岐阜だより No.132 2021.5.15

RIAAアンプ製作 (後藤 茂)

数年前にアナログプレーヤのヘッドアンプ(RIAAアンプ)を製作しましたが、MM専用でしたので今回MC用にアンプを追加する改造を行いました。MC型は誘起電圧がMM型に比べおよそ1/10ですので増幅する必要がありますが昇圧トランスを使う方法とアンプで増幅する方法があります。それぞれ特徴・優劣がありますが今回はアンプ式で製作します。
S44年、入社してRIAAアンプ基板の開発が初めての仕事でした。当時はまだLPの全盛時代でHiFi音楽と言えばレコード再生が主流、カセットテープはまだまだオープンリールに比べヒスノイズが大きくS/N比では遠く及ばなかったと記憶しています。私が担当した商品は、オープンリールデッキにレコードプレイヤーを直接接続し録音する機能を追求するモデルで、RIAAアンプ基板をデッキ本体中にレイアウトすることででした。今思えば入社したばかりでしたのでかなりプレッシャーを感じながら開発したことを思い出します。

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