No.13 守居神社(もりいじんじゃ)

地元の話 No.13

 醍醐天皇延喜18年9月19日(918年)に鎮座して、 素戔鳴大神(すさのおのおおかみ)と賀茂別雷神(かもわけいかずちのかみ)をお祀りしてあります。
淀川流域の守護神としてこの地に土居を築き社殿を構えてお祀りされたのが創りで、地名を土居の庄と称し、昔は土居神社と称号されていました。
明治5年に土居字田東(現滝井)産土神社(祭神素戔鳴尊)を明治40年に守口字猿島(現桃町)の 大隅神社(祭神賀茂別雷神)が合祀され守口の総氏神とし守居神社と称号されました。
後小松天皇嘉慶年間(1387年)と後花園天皇寛正4年(1463年)に疫病流行があり、 美しい花を作り祭祀を修し、鎮花の災祭を行ったとあり、現在の夏祭りとして今に伝えています。
天文13年7月9日(1544年)前代未聞の大洪水があり、 大門鳥居流失し、社殿失損・宝殿流損のため地方に寄進を仰いで再興。
昭和9年9月21日室戸台風でも大きな被害を受け、氏子崇敬者の寄進を仰いで境内を拡張し現在の社殿になりました。(昭和16年10月総工事竣成)
※ 解説
1) 素戔嗚の「スサ」は、荒れすさぶの意として嵐の神、暴風雨の神とする説があります。
2) 賀茂別の「ワケ」は、分けるの意であり「雷を別けるほどの力を持つ神」の意味です。
3) 「土居」とは「土を盛り上げた土手」を意味します。

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