2025年 9月 松愛会「川柳句会」実施報告
- ◆実施月日
- 9月25日(木) 10:30~15:30
- ◆場 所 港区生涯学習センター 302号室
- ◆句 題
- 「ご馳走」 ・ 「安上り」 ・ 「時事句」 ・ 「自由句」・「艶句」
- ◆句会報告
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酷暑の夏場(6月~8月)は高齢と熱中症予防を考慮して、各自自宅でインターネットを相互利用しての投句・選句を行ないましたが、気候の良い秋季(9月~11月)は、新橋会場にて対面での川柳句会を実施することにしました。
さらに今回も引き続いて特別参加が2名あり、頑張って13句も作品群に加わり、総計63句と賑やかな句会となりました。これを機に、より多くの方がお気軽に投句して頂けるようになることを期待します。
◆参加会員
新橋句会参加 藤野勝利(台東区)、吉永 勇(板橋区)、戸谷輝夫(取手市)
青野 進(千葉市)、浜本音一郎(横浜市)、
特別参加 鎌田 廣(千葉市)、上田 進(柏市)
以上 7名
◆つぶやき
(会員による持ち回りショートエッセイ)
以前の歌番組の司会の冒頭に、玉置宏さんが「歌は世につれ世は歌につれ」と話されていましたが、確かに戦後に流行った歌には「リンゴの唄」「青い山脈」など国民に元気を促す歌が人気を受けていましたし、その後経済が復活してくると「有楽町で逢いましょう」「瀬戸の花嫁」など健康な愛の歌に人気が出てくるようになりましたね。ただ所得倍増計画など中流生活に満足感生まれる頃になると、「アカシヤの雨がやむとき」「懺悔の値打ちもない」など退廃的な失恋の歌が何故か流行り出しました。その後も皆さんの好みに沿うように新しい歌が次々と生まれてみたことはご存じのとおりです。
ここまでは納得の流行歌の歴史でしたが、つい最近の朝ドラ「あんぱん」のオープンングで流れる歌には、私の様に戸惑いを感じている方も多いのではないでしょうか。
朝ドラ「あんぱん」のオープニング曲「賜物」
『涙に用なんてないっていうのに やたらと縁がある人生』という出だしは、まだまだ納得出来ましたが、そのあとに次々と続くフレーズの中頃で、高齢者には聴き取れない速さで高音・低音が次々と現れる歌には、正直言って戸惑うばかりでした。メッセージを伝えようという気持ちが伝わらず、テンポの面白さだけが目立っているように思い、念のためにネットで歌詞を調べてみると、
『人生訓と経験談と占星術または統計学による教則その他、参考文献 溢れ返るこの人間社会で道理も通る隙間もないような日々だが 今日もG難度人生を生きていこう いざ』
どうも最近の若者の悩みを訴えている歌のようだなと思いましたが、読めば何とか解ります。ただ先の短い高齢者は相手にしていない新しいジャンルかも知れません。これも「歌は世につれ世は歌につれ」と思えば、何とかもう暫く新しいジャンルへの許容を頑張ってみましょう。
川柳も主旨が伝わらなければ、独りよがりの作品に陥り勝ちのきらいがありますので、留意したいものですね。
『G難度の人生されど面白く』
<戸谷鬼笑 記>
「次回ご案内」
◆日 程
10月30日(木) 10:30~15:30
◆場 所
港区生涯学習センター302号室
◆句 会
秋季9月から11月は、新橋会場にて対面による投句確認~選句確認~意見交換~推敲・評価
までを実施します。
◆投句締切
10月26日(日)
◆句 題
「償い(つぐない)」 ・ 「綻び(ほころび)」 ・ 「時事句」 ・ 「自由句」・「艶句」
各題2句以内 合計10句まで投句可能 (但し未発表の作品)
松愛会会員のお試し投句歓迎(1句のみでも可)
◆投 句 先
戸谷輝夫 t-tota2★outlook.jp ★を@に変えてメール下さい






