園芸クラブ令和2年度第6回勉強会

勉強会(11月26日)の内容

勉強会(11月26日)の内容
1.日 時:11月26日(木) 10:00~12:00
2.場 所:茅ヶ崎市老人福祉センター 3階 第3会議室 新型コロナが第3段階の時期、風通しの良い、参加者の2倍以上の定員とゆとりのある部屋で、本年第6回の勉強会は(今回は菊の展示会として)開催された。アルコールなどの消毒剤や体温計測器が備えられていた。
3.具体的勉強内容は:
 ①菊の展示会: 各自2鉢以上を持参頂く事をお願いし、トタール26鉢が展示できた。参加されなかった方も花だけ提供された方、既に咲き終わり、咲き盛りの写真を5~6枚持参された方、別途写真を世話役に送って頂いた方など、結果的には全員参加の展示会になった。                  展示された写真を下に示します。

 ②表彰について: 当初は優秀な福助菊を作られた方を表彰する事も予定していたが、今年は定植後の8月、猛烈な暑さで、菊の育成が大変難しく、この展示会の日程も8日延期した次第。今年は表彰を割愛した。(7月28日に、柳川先生が提供されたポット上げした苗15個を対象に、表彰を考えていたが、その苗を枯らしてしまった方も多く居られ、(不可抗力とも思われる面もあると考え)表彰は適切でないと判断した。
(写真をクリックすると拡大写真が現れます)

 

 ③反省懇談会: 失敗したのは何故か? 8月の記録的酷暑や9月、10月のこれ又記録的長雨を乗り越え、何時もと変わらぬ立派な花を咲かせる事が出来た努力度合いについて、参加者各位から発言を求めた。

ATさん:花は結構大きくなったが、葉が元気よくない。薬品を間違えたか? 福助菊の鉢底からの高さを15日置きに計測、前に作った成長戦を修正したい。暑さ対策は鉢の置き場所を変えた。朝日が良く当たり、午前中は日照を良く受けるが、午後は日陰になるような場所。暑さの影響は避けられた?柳川さん発信、世話役が情報を流した万田酵素1000倍を7日おき位に与えた。その効果は有ったように思う。ほとんど毎日、液肥か水を100cc施す。更に全体にシャ ワーを軽く掛けた。マテバシイの葉をかき集め、米ぬかを混ぜて、醗酵させた腐葉土を使った培養土が良かったもしれない。

IZさん:8月の猛暑でも、鉢に水が残り、思うように水液肥を施せなかった。葉の色も黄色っぽくなった。成長思わしく無かったが、10月中旬から急に伸びだした。大きな花は多くは咲かなかった。

KDさん:今年は例年になく手入れを下つもり、B9の噴霧が遅れ、9月に入って、頻繁に噴霧したが伸びは止まらず、ひょろ長の菊になった。反省しきり。

SZさん:暑い8月に枯れたもの多し。取り出して根を見たが、伸びていない。日当たりは良い場所。花が咲いたものは早めで、既に咲き終えた。これから芽が出て伸びる新芽に期待、来年を期す。今年も予備挿し芽をプランタンや土壌に植えたものは20cmに及ぶ花を咲かせている。3本立ても立派な花を咲かせている。福助菊の苗が大きな花を咲かせる素材で有る事は分かった。来年は暑さ対策を確り行い、立派な花を咲かせたい。今日は写真参加となった。国華秋天は花の色が変わる。

FMさん:80鉢程育成した。暑さ対策寒冷紗程度の覆いを被せた。風通しは良い場所。成長がそれほど悪いとは思わないが、花の咲き始めは遅かったように思う。花の状態は1週間前がベストだった。

FTさん:今年は10月中旬まで、伸びが悪かった。何時もは蕾を2つに絞ってから片方に色が出て来たのを確かめてから1個にしていた。今年は育成が遅れたので、10月17日、蕾を1つにした。培養土の上面に敷くマットは9月に入ってから除いていたが、8月の暑さで伸び遅く、水はけも良くなかったので、8月にマット・水苔を除いた。又、今年はナメクジが付いて困った。

MDさん:鉢上げ~本鉢上げの期間体調配慮、菊作りに注力できず。UTさんを介して柳川さんのポット入り苗を育てた。UTさんと持ちつ持たれつ、1鉢を仕上げた。

MTさん:風邪気味で皆さんに迷惑を掛けたくないと展示会は欠席。花は1週間前が良かった。お宅で育てられた福助の写真を提供された。左の赤は2つとも柳川氏提供の国華大日です。

MNさん:蕾が開き始め、あまり大きくならない内に真ん中が割れてしまった。液肥はハイポネックス使用。

YKさん:テキスト通り作業するのは大変。20鉢程度を育成させた。花は大きくはない。

UTさん:支部のた行事参加できず、残念。今年は思った以上に良い花が咲いた。2鉢友人の前田さんに託し、現物のみの参加となった。

KWさん:8月の酷暑の時期、寒冷紗を被せて日照を抑えた。鉢の水分はこれだけ暑いのに減らず、底のゴロ土は何時も濡れていた。鉢は重い。水遣り、液肥もびくびくしながら加えた。苗は中々育たず。どうなっている? その内に根腐れで枯れたものが出て来た。9月に入っても生育はままならず。当初53鉢定植したが、展示会時点で蕾・花開花は19鉢。蕾を持たないまま、元気よく葉のみ伸ばしているものは7鉢ある。蕾を持たないままは初めての経験。何時までも伸びなかったものも、10月中頃から伸び出し、慌ててB9を何回も筆で塗っても伸びは抑えられず。結果、写真の白い花の様に、鉢の底から花の根元迄の高さは43cmになって仕舞った。(展示会場での写真は白が飛んでしまたので、家に帰ってセルフタイマーで撮り直した。左の赤は柳川氏提供の国華大日です。

4.来年度(令和3年度)の園芸グループの取り組み(世話役の思い): ①酷暑・多雨の本年だったが、それを種々の努力で克服して、立派な展示会が開けた事、クラブの皆さんに敬意を表する。だが、多くは何人かの識者が育てた苗を分けて貰っての結果である事を反省せねばならない。その反省から、今年の古株から新芽を育て、予備挿し芽、鉢上げ、本挿し芽と、自立型の福助育成に取り組みたい。その意味で、3月、4月、5月、6月に重点を置いた勉強会を行いたい ②やや邪道だが、元木からの二次発芽の挿し穂を活用しての1回挿し芽方式を参考に説明した。(資料を配布した)
  ③世話役・ホームページ作成者の高齢化、令和4年度は新体制で進める事を願う。
  以上

 

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