メダカを飼ってみたら…

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メダカを飼ってみたら…

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ベランダで4つの水槽にてメダカを飼育

 家内が二ホンメダカ(と思われる)をもらってきて、メダカを飼い始めたのは約2年前。訳も分からず飼い始めたので、相当数いたにもかかわらず、わずかな期間でかなり死なせてしまい、かわいそうなことをしました。
 それでも、昨年春の産卵期には10匹程度はいて、卵も産んだのでまた増えるのを楽しみにしていました。しかし孵化した稚魚を見ることはなく、冬までにまたぽつりぽつりと死んでいき、最後は3匹だけになってしまいました。さらに悪いことに、よく観察すると残った3匹は全てオス。
 これでは家族を増やすこともできず、かわいそうにと思い、今年になってメダカを買い足すことにしました。

 ところが二ホンメダカは売っていないのです。地味なので高く売れないからか、絶滅危惧種で販売禁止なのか、いずれにしろ売っていません。それに街なかのモールとかで売っているメダカは観賞用で高いものばかり。やっと田舎のほうでかなりの種類のメダカを売っているところを見つけ(それでも二ホンメダカらしきものはない)、ポピュラーな安いメダカを所望すると、ヒメダカらしいのを選んでくれました。ただ、種類も異なるし、家の二ホンメダカに比べ、体長は半分程度。店の主人に大丈夫なのか確認すると、全然問題ないとのことで、メス主体に10匹2,500円で買ってきました。

卵が産み付けられた産卵床

 一緒に飼い始めて、今年5月頃になると卵を抱えるようになったので、たこの足のような形のスポンジ製の産卵床を浮かべ、それに卵を産み付けたのを見つけては別の水槽に移し、卵がかえるのを待ちました。移し替えてから1週間ちょっと経ったころ、小さな土色の生きものが2匹、水槽の中をゆっくりと移動しているのを見つけました。昨年孵化が見れなかっただけに、この時は、やったー!と自分の子のようにうれしくなりました。

 以来、いろいろ調べたり経験を積んで、死なせることも少なくなり、100匹くらいまで増やすことができています。ただ少し増え過ぎなので、もらっていただける方を探しているところです。

生まれて間もないメダカの稚魚

 孵化したときはみなほぼ同じ土色をしていますが、雑種だけに成長に伴い赤くなるもの、黒っぽいもの、白っぽいもの、いつまでたっても土色のままのもの等、いろいろでてきます。
 太陽光に当たった方が色つやもよくなるということで、室内からベランダに水槽を移した結果、赤みがより鮮明になったような気がします。

 ちなみに、産卵期は5~10月頃と結構長く、驚くことに、生まれて3~4ヶ月経つともう卵を産みます。実際今年生まれたばかりのメダカも8月頃には卵を産み、稚魚も育っています。今シーズンだけでいきなり子と孫ができたということになります。

①生まれたて~4mm程度の稚魚の水槽

 注意しなくてはいけないのは、小さな稚魚は、少し大きくなった稚魚や幼魚に食べられてしまうということ。ある時、今年生まれた稚魚の水槽をしばらくながめていると、少し大きくなった稚魚の前を泳いでいた小さな稚魚がいきなり消えたように見えたのです。メダカは泳ぐ方向を急に変えると、一瞬消えたように見えることはあるのですが、えっ!と思いながら続けて見ていると、またいきなり小さな稚魚が消える。もしかしてと思いググって調べると、共食いではないものの、目の前にある小さなものをエサと認識して飲み込んでしまうとのこと。

稚魚の餌、兼
水質改善用バクテリア

成長に合わせたメダカの餌、3種類

 それ以降、①生まれたて~4mm程度までの稚魚、②4mm~1.2cm程度の稚魚・幼魚、③1.2~2cm程度の若者、④2cm以上の成人から老人まで、の4つの水槽に分けて育てています。卵が産み付けられた産卵床は都度、①の水槽に移します。ヒメダカを買った店の親父さんおすすめの、稚魚のエサにもなり水質改善に効果のあるバクテリアと、①②用、③用、④用の3種類のエサを与えて育てています。

 ①が保育園児、②が小学生、③が中・高生、④が大学生からお年寄り、というイメージでしょうか。
 見ていて心がまったりするのは①、一番楽しいのは、覗きに行くと一斉に水面に上がってきて跳ね回る③で、どれも心が癒されます。

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2021/10/13

 HP作成:多々納 

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