伯耆古代の丘公園・上淀廃寺跡

JR淀江駅の東、徒歩20分程の所に、山陰地方では数少ない前方後円墳8基を含む計17基の古墳を有する「向山古墳群」があり、この古墳群に隣接して「伯耆古代の丘公園」があります。
この公園には、2000年前の種から育ったといわれる大賀ハスをはじめとする40種のハスがある「古代ハスの園」、復元された帆立貝式古墳や高床式、竪穴式建物のある「弥生村」、万葉集に出てくる109種類の草花や樹木の植わった「万葉の園」また火起しや土器・埴輪づくりなどを体験できる「古代体験の館」などがあります。また隣接して温泉や食堂・物産館等の施設も整備されています。
「伯耆古代の丘公園」から徒歩10分足らずの所に「上淀廃寺跡」があります。
奈良時代の初期(700年頃)に建てられ、平安時代の中期(1000年頃)に焼失したと言われる寺ですが、平成に入ってからの発掘で、金堂跡から法隆寺と並ぶわが国最古の壁画が発掘され、国指定の史跡になっています。また、この寺は金堂の東側に3つの塔が並ぶ独特の伽藍配置で、仏教が伝来した初期の寺として、考古学・美術史上注目されています。
(情報 千田)2009年4月

 

 

2025年8月 追加更新 (坂根)
近くには上淀白鳳の丘展示館があり、上淀廃寺の本尊である釈迦三尊像の復元や出土した壁画などを展示解説しています。また、本州唯一で国の重要文化財である石馬も近くの天神垣神社に保存されており拝観できます。
9月中旬から下旬にかけて上淀廃寺跡では彼岸花が満開となり楽しませてくれます。

 

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