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役員から一言(神戸東部)

私は神戸東部地区」担当の 氷見 隆 です。
  ※編集者記:神戸東部地区とは神戸市東灘区を指します

但し今回の主役は、犬好きの会員様向けに、私の上司、ツトム君5歳です。

私は、昭和46年の録音機入社。情報機器立上げの後、テキサス、マレーシア、台湾、宇都宮、門真で、PC、白物電化、乾電池、TV、DVD等様々な製造に携わりました。
退職後は故郷の富山で3年、旧職場のマレーシアで7年と長く関西を離れていた為、地区担当は70歳からです。もう松愛会の役付定年も近く、目下後継の役員を募集中です。
(東灘区在住 60歳代の会員様へ、是非立候補下さい。)

当然、ご近所との付合いも稀薄でしたが、写真の『ツトム君』が、王子公園一帯での人気犬であることから、『ツトム君のお父さん』の呼称で、ご近所でも一定の認知を戴いています。ところが当のツトムの評価は、お父さんでは無く、下僕(しもべ)らしく、これはツトムが我が家に居着いた4ヶ月後に帰国した私を、自分の召使が雇われて来たと思ったようで、その時点から、我が家族内での順列は、娘夫婦と妻が最上位、ツトムと孫達が中位、私が最下位となりました。

散歩は、毎朝1時間半、毎夕1時間、新神戸から、阪急六甲までの広範囲で、朝だけでも約30名の熱心なフォロワーに挨拶し、スキンシップを積み上げています。順位付が得意なツトムの頭の中の人別帳には、100名以上の顧客が整然と、3つのカテゴリーに分け、分類されており、マスク越しでも30m以内に接近すると、各分類の顧客に合わせたサービス行動に移ります。ツトムの心の中は、顧客に近づく彼の歩様(足の運び方)と視線を観察すれば一目瞭然です。

第1分類で最上級となる、おやつを提供して貰えるご贔屓様には、遠くから見つければ、3拍子の駆け足(Canter)で駆け寄って、視線を逸らすこと無く愛嬌たっぷりにおもてなしをします。明らかに、『目上のお客様』への対応です。

第2分類は、膝まづき、目線を合わせてくれ、双方向で意思疎通の採れる顧客や、マッサージをしてくれるお客様方で、この上級客には、2拍子の速足(Trot)で近付き、お尻を向けてツボモミを要求します。そしてツトムは彼らを、『自分と対等の関係(仲間)』と思っているようです。

第3の分類は、いわゆる一般の犬好きの中級客で、のろのろと4拍子の並足(Walk)で近づき、撫ぜて貰うために頭は差し出すが、顔は横向きであったり、しっかり目を合わすことも無く、「撫ぜさせてあげる」と言った失礼な態度を採ることもままあります。即ち『自分の方が、格上』と考えているようです。

しかし、この第3分類の顧客も、何名かは将来第2、第1へと昇格する可能性があることに気付いており、楽しく生きる為の大切なお客様となり得る為、先行投資とばかりに、全員にしっかり尻尾を振って、多少の我慢をしながらも、人材育成でより高い分類へとランクアップするよう忍耐強く、努めているようです。

こんな、ツトムの態度を傍で見せつけられると、私の現役時代の自分自身を反省させられることもいろいろ想い返されます。犬も気楽に見えて、実は結構大変なのですね。コールデンレトリバーと言うこの犬種は、柴犬、シェパードに次いで頭の良い犬種と聞きますが、記憶力が衰えて来ている私自身と比べると、遥かに正確で、瞬時に固定顧客を見分けるツトムを見ていると、記憶を司る部分の脳みそだけでも交換手術をして欲しい と思う今日この頃です。

私にとっては、会社で様々な上司にお仕えして来た人生でしたが、 ツトムが、最後の上司となりそうで、精一杯お仕えするよう日々努めて居ります。

(支部役員 氷見 隆)

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