ご活躍会員紹介

「吐山(はやま)の太鼓踊り」を伝承
   山崎義輝さん(奈良市都祁吐山町)2016.12

山崎さんは、大和高原の都祁吐山(つげはやま)町で「吐山太鼓踊り」保存会の副会長、心棒打ち(指揮者)として奈良県無形民俗文化財の伝承に取り組んでいます。
吐山の太鼓踊りは雨乞いの最も重要な願掛けとして、その起源は元禄6年(1693)まで遡ります。近年、治水が良くなり一時雨乞いが無くなりましたが、昭和59年に保存会を結成し伝統行事の復活に取り組みました。
地元の吐山小学校には太鼓踊りクラブがあり、山崎さん達の指導により将来の担い手が育っています。また2年がかりで踊りの映像と歌の五線譜を制作しました。本年も奈良駅前で実演され、多くの観光客の目が釘づけにされていました。

レポーター 渡里 滋 (2016/12/1)

平城宮跡「みまもり隊パトロール」
「クリーン活動」で受賞

   伊澤 貢さん(奈良市青垣台)2016.12

                

奈良東支部会員の伊澤貢さんが、11月7日に開催されたNPO法人「平城宮跡サポートネットワーク」の創立15周年祝賀会で記念表彰されました。伊澤さんはこのNPO法人の環境保全部会の理事で「みまもり隊パトロール」や「クリーン活動」などの清掃・環境美化活動の推進に大変尽力されてきた功績です。
奈良東支部会員も多数、伊澤さんの元で「緑のボランティア」の清掃活動として参加し、奈良東支部から資材なども供出し推進してきました。なおこのNPO法人「平城宮跡サポートネットワーク」は、平城宮跡の保存・活用事業の功績で2013年に文化庁長官表彰を受章しています。

レポーター 渡里 滋 (2016/12/1)

2016年 秋の黄綬褒章受章
   今井昭浩さん(奈良市都祁こぶしが丘)2016.11

奈良東支部会員の今井昭浩さん(62歳)がこの度、平成28年秋の褒章で黄綬褒章を受章されました。皇居での拝謁は11月15日。産業用機械組立の卓越した技能者(現代の名工)として。生産技術本部のご出身で現在もパナソニックプロダクションテクノロジー社にご勤務。非球面レンズの表面形状や金型を測定するために必要となる三次元測定機の、測定針先端部を成形研磨±0.05μm以下の超精度で加工できるなどの卓越した技能を活かして超高精度三次元測定機(UA3P)の開発・量産化に貢献。光学機器全般の小型化・低コスト化に多大な影響を与えられました。受章おめでとうございます!

内閣府発令(2016/11/3)

健康地域懇談会となかしま体操
   中島明彦(奈良市疋田町)2016.3

奈良東支部は平均年齢70.5才。生きがいのある生活の基となる健康づくりを目指し、健康地域懇談会で健康体験談発表や「健康長寿7つのカギ」冊子での学習などを実施しています。その一環で、会員の中島昭彦さんが心筋梗塞克服の経験から考案された、簡単で体質改善効果の大きい「なかしま体操」を新春懇親会など、色々な場でご披露頂いています。毎日やると足びえ・睡眠不足・肩こりが直り、背筋がピンと張り姿勢が良くなるなど、ご本人も驚く程の大きな効果が出てこれはものすごくいいと皆さんにも強くお勧めされています。

レポーター 伊藤 裕(2016/3)

絵手紙で心を通わせる
   中林義男(奈良市三松ケ丘)2015.6

中林さんは、奈良と京都の4ヶ所で絵手紙教室の講師を務めています。絵手紙を始めたのは、定年後に左掌を手術してリハビリも兼ねて左手で文字を書き、それに絵を添えた年賀状や手紙が皆さんから褒められた事がきっかけでした。教室では先ず生徒さんの緊張をほぐす準備運動(大声でヤッホー、ワッハッハ)を行い、リラックスして素直に感じたままを描いてもらいます。絵や文章の技術よりも心の交流を何より大切にしておられます。

レポーター 渡里 滋(2015/6)

平城宮跡 緑のボランティア
   伊澤 貢さん(奈良市青垣台)2014.10

平城宮跡をホームグランドとする伊澤さんと平城宮跡との関わりは15年前、見学者の解説ボランティアとして活動したことに始まります(当時年間20万人の見学者数が現在では55万人)。その後、平成17年1月に平城宮跡の環境を守るため除草・剪定を行う緑のボランティア活動を立ち上げました。以前、平城宮跡には400本の松がありましたが、松くい虫の被害で150本に激減、残った松を何とか守るため、伊澤さんはゴルフ場での取組みを教わりながら、松枯れ防止の活動を精力的に行いました。
松の剪定には緑のボランティアに加えて奈良職業訓練校OBの協力を得て、毎年1~3月の間に延べ200人が5か所の松の剪定を行いました。また3年毎に、1~3月に線虫を予防する薬剤を松の樹幹に注入しました。毎年4~6月には、線虫を運ぶマダラカミキリが成虫となり平城宮跡も外から飛来するので、それまでに2km範囲の枯れた松がある施設の情報を受け、昨年は、奈良少年院、天皇稜(宮内庁)や民家等に伊澤さんが松枯れ木の焼却をお願いして回りました。これらの取組みにより、ここ8年間は1本も松枯れをおこすことなく150本の松を守りました。2009年、文化財の環境整備のボランティア活動に対し文化庁長官から緑のボランティアが感謝状を受けました。緑のボランティア活動では、2013年度、伊澤さんを中心に年間29回、延べ349名が東院庭園、内裏、梅林等で汗を流しました。伊澤さんの行動が仲間を引き寄せています。

レポーター 渡里 滋(2014/10)

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