第256回くらわん会 2017年 9月例会

服部緑地(府四大緑地)

256回 くらわん会例会 2017年9月5日(火)

〈行程〉北大阪急行・緑地公園駅 ⇒ 東中央広場 ⇒ 日本民家集落博物館前広場(休憩)
⇒ 陸上競技場 ⇒ 公園管理事務所前広場(休憩) ⇒ 子供の楽園 ⇒ 円形花壇(昼食)
⇒ 東中央広場連絡通路(一次解散) ⇒ 野外音楽堂 ⇒ 新宮橋 ⇒ 観音寺 ⇒ 緑地公園駅
〈距離〉約6km  〈参加者〉 107名

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 京阪・淀屋橋駅で下車、地下鉄御堂筋線の千里中央駅行に乗り換え、北大阪急行・緑地公園駅に到着。
 北大阪電鉄は昭和42年に設立され、昭和45年の大阪万博に合わせ万博会場まで大阪府と阪急電鉄が敷いた路線。今は江坂から千里中央まで4つの駅と3区間5.9kmの路線で第3セクターの準私鉄。現在2年後の開通を目標に、箕面市まで約2kmの延長工事が行われている。

今月は夏バテ体調を考慮して『服部緑地公園周辺コース(6km)』の短いコースが設定されている。緑地公園駅西出口から出て、地下の商店街を抜け地上に出ると今日の集合地『駅前広場』。お空は曇が覆って雨の心配が心をよぎる。相変わらず今日も30℃を超える予報だが、太陽は隠れがちであり嬉しい。

 山内会長の挨拶で朝会が始まり、多数回参加表彰に続いてリーダーによる今日のコース説明・次回リーダーから次月コース説明を終えて出発。木々の茂っている広い緑道を歩き始め数分で『公園・東中央広場』に到着。  広場の緑地案内看板を見たら、皆さん方の中でも泊まられたことがある『服部緑地ユースホステル』が閉館(平成22年)となっている。
 10数個ある池の一つ『うづわ池』に沿って歩く。乗馬センターの傍を通るも、凛々しい乗馬姿を見ることは叶わない。

さらに歩んで『日本民家集落博物館(前広場)』で最初の休憩。(入館料500円で入館を見送る)
 休憩後20分余りで『公園管理事務所』に到着。公園管理事務所の了解をもらい、隣の昭和25年から30年まで競輪場(豊中競輪場)だった『陸上競技場』を見学。学生さん達のグループが隅の方で練習をしていた。
 この場所は今も昔も人々の悲喜交々の歴史が染み込んでいる。公園管理事務所前広場で2回目の休憩。

 公園管理事務所を離れて『バーベキュー広場』を行くもそれらしい香りもなく、『西中央広場』から母親が見守る中で幼児が遊んでいる『子供の楽園』を通り抜け、ハスが咲いていた『山ケ池』に沿って歩き、梅林を抜けて『円形花壇』に11時30分到着。なんの変哲もない花畑であるが、階段を上がった休憩場から見た景色は素晴らしいの一言。円形花壇周辺で昼食タイムになり、思い思いに散らばった。今のところ雨が降る気配はない。

 美味しそうに缶ビールを飲んでいる顔を見て思い出した。2017年6月1日から施行された酒税法一部改正で缶ビールの安売りに規制が掛かり、缶ビールの値段が値上がりした。政府は個人経営酒店の販売増を図ろうとしたが、実情はコンビニが売り上げを伸ばした。聞く所によると日本の缶ビールは製造から1ヶ月以内が一番美味しいらしい。コンビニは定価販売であるが、多少高くても商品の回転が一番早いコンビニの美味しいビールにお客さんが集まるらしい。

 12時30分『円形花壇』を出発。北大阪急行『緑地公園駅』に通じる道で一次解散をした。  駅に行く人達・緑地公園に戻る人達と別れて、『野外音楽堂』の前を通り過ぎ 『新宮橋』を渡って、明治6年に廃寺となり、今は地区の方々がお寺を御護している『観音寺』にお参り・休憩後、高川沿いの道を通り、雨に降られることもなく 『緑地公園駅』前で解散をした。

 緑地公園駅で1区間初乗り運賃100円に気付く(江坂駅から千里中央駅まで140円)。日頃利用している京阪電車の初乗り運賃150円に比べると随分安い。経営が成り立つのだろうか?と気になり、調べると北大阪急行電鉄の最近 (2016/3月期)の売上高が 約57億円、営業利益が約7億円、純利益が約4.5億円には驚いた。

※服部緑地公園は大阪四大緑地(服部・鶴見・久宝寺・大泉)のひとつ。約126㏊(甲子園球場の33倍、東京ドームの27倍)の広さがあり、昭和3年に大阪府が竹林、溜池の点在していた土地を買収して緑地公園化を計画したが事業化ならず、昭和16年に防空緑地として緑地整備を開始するも昭和20年敗戦で中断、昭和24年緑地整備を再開、昭和25年に開園。それ以後も公園内設備の充実・整備が進み、現在の雄大な姿になっている。

※岸龍山観音寺は行基菩薩開創にして多田満仲公本尊として崇拝され、徳川家康公大阪夏の陣中より具足を以て灯篭をつくり戦勝を祈願されたと言われる「くさづり」の灯篭を今に伝える。堂内には行基作と伝える観世音像が安置されている。
(案内札から転記)

<取材> 安藤、吉川、永井、松島 <HP作成> 安藤

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