第253回くらわん会 2017年 6月例会

流れ橋(八幡市から木津川堤防を経て、城陽市・久津川へ)

253回 くらわん会例会 2017年6月6日(火)

〈行程〉京阪八幡市駅駅 ⇒ 石清水八幡宮・公園(集合) ⇒ 薬薗寺 ⇒ 八幡市民交流センター(休憩)
  ⇒ 木津川大橋(休憩)⇒ 四季彩前・公園(昼食) ⇒ 流れ橋(一次解散) ⇒ 近鉄・久津川駅(流れ解散)
〈距離〉約9km  〈参加者〉 126名

<画像をクリックすると拡大し、< >ボタンで次の画像に切り替わります。画像の外を再クリックすると元に戻ります>

◆石清水八幡宮の東「さざなみ公園」に集合

 梅雨入り近しと言いながら、空は快晴、絶好なハイキング日和となった。今回の集合場所は、駅から5分位の八幡宮の東隣で、古来の東高野街道と大谷川に挟まれた細長い公園だ。近隣のためか参加者は多数、会長の挨拶、多数回表彰、本日のコース案内、次回のコース紹介と準備体操をして10時25分出発となった。
 八幡八景に選ばれている「安居(あんご)橋」(たいこ橋)は数々の歌に詠まれていて、「安居橋の朧月」で有名のようだ。

 この橋で大谷川を渡り、北側の市街地に入ってゆく。念仏寺を過ぎた所で府道22号線を越え、田植え中の田圃の畦道を薬薗寺(やくおんじ)に向かう。
 薬薗寺から廃校になったグラウンドを回りこんで一回目のトイレ休憩の「市民交流センター」に到着、10分弱でほぼ全員がすっきりし再度出発である。

◆木津川の堤防を往く

 「市民交流センター」の裏手が木津川の堤防で、センターの裏手を斜めに登り道が付いていて、一列縦隊で登ることになる。少し下流の方にはブルトーザーが斜面の除草中で、更に乾燥済みの雑草はその場で焼却するようで、大きな炎が上がっていた。
 堤防上から進行方向の右手斜面を見ると、緑の布に大きな海苔を張り付けたような、黒い四角い野焼きの跡が点々とずっと続いていて見事な光景だ。
 堤防上の道路は歩行者と自転車道路として道路標識に明示しているが、ときどき車両を散見するのは、工事用作業車なのか?
 この自転車道路はサイクリングロードとして奈良県の飛鳥から京都の嵐山までの全長約90kmで、「いにしえの都を巡る」ことのできるルートを提供している。

 八幡市では「八幡市駅前」「松花堂庭園」「交流プラザ四季彩館」の3ヶ所で「貸出・乗捨て自由のレンタサイクル」を500円/日で貸出をしている。
 サイクリングロードが整備された木津川沿いの河川敷には沢山の野鳥が生息し、自然環境の豊かさを知ることができる。今回の例会では野鳥たちのさえずりを記録したので、ここをクリックしてみよう。3分間ほどのさえずりが聞こえる。
 出発時に見えていた青空を南北に横切る二本程の飛行機雲が、堤防上を歩き出した頃には、消えかけたものも含め7~8本に増え、なかなかの見応えがある。先頭の無線担当から国道1号線の「木津川大橋」で二度目の休憩と連絡が入ったが、遥かかなたに大橋の橋梁が見えているが、まだ5分位は掛かりそうだ。

◆木津川大橋・橋脚で休憩、昼食場所「四季彩館」へ向かう

「木津川大橋」の下ではそれぞれ日陰を求め、三々五々橋脚の周囲や堤防斜面のコンクリートに腰掛け雑談をしながらしばらくの休憩をとる。
 休憩後,再び堤防に上がり「四季彩館」に向け歩を進める。第2京阪国道の下のトンネルを抜けると目前に「流れ橋」が見え、ネットに覆われた茶畑群が河川敷を整然と並んでいる。 このお茶は日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」~京都・山城で「流れ橋と両岸上津屋の浜茶」として登録されている。

「四季彩館」は「和風レストラン」・「物販コーナー」や家族で楽しめる「体験教室」や「四季の湯」などがあり、休日には市民が訪れ、八幡の魅力を満喫できる。昼食は「四季彩館」への道路沿いの林間に陣取っての食事となった。近くの里垣内にある石田神社は近在3集落の氏神で、明治には「石田神社」と改称されたが、起源は西暦702年にスサノオ神を祀ったことに始まり、京都府では八坂神社に次いで由緒ある古式豊かな神社とのことである。午後は本日の目玉の「流れ橋」を渡ることになる。

◆「流れ橋」を渡り「近鉄・久津川駅」へ向かう

 この「流れ橋」は昭和28年の架設以来、昭和34年に一般府道「八幡城陽線」として認定されてきたが、度重なる流出があり、近年では平成23年から4年連続で流出したため、橋面の嵩上げ(75cm)、橋脚の間隔を広げ一本あたりの強化をし、木津川増水時にも流れ難くし改修された。渡り切った所で一次解散となり10数名の方が帰途についた。
 長さ約360m、幅員3.3mを一斉に渡らねばならないため、対向する人には大変に迷惑をかけた事と思う。総勢126名が渡り切った対岸では、サイクリングの方々や歩行者が10名余り待機されており、申し訳なかった。

 右岸の堤防道をしばらく行って左手の集落に入る坂道を下ると、角の一軒の屋敷内に大きなエノキの木があり、「上津屋渡し場のエノキ」といわれて「城陽市の名木・古木」に登録されているようだ。
 このあと城陽市の市街地を抜け国道24号線を超え、「近鉄・久津川駅」へ向かう。この駅の隣には京都府の登録文化財の「平井神社」があり、本殿と「若宮神社」は桃山時代の古様を今に伝える貴重な建物、また鳥居は明神鳥居として時代の古いものの様である。午後2時15分頃「近鉄・久津川駅」で後続を待ち、流れ解散となる。

<取材・写真提供>:梅原、中野、松島  <HP作成>:梅原

PAGE TOP