『私の生まれたうどん県(香川)みとよ市の名所』

地域の紹介『私の生まれたうどん県みとよ市(三豊市)の名所』

 先ず、私の記憶を半世紀前に戻すところから始めないといけません。私の生まれたところは、三豊市(香川県の西讃地区)です。今はコロナ渦中で帰省も適いませんが、香川県に入ると国道沿いには、いたるところにうどん店が点在し、さすが「うどん県」と感じます。また、けっこう有名なうどん店が、街から離れた田んぼの中にあったりするのも面白です。
 三豊市は、四国北東に存在し、日本で最も面積が小さい香川県の西部にある市です。それでも県内では高松市、丸亀市に次いで、3番目に人口の多い都市でもあります。

<三豊市の鉄道・道路網>
JR四国では
予讃線:(多度津町) – 津島ノ宮駅(臨) – 詫間駅 – みの駅 – 高瀬駅 – 比地大駅 – 本山駅 -(観音寺市)の6駅を有します。
但し、津島ノ宮駅は、 津嶋神社の夏の大祭に合わせて1年に2日間(8月4日のほぼ終日と8月5日の8時頃~13時頃)しか営業しない臨時駅です。(時刻表に載るのは6月号~8月号のみ)。この両日は多くの参詣客で賑わいます。
土讃線:(まんのう町) – 讃岐財田駅 – (徳島県三好市)の1駅で併せてJR7駅が三豊市にあります。
高速道路では、三豊鳥坂IC – 高瀬PA – さぬき豊中ICがあります。
一般国道は、国道11号、国道32号、国道377号、国道319号が通っています。(ただし、国道319号は徳島県三好市山城町川口まで国道32号と重複しています。)

それでは、みとよ市の名所案内をはじめます。
1)津嶋神社
 最寄り駅は津島ノ宮駅(臨時駅で大祭時のみ利用)
津嶋神社の本殿は津島(かつては鼠島と呼ばれた)に建てられており、橋で結ばれた海岸沿いには本殿以外の祈祷殿や参集殿、社務所などが松林の中に建てられています。島と対岸を結ぶ津島橋(長さ250メートル)は夏季大祭の期間中(毎年8月4・5日の2日間)の前後以外は通行禁止として入り口が封鎖されて橋桁に敷き詰められる板も外されているため、大祭の期間以外はこの橋は渡れません。

2)栗島 最寄り駅は詫間駅 
粟島(あわしま)は、香川県三豊市に位置し、詫間港の北西4.5kmの海上に浮かび、面積3.72km2、周囲16kmの島です。北東に高見島、東に志々島があります。なお南西の細長い半島は荘内半島です。
粟島は、塩飽(しあく)水軍で有名な塩飽諸島に属し、かつては北前船の寄港地として栄えました。1897年(明治30年)設立の国立粟島海員学校は、日本で最初に村立(当初)で開設され、海運業界に多くの人材を送り出してきましたが、1987年(昭和62年)に廃校となり、90年余の長い歴史に幕を閉じました。その跡地は、粟島海洋記念公園として新しく生まれかわり、島のシンボルとなっています。

3)荘内半島 最寄り駅は詫間駅
荘内半島(しょうないはんとう)は、三豊市北西部にある半島で北側は備讃瀬戸、西側は燧灘(ひうちなだ)が広がっています。また、三崎半島とも呼ばれます。半島の中ほどにある、船越と大浜を結ぶあたりはかつて海であり、先の部分は浦島と呼ばれていました。その後、陸繋島(りくけいとう)が発達し、半島となりましたが、船越の地名は島であったときの運河状態の際に船が通っていた名残りといわています。従って、この荘内半島には、浦島太郎に関する地名が数多く残されています。
例えば、「生里」は 太郎誕生の地、「箱浦」は 太郎が青年となり、移住し、かえって来た後、箱を開けた場所で墓もあります。「鴨ノ越、丸山島」は 亀を助けた海岸で、「積」は、 乙姫からもらった宝物を積んだ地、「金輪の鼻」は乙姫との別れの際に姫の腕輪が落ちたところ、「紫雲出山」は玉手箱から出た煙から名付けられており、「室浜」は- 年をとった太郎が住んだところといわれています。「姫路(粟島)」は 姫が太郎と別れた後、一時立ち寄ったところで亀を祭る亀戎社(かめえびすしゃ)があります。

 

次は、四国八十八箇所の霊場です。
四国八十八箇所を巡礼(巡拝)することを四国遍路、また四国八十八ヶ所霊場会では「四国巡礼」といい、他に「四国巡拝」などともいいます。
四国八十八箇所は単に88の寺院の総称ということだけでなく、室町時代以降に定められたとみられる88の寺院と急峻な山や深き谷を巡り、その間にある仏堂を残らず巡る488里の修行のことであり、江戸時代頃から一般庶民も巡礼するようになってからは現生利益を求めて88の寺院を巡る300有余里の札所巡拝のことですが、現代では、供養や当病平癒や心願成就に加え、健康維持や余暇の充実のための遍路に変化しています。

4)第71番札所 弥谷寺 最寄り駅はみの駅
弥谷寺(いやだにじ)は、三豊市三野町にある真言宗大本山の寺格を持つ仏教寺院です。標高382mの弥谷山中腹に所在し、山頂の岩山全体が本堂と信仰されています。本堂うしろの岩山には創建時に千手佛が納められた岩穴が残っています。四国八十八箇所霊場の第七十一番札所で本尊は千手観音です。

5)第70番札所 本山寺 – 本堂は国宝 最寄り駅は本山駅
本山寺(もとやまじ)は三豊市豊中町にある高野山真言宗の寺院で、山号は、七宝山(しっぽうざん)院号は持宝院です。鎌倉時代再建の本堂は国宝で、本尊は絶対秘仏馬頭観音菩薩で、四国八十八箇所霊場第70番札所です。また四国三十六不動霊場第29番札所でもあります。

6)第67番札所 大興寺(小松尾寺) 最寄り駅は観音寺駅
大興寺(だいこうじ)は、三豊市山本町にある真言宗善通寺派の寺院です。小松尾山(こまつおざん)、不動光院(ふどうこういん)と号し、本尊は薬師如来、四国八十八箇所霊場の第六十七番札所です。

7)父母ヶ浜(ちちぶがはま)
父母ヶ浜は、三豊市仁尾町にある燧灘(ひうちなだ)に面した海岸です。全長1kmの砂浜は、海水浴場として夏季には多くの来訪者があります。凪(なぎ)で無風で大潮の際には、水面が鏡面状に見えるウユニ塩湖に類似した写真を撮影することができ、「日本の夕陽百選」にも選ばれています。

水面が鏡面状に見えるウユニ塩湖に類似しているため、「日本のウユニ湖」と呼ばれています。

色々な景勝ポイントを観て探しているうちに、大凡、50年前の自転車で行った光景とやはり大きく変わり、車での往来で訪ねた所が整備されて思った以上に綺麗で懐かしく感じた次第です。
わが故郷の三豊鳥坂ICの高速出口に掲げられた「うどん県みとよ市」(写真)の看板と「うどん県おもてなし パスポート」、そして私をはじめ県民が愛するうどん(釜揚げ)です。これが私のふるさと「うどん県みとよ市」です。是非、みなさんも一度訪れて、本場のうどんもご賞味ください。

また、三豊市観光交流局のHPがすごい。(下参照) 
https://www.mitoyo-kanko.com/
写真(氏名記載のない)と解説の一部を流用させて戴きました。この場をかりて御礼を申し上げます。 

                  2020年10月   〈投稿者〉草津市在住 小野 勝利
             

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