWord の基本機能だけでできています。後は、この2つのテクニックを使って、修正・変更・追加などをするだけです。

<文字とテキストボックス>
 年賀状の文面では、題字・あいさつ文・差出人など文字のフォントやレイアウトにかなり気を配る必要があります。このような場合、Word を起動して直に文字を入力するのではなく、あるまとまった文字全体の微妙な位置調整を容易にするために、一般に「テキストボックス」が使われます。
 この年賀状サンプルの文字配置も、テキストボックスを利用しています。下図の年賀状サンプルを例にテキストボックスを操作してみましょう。

  

 年賀状サンプルで年号を含むあいさつ文の任意の場所をクリックすると、上左図のように短斜線と8つの○でできた枠が現れます。これはテキストボックスで作られており、文字の入力や修正が可能(枠内にカーソルがあることに注目)であることを示しています。差出人の郵便番号、住所、氏名、電話番号も、それぞれ個別にテキストボックスで作られています。また、枠内のフォントの種類や大きさの変更、または文字の修正や追加などは、Word の一般的な操作と全く同じです。

 ここで枠そのものをクリックすると、上右図のように枠がドットと8つの○でできたものに変わります。この状態は、テキストボックス全体を画像のように扱う(枠内にカーソルがないことに注目)ことを意味しています。この枠を任意の大きさに拡大・縮小でき、あるいは枠ごと任意の場所にドラッグして移動することができます。
 具体的には、○印のところにマウス当てると、マウスの形状が両方向に矢印の付いたものに変わり、ここでドラックすれば枠全体の拡大・縮小ができます。○印以外の枠にマウス当てるとマウスの形状が十字矢印に変わり、ここでドラックすれば枠全体を任意の場所に移動することができます。この枠の移動は数mmごとの段階的な移動しかできませんが、「Altキーを押しながらドラッグすると、無段階の微妙な移動も可能になります。

<画像と図の書式設定>
 今度は年賀状サンプルで、牛(丑)のイラストをクリックしてみましょう。下左図のように画像の周りに8つの○ができますが、この状態は画像を選択したことを意味しています。先に、テキストボックスを画像のように扱ったときと同じように、選択した画像は拡大・縮小や、ドラッグして移動することができます。
 下右図は、あいさつ文と牛のイラストを互いに移動し、あいさつ文のスタイルを整え、かつ差出人の住所の文字を少し大きくしてみました。画像やテキストボックスの移動、テキストボックス内の文字の修正などはいとも簡単です。

  

 牛の画像を選択して「削除」し、年賀に相応しい他の画像や、お正月用にとっておきの家族写真などを、保存場所から「コピー」して、ここに「貼り付け」することも可能です。
 また、この年賀状サンプルの題字の「頌春」は、ここでは画像として扱っています。「頌春」を選択して「削除」し、「縦書きテキストボックス」を使って、「謹賀新年」などに変更することもできます。

 イラストや写真などの画像を扱うときに、この画像の上に(画像に重ねて)文字を書きたいときがあります。このようなとき画像を右クリックして、ポップアップメニューから「図の書式設定」を利用します。下図のように「図の書式設定」ウィンドウの「レイアウト」タブで、「折り返しの種類と配置」の「背面」を指定すると、画像が文字の背面に配置され文字を全面に出すことができます。

 

 また、画像によっては選択したとき、周りの8つの○が■になるものがあります。この場合は「レイアウト」タブの「折り返しの種類と配置」が「行内」になっており、画像を任意の場所に移動できません。このとき「行内」以外を指定すると、■が○に変わり任意の場所にドラッグして移動できるようになります。

<ウィザードによらない文面作成>
 年賀状など絵つきの文面作成のテクニックは、Word の初歩的な操作と、プラス「テキストボックス」と「画像の貼り付け」の知識がその全てであると述べてきました。文字入力にテキストボックスを使わず、画面に直に入力することもできますが、微妙な配置やレイアウトの調整がきわめて難しくなります。
 文字入力にテキストボックスを使えば、真っ白なはがきにキレイナなレイアウトで、文面を作成することはさほど難しくありません。この項では「テキストボックス」と「画像の貼り付け」の機能を使って、「ウィザードによらない文面作成」の考え方を一通り述べることにします。

1. 用紙の設定:Word 文書を「ハガキ」サイズにします
 「ファイル」メニュー 〜「ページ設定」から、「ページ設定」ウィンドウを開きます。「用紙」タブで、用紙サイズを「ハガキ」にします。次いで「余白」タブで、余白を適当な数値(10mm前後)にして、印刷の向きを「縦」にし「OK」をクリックします。

 

2. 文字の入力:文面にテキストボックスを作り、文字を入力します
 「図形描画」ツールバーの「テキストボックス」ボタンをクリックし、マウスをドラッグしてテキストボックスの大きさを決めます。このとき「描画をここに作成します」と書かれた枠(描画キャンパス)が出ますが、「Esc」キーを押してこれを消去(無視)し、テキストボックス内に文字を入力します。
 その後、枠内のフォントの種類や大きさの変更、または文字の修正や追加したり、枠ごとの拡大・縮小や、任意の場所にドラッグして位置調整をします。

3. 画像の貼り付け:文面にイラストや写真を貼り付けます
 年末の本屋に山と積まれる「年賀状作成本」などに付属するCD-ROMのイラストや、デジカメで撮ったお気に入りの写真などを、はがきの文面に簡単に取り込むことができます。画像を取り込むにはいろんな方法がありますが、一般には目的の画像を選択して「コピー」した後、貼り付け場所を指定して「貼り付け」の操作をします。
 ただ、Word など Microsoft Office では、前以てクリップアートが用意されており、必要ならこれをクリックするだけで簡単に取り込めるようになっています。「図形描画」ツールバーから「クリップアートの挿入」ボタンをクリックします。(「挿入」メニュー 〜「図」〜「クリップアート」をクリックしてもよい) <参考2:クリップアートの扱い> を参照してください。
 その後、画像は拡大・縮小や、ドラッグして移動することができます。

<参考1:テキストボックスの扱い>
 あるまとまった文字を画面の任意の位置に配置したいとき、テキストボックスを使うと便利です。テキストボックスは「標準」ツールバーの「図形描画」ボタンから、下図のような「図形描画ツールバー(「テキストボックス」ボタンのあるツールバー)を表示して利用するのが便利です。
 (図形描画ツールバーは一般には画面下方に現れますが、ここでは上方に移動してあります。また、テキストボックスには横書きと縦書きがありますが、ここではいずれも「テキストボックス」と表現しました)

 
 マウスで「テキストボックス」ボタンをクリックしたとき、「描画をここに作成します」と書かれた枠(描画キャンパス)が現れますが、「Esc」キーを押してこれを消去しましょう。 描画キャンパスはパソコン初心者には不要な(お節介な)機能です。次に、マウスをドラッグしてテキストボックスを作ります。このテキストボックスには一般に枠線が付きますが、これも消しておきましょう。
 それにはテキストボックスの枠を右クリック〜ポップアップメニューから、「テキストボックスの書式設定」をクリックします。「テキストボックスの書式設定」画面の「色と線」タブで、「線」の「色」欄の右隅にある▼をクリックし「線なし」を選択します。「塗りつぶし」の「色」も「塗りつぶしなし」にすると、文字の背景色がなくなり画像の上に文字を載せられます。

 

<参考2:クリップアートの扱い>
 クリップアートとは、文章の挿絵やWeb ページのアクセントとして用いられる、小サイズの画像データのことです。Microsoft Office では、イラスト、写真、サウンドなどが、前以てクリップアートとして準備されており、簡単に挿入できるようになっています。
 Word 2003 では、「図形描画」ツールバーから「クリップアートの挿入」ボタンをクリックします。(「挿入」メニュー 〜「図」〜「クリップアート」と辿ってもよい) 下図のような作業ウィンドウ「クリップアート」が表示されます。ここで検索ボックスに、例えば「丑」と入力して「検索」すると多くのイラストが表示され、いずれかをクリックすると直ちにWord 文書に取り込まれます。

  

 一般のクリップアートは、素材集としてインターネット上でも配布されています。例えば、ネット上ではMicrosoftclipart factoryclipart.jp などの無料クリップ アートサイトがすぐに見つかります。