新春恒例の「歌会始」、天皇皇后両陛下や皇族方の前で、四国支部 小豆島分会の藤井哲夫さんの歌が詠み上げられました

 1月18日に皇居・宮殿で開かれた「歌会始の儀」で、一般の入選者10人の中の1人として四国支部 小豆島分会の藤井哲夫さん(78)の歌「出来た子もそれなりの子も働いて働きぬいて今日同窓会」が詠み上げられました。

今回のお題は「窓」で、1万3830首と大変多くの応募がありました。その中で見事入選。宮殿「松の間」に招待され、天皇、皇后両陛下や皇族らの歌とともに伝統的な発声と節回しで詠み上げられました。

次の箇所をクリックしますと、外部ページにアクセスし、「歌会始の儀」の記事や動画を見ることができます。

TBS NEWS【“詠み上げ”すべて見せます】歌会始の儀では、1時間12分にわたり天皇皇后両陛下を始めすべての歌の詠みあげが収録されています。その中の、24分30秒頃の所で藤井哲夫さんの歌が詠みあげられています。

TBS NEWS【“詠み上げ”すべて見せます】歌会始の儀(ここをクリック)

入選案内を手にした藤井さん

 短歌を始めたのは松下電子部品セラミック事業部営業部で勤務されていた50歳のころ。定年退職後の平成15年(2003年)に生まれ育った小豆島にUターン。現在は、小豆島町文化協会の「短歌の会」の世話役としても活躍されています。

 これまでに詠んだ歌は約1万首。その中から70歳の時に小学時代の同窓会に参加した際の喜びを表現した歌だそうです。応募の動機は、「たまたま新聞で募集記事を見たから」とのことで、歌会始に初めて応募してのみごとな栄誉でした。
尚、四国支部ホームページで入選連絡をいただいた時の記事が紹介されています。(ここをクリック)

来年の歌会始のお題は「友」で、「友」の文字が詠み込まれていればよく、「友人」や「友好」のような熟語にしてもかまわないとのことです。これを機に皆さまもチャレンジしませんか!!

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コメント

    • 大坪 勝一
    • 2022年 1月 24日

    藤井 哲夫 さん

    このたびの受賞 本当におめでとうございます
    新聞報道がされたとき「これは凄い賞だ! ビッグニュースだ!」と思ったのですが 今回皇居宮殿松の間での「歌会始」を生中継で見 こうして松愛会本部のHPにも掲載されると「本当に凄い賞だ」と実感が涌いてきております この受賞で「有名人」になってしまって・・・「でもこれからも いつものように気楽なお付き合い お願いします」
    この受賞は 突然に現れたのではなく 長年に渡り 藤井さんがその都度感じたままを表現をし 1万首を超える作品を作り 何度も「歌集」を自費出版し努力を重ねた賜ですね 
    今改めて歌集を読み返しています  本当に良かったです 自費出版には ご家族の応援もあったと聞きました ご家族皆さんも 大変お喜びだと思います
    これからも お元気で歌を詠むことを続けて下さい  
    この事は 藤井さんのみならず 我々四国支部のみんなの名誉でもあります  本当におめでとうございました

    • 松永 敬二
    • 2022年 2月 15日

    藤井さま、初めまして。私は枚方北支部の松永敬二と申します。何気なく松愛会ホームページを見ていて藤井さまの”快挙”の記事を知りました。
    当社OBにも優れた歌人がおられたのだと驚いた次第です。実は私の父も叔父も田舎の歌人で叔父は昭和43年の歌会始で皇居へ招かれました。
    お題は「馬」で「砂利つむと川瀬わたりてこし馬車の、うまは解かれて岸にくさ食む」という歌でした。
    私の父が遺したノートを手掛かりに一昨年になりますが父の歌集を自費出版しました。亡くなってから10数年後の事でしたが供養が出来て肩の荷がおりた思いです。
    私は歌は作りませんが万葉集や斎藤茂吉などは大好きで沢山の歌を覚えました。藤井さまは我ら松愛会だけでなく今やこの国を代表する歌人と思います。
    これからもどうか精進ください。(突然で失礼しました。コロナ感染にはくれぐれもご用心ください。)

    • 藤井哲夫
    • 2022年 3月 13日

    コメント ありがとうございます。
    私も、退職時(2002年)には、枚方市宗谷 に住んでいました。
    その後(2003年) 故郷小豆島に帰りました。
    私の短歌は、知人から「あなたの おもしろいね、川柳だったかな」と声を掛けられるような短歌でとてもガラではないのですが、一番驚いているのは私自身です。
    肩肘張らずに、自分流の短歌を作っていきたいと考えています。
    ありがとうございました。
                 藤井哲夫(風爺・ふうや)

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