仕事一筋全く趣味の無かった室さんは、定年後の生き方を奥様に心配させていた。新潟支店食品機器部門で定年送別パーテーの席上、カメラを趣味にして行きますと宣言する。それからの3年間はNHK文化センターの写真教室へ通い詰め、絞り、露出補正やシャッター調整などプロの先生からの手ほどきは新鮮そのもの。撮影会や街中で撮影した作品を先生に評価頂き、めきめき腕を上げた。
日本海や風光明媚な妙高黒姫をはじめ近県の山々の被写体に事欠かぬ環境で、風景写真の魅力に取り付かれ12年、傑作フォトを次々と撮り続けた。寝袋持参でシャッターチャンスを待つ自然界へ。その証に新潟二科展写真部門で日本フォトコンテスト賞を受賞するに至る。異業種の方々のNHK写真教室の仲間と立ち上げた写真同好会は脈々と続いている。夢は県展賞だ。
(記事 小石川 功 / 写真提供 室 俊雄)) |