ソフトウェア

WindowsXPを前提に説明してあります


<ホームページの必要な部分のみ印刷する方法>
 ホームページの印刷したい部分をドラッグ(反転表示)して選択し、「ファイル」〜「印刷」をクリック 〜「印刷」ダイアログの「選択した部分」にチェック 〜「印刷」ボタンを押します。


■ PDFファイル (2005年10月08日)

 最近のパソコンや関連製品の説明書は、冊子のマニュアルが省略され、CD-ROMに「PDF」の形で収められていることが多くなりました。また官公庁がWebサイトで公開する文書も、今やその多くがPDFファイルになっています。
 PDF(Portable Document Format)ファイルは、画像処理ソフト「Photo Shop」で有名な Adobe社が開発したファイルフォーマット規格です。このPDFファイルは、無料のAdobe Reader(Version5.x までは Acrobat Readerと言っていました)で文章を表示できます。
 PDFファイルは以下に示すように、高い表示再現性、コンパクトなファイルサイズ、強固なセキュリティ などの特徴があり、特にインターネット上の配布には最適な形式といえます。

高い表示再現性
 コンピュータに Adobe Reader さえインストールされておれば、Windows,Mac,UnixなどのOS(基本ソフト)の種類に関係なく、PDFファイルを表示できます。また、WordやExcel に限らず、PowerPoint や一太郎などで作成したファイルを配布するとき、相手側にも同じソフトは必要ですが、これをPDFファイルに変換すればで誰でも見ることができます。

コンパクトなファイルサイズ
 PDFはコンパクトなファイルサイズに保つことができるので、文書のコンテナとしても最適です。元ファイルの種類にもよりますが、1/10前後のサイズにまで圧縮できます。PDFがインターネットや通信に活用される理由はここにあります。

強固なセキュリティ
 配布した資料を勝手に改変したり、流用したりするのを防ぎたい用途もあります。PDFファイルなら、ファイルを開く、編集する、コピーする、印刷するなどを制御できる仕組みを持っており、官公庁のWebサイトなどでよく使用される訳です。

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 さて、PDFファイルの便利な利用法を2つ紹介します。

<液晶画面でPDF文書をキレイに見る>
 多くの液晶ディスプレイでは、PDFファイルの文字は薄くて見えにくい場合があります。そのときは Adobe Reader を起動し、「編集」メニュー 〜「環境設定」で、「文字のスムージング」の チェックを外し「OK」をクリックします。文字に若干のジャギーが出ますが、変更前に比べてはるかに読みやすくなります。

<WORDにコピー&貼り付ける>
 一般のPDFファイルは、利用の便を考えてセキュリティは緩やかで、PDF文書のテキストや画像をクリップボードにコピーして、WORDなど別のアプリケーションに貼り付けることができます。
 テキストをコピーするには、「テキスト選択ツール」を使って、対象のテキストをドラッグなどで反転表示し、「編集」メニュー 〜「コピー」から、目的の場所に「貼り付け」ます。
 画像などをコピーするには、「グラフィック選択ツール」を使って、画像を含む任意の周囲をドラッグし、「編集」メニュー 〜「コピー」から、目的の場所に「貼り付け」ます。

(注)Version6.0以降、ツールの名称と使い方が少し変更されています。即ち、「テキスト選択ツール」→「選択ツール」、「グラフィック選択ツール」→「スナップショットツール」と名称が変わり、「スナップショットツール」はドラッグするだけでクリップボードにコピーされます。

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 また、近頃では PDFの仕様は一般に公開され、フリーのPDF作成ツールも登場し、「見る」だけから「作る」ものへと認識が変わりつつあります。

<PDF作成ソフト>
 PDFファイルを作成するには専用のソフトが必要です。かっては「Adobe Acrobat」が唯一の作成ソフトでしたが、現在は様々な作成ソフトが目的や予算に応じて選べるようになりました。少し例示します。
 ・Adobe Acrobat 7.0
  Professional,Standard,Elements の3種類があります。
 ・いきなりPDF Professional 2
 ・クセロPDF
 Adobe Acrobat 7.0 Professional,またはStandardは機能豊富な業務用であり、Acrobat 7.0 Elements と いきなりPDF Professional 2 は有料の個人用、クセロPDF と PrimoPDF は個人用フリーソフトです。

<PDFファイルの作成>
 いきなりPDF Professional 2 や クセロPDF などの個人ユースのものは、まずPDF作成ソフトを仮想プリンタとして登録します。登録といっても特別なことをする必要はなく、これらソフトをインストールすれば勝手に仮想プリンタとして登録されます。見かけ上、プリンタの数が増えた状況になります。
 そして、印刷のときと同じ操作をしてPDFファイルを作成します。即ち、アプリケーションソフトの「ファイル」〜「印刷」から、プリンタ名として例えば「クセロPDF」を選択して、「印刷」ボタンをクリックするだけです。アプリケーションに印刷機能さえあれば、どんなデータでも PDFファイルにすることができます。

<セキュリティの設定>
 PDFファイルのセキュリティ設定も、プリンタの各種設定と同じ要領でします。クセロPDFの例を示します。プリンタ名に「クセロPDF」を選び、そのプロパティから「セキュリティ設定」タブで設定します。
 暗号化設定、パスワード、印刷や編集の制限、コピー&ペースト制限などのセキュリティ設定ができます。ただし、一般の個人ユースの利用目的は、「高い表示再現性」と「コンパクトなファイルサイズ」ですから、セキュリティ設定は何もしない方がいいでしょう。

<まとめ−いずれは空気になる?>
 Mac OS X では、すでにシステム標準のフォーマットとしてPDFを採用しています。人気のオープンソースソフト「OpenOffice.org」も、独自のPDF作成エンジンを搭載、作成した文書をそのままPDFとして書き出せる機能を標準装備しています。
 JPEGやMPEGといったマルチメディア関連の規格が、既に "空気" のような存在になったことを考えれば、仕様が公開されているPDFも、Windowsにおいて、あって当たり前という存在になる日も近いでしょう。