村田勇さんは２００７年から、地域のみなさんと特定非営利活動法人のコミュニティFM放送局「エフエムつやま」を立ち上げ、現在は理事長としてその運営に当たられ、また自ら番組を担当し、パーソナリティーとしても活躍されています。
きっかけは、知り合いのアマチュア無線家に「地域情報を放送するラジオ局を作ろう」と誘われ、有志数名で商店街の空き店舗に機材を持ち寄り、ミニFM局（免許不要）を始め、それが発展し総務省から正式にFM放送局の認可をうけたそうです。

エフエムつやま（７８MHｚ）
津山市と近隣市町村４６０００世帯に身近な情報を提供するFM放送局でNPO・つやまコミュニティFMが運営しています。
市民がつくる市民の放送局をモットーにし、運営、取材、番組制作、放送など運営はすべてボランティアで、小学生から高齢者まで１７０名の市民のみなさんが自主的に参加され、手作りの放送をしています。

津山市近郊のみなさんダイヤルをFM－７８MHｚに合わせてみてください。また、インターネットでも放送が聴けます。
”エフエムつやま”で検索してONAIRホームページからどうぞ！

エフエムつやまのスタジオ前で

番組は自前制作で内容も地域情報の配信、パーソナリティによる娯楽トーク番組、音楽番組、地域の話題を盛り込んだ教養番組、防災放送、行政からの広報番組など毎日24時間放送しています。
紹介パンフレット
panflet

番組表へ

村田さん自身も土曜日朝7時から10時まで「好きです！つやま７８０」という生放送の番組でゲストを迎え地域の話題をテーマにし、パーソナリティとして活躍されています。<BR>
取材に訪問した時はちょうど津山郷土博物館の学芸員の方をゲストに迎え放送されていました。
他にも地域情報／ニュース番組、音楽番組の制作なども担当されて毎日忙しく活躍されています。

「好きです！つやま！７８０」の生放送の村田さん

番組の担当以外に理事長として、放送局の円滑な運営のために、多くの地域住民の方にラジオ局のことを知ってもらい、運営支援を頂くこと、またラジオ広告を集めることなどに東奔西走するなど、ご苦労があるそうです。しかし一方では、番組制作とか、各種エベントの実施などの活動を通じて、多くの若者と話し合い、交流することにより、関わったすべての人がそれぞれ伸長していくことに、やりがいを感じ頑張っておられます。
今後は
コミュニティラジオとして地域の活性化のみに留まらず、行政、市民と連携して防災、減災に役立つ放送局の役割を構築すること。
また次代をの担うリーダーの育成などに力を注ぎたいと語られました。

過去の放送の様子が局内に張られていた

レポーター：久米　威／岡本　隆夫