【奈良の民話/伝説⑨】北林のたぬき

「北林のたぬき

今回ご紹介するのは、橿原市曽我町(真菅)に伝わる「北林のタヌキ」という民話です。
民話の中では、助けてもらった動物が、助けてくれた人に恩返しをするおはなしがありますが、その動物は昔は身近かにいた、おおかみやきつね、たぬきなどです。
この「北林のたぬき」では、たぬきが恩返しをします。
あらすじは、写真の下にある紙芝居パネルに紹介されていますので、ご覧ください。

余談になりますが、橿原市周辺は古代豪族として名高い蘇我氏ゆかりの地で、今も「曽我」「蘇我」の地名が残っています。真菅駅南側のすぐ近くに「宗我坐宗我都比古神社(そがにますそがつひこじんじゃ)」があります。この神社は、推古天皇のときに蘇我馬子が社殿を造り、蘇我石川宿祢(そがいしかわのすくね)夫妻を祀ったのが起源といわれているそうです。

 

《参考》紙芝居「北林のたぬき」(資料提供「奈良のむかし話を伝承する会」)


(2021.2.14 小西 宏明)

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