■ Vista のフォルダ操作 (2009年09月09日)
Windows Vista を初めて操作するときまず戸惑うのが、今まで長い間使い慣れ親しんできたフォルダ名がVistaで大きく変わったことです。一つは、「マイコンピュータ」「マイドキュメント」「マイピクチャ」などのフォルダ名から、接頭語「マイ」がなくなりました。(Windows7では復活?)
もう一つは、アカウント(ユーザー名)ごとのドキュメントデータや設定情報を格納するフォルダ「Documents and Settings」が、Vista
では「ユーザー」に変わりました。フォルダ名の変更と相俟って、フォルダ構成も分かりやすくなり、操作画面もXPから大きく変わりました。
Vista についての話は遅きに失した感がありますが、このフォルダ操作と次回に述べる電源管理の基本的なことを押えておけば、Vista とそれに続く
Windows7の基本操作も間違うことはないと思います。
<Vista のフォルダ名>
下図はVista のDVD-ROMからVista のみをインストールした直後に、「スタート」ボタン を押したときのデスクトップ画面です。一般のアプリケーションのインストールがない状態では、デスクトップのアイコンは「ごみ箱」しかありません。
ただ、メーカー製パソコンを購入した場合は、メーカー独自のアイコンやプロバイダ接続用のアイコンなどがデスクトップに並んでいます。一般にはすべて不要の長物(私はそう考えます)ですので、これらを削除してデスクトップをスッキリさせることをお奨めします。これらはすべてショートカットですので、削除してもプログラム本体は削除されません。

Vista を初めて操作するときまず戸惑うのは、XPで使い慣れた「マイコンピュータ」「マイドキュメント」「マイピクチャ」などのフォルダ名が、Vista
では夫々「コンピュータ」「ドキュメント」「ピクチャ」というように、接頭語「マイ」がなくなっていることです。
その他のフォルダ名も、若干変わっています。主な名前の対応表を下記に記します。

ちなみに、XPのメールソフトOutlook Express は、Vista では「Windowsメール」と名前が変わっています。ユーザーからは見えませんがそのフォルダ構成も大きく変わり、「メールメッセージの最適化」の概念はなくなりました。ただ、使い方は従来のOutlook Express とほとんど変わりません。
<Vista のフォルダ構成>
Vista で大きく変わったフォルダ名のもう一つは、アカウント(ユーザー名)ごとのドキュメントデータや設定情報を格納するフォルダが、「Documents and Settings」から「ユーザー」に変わったことです。このフォルダはユーザーごとのプロファイル(注参照)を格納するもので、Windows2000,XPから採用されています。ここで、改めてユーザープロファイルの意味も復習しておきましょう。
下図は左ペインを「フォルダ」表示にして、アカウント(ユーザー名)「yoshio」をクリックし、その下部フォルダを右ペインに表示した1例です。「ユーザー」フォルダの下に、アカウントごとのプロファイルフォルダが並ぶことになります。ここではアカウントは「yoshio」のみですが、「コントロールパネル」〜「ユーザーアカウント」から、他のアカウントを登録することもできます。

上図はVista のフォルダ構成の1例ですが、右ペインを見るとプロファイルフォルダの階層が単純化されて、非常にわかりやすいものになっています。例えば、XP では「マイピクチャ」や「マイミュージック」などは「マイドキュメント」の下にありましたが、Vista ではそれぞれ「ピクチャ」や「ミュージック」というフォルダ名で、「ドキュメント」と同じ階層に作られています。また、「ダウンロード」「検索」「リンク」「お気に入り」なども、同じ階層に置かれています。
プロファイルフォルダ(ここでは「yoshio」のみ)と同列に、「パブリック」フォルダがあります。「パブリック」(public)とは聞きなれないフォルダ名ですが、XPで「All Users」と呼ばれていました。「パブリック」フォルダは、1台のパソコンに複数のユーザーがいるとき、あるいはネットワーク上に他のユーザーがいるとき、互いにドキュメントを共有する場所です。
ただ、Vista の初期状態ではこの「パブリック」フォルダの共有は無効に設定されています。「パブリック」フォルダの共有を有効にするには、「スタート」メニュー
〜「ネットワーク」を右クリック 〜「プロパティ」から設定します。
(注)プロファイル(Profile)
Windows2000からは「マルチユーザー」対応のOSとなり、多人数のユーザーが互いに干渉されることなく、1台のパソコンを使えるようになりました。Windows 2000,XP,Vista では、他のユーザーのデータを互いの参照できないように、ユーザーごとの管理をしっかり行う必要があります。
ユーザーごとの環境設定のデータをユーザープロファイルと呼びます。このユーザープロファイルがログオン時にロードされることで、ユーザーごとに違った使用環境が提供されます。ユーザープロファイルは、ユーザーがそのパソコンに最初にログオンしたときに自動的に作成され、以後はずっとそのプロファイルが使用されます。
<フォルダを移動する「上へ」ボタンがなくなった?>
XPのフォルダ画面には、1つ上の階層のフォルダに移動する「上へ」ボタンが装備されていて、しっかり使い込んでいた人も多いと思います。Vistaではこの「上へ」ボタンはきれいになくなっています。
しかし、心配は無用です。上図の最上段のアドレスバーを見てください。このアドレスバーに表示されている上の階層のフォルダ名をクリックすることで、上の階層に移動できるようになりました。
このアドレスバーを使うと、任意の上位の階層に一気にたどることができます。このときフォルダ画面の横幅を広げておくと、階層の幅が広く表示され移動が容易になります。XPに比べて、フォルダの上位移動がかなり楽になりました。
上図のようなフォルダ画面においては、その左ペインを「フォルダ」表示にしておけば、フォルダ構成を確認して簡単に移動することもできます。このようなフォルダ構成を表示するには、左ペイン最下段の「フォルダ」をクリックします。
<フォルダ画面のメニューがなくなった?>
前々項のフォルダ画面の上段部分に注目してください。ファイル、編集、表示 などおなじみの「メニュー」がありません。Vistaでは多くのアプリに言えることですが、デフォルト(既定値)でメニューのない操作画面 が増えてきました。長い間メニュー操作に慣れたユーザーにとっては、かなり戸惑ってしまいます。
フォルダ操作画面でメニューを表示するには、次の2つの方法があります。
◆都度、手動でメニューを表示する方法:
フォルダ画面で、都度キーボードの「Alt」キーを押します。このメニュー表示の操作方法は、デフォルトでメニューのない Internet Explorer7 にも適用できます。
◆常に、メニューを表示する方法:
任意のフォルダ画面で、キーボードの「Alt」キーを押し、「ツール」メニュー 〜「フォルダオプション」をクリックします。下図はデフォルト(既定値)の「フォルダオプション」のウィンドウです。ここの「表示」タブで、「常にメニューを表示する」にチェックを入れて、「適用」〜「OK」をクリックします。
ついでに、「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外して、常時拡張子を表示することもお奨めします。拡張子で、ファイルの顔が見えます。

<デスクトップのアイコン表示>
さて、Vista インストール直後では、デスクトップには「ごみ箱」しかありません。「コンピュータ」「ドキュメント」「ピクチャ」などは、余りにもよく使う便利なアイコンですから、デスクトップに常に表示しておきたいものです。
Vista で「コンピュータ」アイコンの表示方法は、XPとは若干異なっています。デスクトップの何もないところを右クリック〜「個人設定」から、「個人設定」画面の左ペインの「デスクトップアイコンの変更」をクリックします。下図で「デスクトップアイコン」列は、「ごみ箱」のみがチェックされているのが確認されます。

上図の「デスクトップアイコン」列の「コンピュータ」は、必ずチェックしましょう。「ユーザーのファイル」にチェックすると、ユーザー名(上図では「yoshio」)のフォルダのアイコンが表示されます。その他は必要に応じてチェックしておきましょう。
「ドキュメント」や「ピクチャ」アイコンなどをデスクトップにを表示するには、一般のショートカット作成法によることになります。Internet Explorer やWindowsメールのショートカットも、同じようにデスクトップに置いておくと便利です。
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