兵庫西地域情報

【神戸の歴史を歩く】 【明石市立天文科学館】
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兵庫西
笹山 信也 
松愛 第391号(3月)2006/03/01より

神戸の歴史を歩く

 神戸は「モダンでエキゾチックな街」が「顔」 であることには違いないが、明治以前にも深い歴史がうずもれている。 その一つが清盛塚で兵庫運河の程近く 高さ8.5mの十三重の塔が建っている。 塔はその昔、平清盛の墓と信じられていた。

 実はこの清盛塚、以前は10mほど南西にあった。 大正11年ころ、神戸の市電工事に伴い、 この塚の移転計画が持ち上がった。 地元市民は計画に強く反発し、市に移転反対を陳情したが、 結局翌年には現在地に移転した。

市はこれを機に塔を解体して地下を調査したが、残念ながら遺骨は発見できず、清盛塚は墳墓ではなく供養塔と判明した。

 だが、地元にとって「港神戸の礎を築いた清盛」への敬愛の情は変わらない。 住民たちは毎年盛大な供養を続けた。  十三重の塔の隣に清盛の像がある。 歴史上は冷たいまなざしを注がれる清盛だが、ここは違う。  地元に愛される「清盛さん」が居る。

 二つ目は琵琶塚である。 前方後円墳で琵琶の形をしていたことから、江戸時代より琵琶の名手 「平経正」の墓と信じられてきた。 経正は清盛の弟経盛の長男である。 明治35年に碑が建てられ「吾妻鏡」 によれば一の谷の戦いで、源氏の安田義定に討たれたという一説もある。

 また近くには有馬温泉もあり、旅の疲れを癒してくれることだろう。
 お近くにお越しの節には是非お立ち寄りください。

交通アクセス

市バス・地下鉄海岸線・中央市場前駅
より南西に5分。
平清盛ゆかりの清盛塚
平清盛ゆかりの清盛塚 →
 わが支部の
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兵庫西
藤尾 正信 
松愛 第366号(2月)2004/02/01より

日本標準時 子午線上の明石市立天文科学館

 当支部には日本に一つしかない建物があります。 それは日本の標準時の定点、明石市立天文科学館です。

この科学館はJR明石駅のすぐ東側にあり、高さ54mの塔は、目で見る子午線標識の役目もしています。

 日本の標準時の制定は明治19年で、勅令第51号「本初子午線経度計等方及標準時ノ件」で発令され、 その一節は「明治21年1月1日ヨリ東経135度ノ子午線ノ時ヲ以テ、本邦一般ノ標準時ト定ム」というもので、 標識は石柱で明治43年に建設されています。

 現在の科学館は昭和35年に日本標準時子午線の真上に建てられましたが、 そこには半世紀にわたる先人による建設の歴史があったようです。 以来、 子供達をはじめ国民の宇宙への夢と憧れに応えて、入館者はこれまで7百万人を数えています。

 また、平成7年の阪神淡路の大震災では大きな被害を受けましたが、10年春に改修・新装されています。

 京阪神は歴史・文化・経済の中心地です。 近くには技術の粋を結集して造られた明石海峡大橋もあります。

明石市立天文科学館

TEL: 078-919-5000
    (9:00〜17:30)

明石市立天文科学館

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