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第159回歩こう会20191130

第159回 静岡支部歩こう会レポート《記事:幸岡満寿夫》

今回は、静岡支部合同歩こう会として ~ 富士市!富士川河川敷からの富士山眺望と間の宿・岩淵散策~ と銘打って、東海道線の新蒲原駅前をスタート、富士川駅をゴールとする、富士川河川敷からの富士山の眺望と富士川に架かる、県道396号(東海道)の富士川橋から旧東海道に入り、富士川駅をゴールとする、約10kmのウォーキングを楽しみました。

■ コース順路・見どころ
新蒲原駅 →新栄六本松公園(浄瑠璃姫の碑・吹き上げの六本松)→静岡県埋蔵文化財センター→日の出公園 →向島橋 →富士川河川敷(緑地公園 →ソフトボール場)→国1高架下 →みはらし公園 →コンビニ →富士川河川敷 →東町公園 (昼食・休憩)河川敷スポーツ広場 →富士川橋西 →旧東海道 →小休本陣常盤邸 →八坂神社 →新豊院 →岩淵一里塚 →富士川民俗資料館 →宗清寺(笠被り地蔵)→富士川駅 《ゴール / 解散》

◇ 好天に恵まれた11月30日(土)の朝、JR新蒲原駅前広場に東部地区から2名、西部地区から15名、合せて17名が集合。駅前で相互の挨拶を交わせ、歩こう会世話人のコース説明、白石支部長のお話の後、駅前のモニュメントを横目に出発。

新蒲原駅の駅舎

新蒲原駅前のモニュメント

新蒲原駅の駅前広場

リーダーのコース説明を聞く参加者

リーダーのコース説明を聞く参加者

リーダーのコース説明を聞く参加者

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ 新蒲原駅前の岐センモニュメント
船尾に「さくら丸」と書かれています。ここから近い駿河湾、富士川沖が「さくらエビ」の漁場
となっており、漁が開始されてから100年経過した1994年(平成6年)を祈念して設置され
ました。因みに、この漁船が本当にさくらエビ漁に使用されていたものか、モニュメントとして
新たに作成されたものなのかは不明です。

◇ 東海道線沿いに富士川駅方面へ約700m進み、道が狭くなる手前を右折します。500m先の蒲原中学校の校門前にある、「新栄六本松公園」で小休止。公園内には浄瑠璃姫の墓、浄瑠璃姫の碑、吹き上げの六本松がある。集合写真を撮り終え、「静岡県埋蔵文化財センター」へ向う。

新栄六本松公園へ向う

新栄六本松公園入口

浄瑠璃姫の碑

吹き上げの六本松

新栄六本松公園での集合写真

新栄六本松公園での集合写真

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ 浄瑠璃姫の碑、吹き上げの六本松
浄瑠璃姫に関する伝説はいくつかあり、そのひとつがここ蒲原町に残っています。浄瑠璃姫の碑には、恋い慕う義経を追ってきた三河国矢作の浄瑠璃姫が、吹き上げの浜で疲れ果てて亡くなったと記されています。天正時代の頃(1580年)に小野於通(おのおつう)という女性によりまとめ上げられた「浄瑠璃十二段草子」という本には、里人によって吹き上げ浜に追われた瀕死の義経が、浄瑠璃姫の涙の雫により甦ったという筋書きになっています。

それに節をつけて語ったものが人気を呼び、「浄瑠璃」という江戸時代の代表的な芸能に発展していきました。吹き上げの六本松 吹き上げの六本松は、浄瑠璃姫を葬った里人が姫を哀れんで植えたとも、塚の上に目印として植えられたとも言われています。やがて、大きな木に成長すると東海道を渡る旅人の目印となったと「東海道名所図解」に示されています。
永禄12年(1559年)12月、蒲原城が武田軍により落城した時、この六本松の辺りに本陣を置いて勝ち鬨を挙げたことが「甲陽軍艦」に記されています。

◇ 国道1号線の富士・由比バイパス高架をくぐり抜け、静岡県埋蔵文化財センター(土日・祝日は休館)の前を通り抜け、富士川右岸の手前にある「日の出公園」で小休止。ひと息入れて
土手道を通って富士川河川敷へ。

静岡県埋蔵文化財センターへ向かう

静岡県埋蔵文化財センターへ向かう

静岡県埋蔵文化財センター前

静岡県埋蔵文化財センター前

日の出公園

富士川右岸からの富士山

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ 静岡県埋蔵文化財センター
県民の歴史的・文化的資産である埋蔵文化財を適切に保護し、文化財の価値を未来につなげていくことを目的として、平成23年4月に開所した施設です。
◆ 富士川
:東海道一の急流で山梨県からの米などの輸送路としても活用されていたことから、間宿である岩淵には米蔵や船着場があり、おおいに栄えていた。米は陸路で江尻宿(清水湊)へ運ばれ、江戸へ輸送された。

◇ 富士川右岸の堤防から対岸の河川敷に視野を移すと、天日干し中の「さくらエビ」が見えた。
腰痛のため、今回は参加を見送られた富士宮市にお住いの渡邊高光さんが、マイカーでお出でになり、差し入れを頂きました。

さくらエビの天日干し風景

富士川右岸からの富士山

富士川右岸からの富士山

富士川右岸からの富士山

富士川右岸からの富士山

富士山を背景に集合写真

富士山を背景に集合写真

マイカーでお出でいただいた渡邉さんとのひと時

マイカーでお出でいただいた渡邉さんとのひと時

 

 

マイカーでお出でいただいた渡邉さんとのひと時

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇ 進行方向にそびえる富士山の眺望を楽しみながら、「いこいの広場」「スポーツ広場」を横目に、富士・由比バイパスの高架を抜けて「みはらし公園」へ。公園前のコンビニに立寄りひと息入れてから再び富士川河川敷に戻り、東海道新幹線の富士川鉄橋を走る新幹線を眺めながら、昼食場所の「東町公園」へ。

富士川河川敷からの富士山眺望

富士川河川敷からの富士山眺望

富士川河川敷からの富士山眺望

富士川河川敷からの富士山眺望

富士川河川敷からの富士山眺望

富士川河川敷からの富士山眺望

富士川河川敷からの富士山眺望

富士川河川敷からの富士山眺望

新幹線と富士山

富士川河川敷からの富士山

富士川水管橋と富士山

富士川水管橋と富士山

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇ 昼食休憩を楽しんだ後、河川敷に戻ります。今度は東海道本線の鉄橋の向こう側に見える富士山を眺めながら歩きます。やがて旧東海道をつなぐ富士川橋西に到着。

東町公園での昼食休憩のひと時

 

東町公園での昼食休憩のひと時

 

東町公園での昼食休憩のひと時

東町公園での昼食休憩のひと時

東町公園での昼食休憩のひと時

東町公園での昼食休憩のひと時

東町公園での昼食休憩のひと時

東町公園での昼食休憩のひと時

東町公園での昼食休憩のひと時

 

 

 

 

 

 

 

 

東海道線の富士川鉄橋

富士川橋と富士山

富士川橋と富士山

 

 

 

 

◆ 富士川橋
大正13(1924)年完成のトラス橋。長さは399m。富士川は河口へ行くにしたがい川幅も広がる。南にある新幹線の橋梁の長さは、約1400m。

◇ 富士川橋西の交差点を渡って少し行くと、江戸時代にタイムスリップ。当時の旅人が行き来した旧東海道に入ります。ここは蒲原宿と吉原宿の間に設けられた間の宿で、「岩淵宿」です。国登録有形文化財の「小休本陣 常盤家住宅主屋」は、この岩淵宿の中にあり、この住宅は女優の常盤貴子さんの実家です。

東海道 間の宿・岩淵の街並み

小休本陣常盤邸の門前

常盤邸の庭園

常盤邸の庭園

常盤邸の庭園 枝垂れ梅

常盤邸見学風景

常盤邸見学風景

常盤邸見学後の集合写真

常盤邸見学後の集合写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ 小休本陣常盤邸
間宿岩淵小休本陣常盤邸:間宿岩淵には、富士川を渡る準備をするため休憩する施設として小休本陣、脇本陣があった。常盤邸は安政元年(1854)の地震後に再建され、現在も残されている。岩淵村の名主だったため、一般の民家には見られない、上段の間と言われる部屋がある。

◇ 見学後、直ぐ近くの八坂神社と鎌倉時代に創建された古刹、新豊院があります。新豊院に参拝後、東海道を更に西へ行くと岩淵一里塚があり、少し離れた所に富士川民俗資料館があります。

八坂神社の鳥居

八坂神社の本殿

八坂神社の参道

東海道一人旅 ?

 

 

 

 

◆ 八坂神社
八坂神社氏子が中心となって12年事の申年に富士山頂へ鳥居を奉納する行事「岩淵鳥居講」で知られています。岩淵鳥居講は江戸時代に渡船の安全祈願をしたのが始まりとされています。

新豊院参道

新豊院山門

新豊院境内

新豊院境内

新豊院本堂

 

 

 

 

 

 

 

◆ 新豊院
鎌倉時代の1199年創建。大村西崖画箔が描いた日本一大きいと言われる布の観音像が有名です。山門の形は薬医門(城門の一種)で江戸初期の建造物です。

岩淵一里塚

岩淵一里塚

 

 

 

 

◆ 岩淵一里塚
江戸時代に築造された東海道の里塚です。この一里塚は起点である江戸日本橋から37里目にあたります。当時のまま道の両側に一対で残る塚は大変貴重です。
◆ 富士川民俗資料館
南松野桑木野にあった稲葉家住宅を移築復元しました。昭和30年までに使用されていた民具約200点が、収蔵されています。

富士川民俗資料館

富士川民俗資料館

富士川民俗資料館

富士川民俗資料館

富士川民俗資料館

富士川民俗資料館

 

 

 

 

 

 

 

◇ その後、東海道に戻って西に進むと旧東海道は右折しますが、直進します。JR富士川駅の
手前を右折して行くと、宗清寺があります。境内に高さ1.5mの笠被り地蔵や、約200本
の梅が咲く富士川梅園も有名です。

◆ 宗清寺(富士川梅園)
慶長2年より続く曹洞宗のお寺です、境内には高さ1.5mの笠被り地蔵や、約200本の梅が咲く富士川梅園があります。高台に位置していることから、天候に恵まれれば富士山の姿全体を眺めることができます。
◇ 今回は歩行距離がオーバー気味だったため、宗清寺には寄らずにゴールのJR富士川駅へ。
駅前でお互いに労い、解散しました。

◇ 解散後、有志5名(東部2名・西部3名)は反省会?の場所として、富士川駅近くに一軒だけ、在るお店へ直行するも開店は17時とのこと。これで諦めることなく、5名は列車で隣りの富士駅へ。駅前北口周辺を手分けして探したものの開店しているお店は見つからず、少々、諦め掛けていました。念のため、南口の駅前周辺を歩き回った結果、一軒だけ開店中のお店を発見しました。静岡支部の仲間、5名の執念に乾杯!!美味しいビールでした。

JR富士駅南口前からの夕焼け富士

JR富士駅南口前からの夕焼け富士

 

 

 

 

当日のコース案内・写真撮影 // 菅沼利之 幸岡満寿夫

次回は 2020年3月26日 (土) 開催!
~ 島田市! 旧東海道・金谷宿 菊川の里アート散策 ~

東海道線の金谷駅 午前10時00分 集合です !
歩行距離は 約9kmの予定です。下見の結果で、若干のコース変更もあります。

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