第3回『高野山金剛峰寺、奥の院、仏教霊場の旅』
2019年(令和元年) 5⽉30⽇(⽊)
参加者34名
天気は、絶好の五月晴れになり、良いバス旅行になりました。
今回は「北摂たびクラブ」の第3回例会です。宮園代表から挨拶と、初参加の方の紹介がありました。
今回の訪問先、見どころ、お土産、お食事等について、中本役員から資料を配布し、説明した。
芦田ビル前を出発し、一路高野山金剛峰寺に向かいました。
◆『世界遺産高野山と空海』
空海は、804 年(貞元20 年)遣唐使船で唐に向かい806 年(大同元年)20 年の留学期間を2 年で帰国。
このため朝廷より809 年まで入京を許されず 大宰府にとどまる。その後最澄の尽力や支援を得て京都高雄山寺
に入る。 西暦816 年(弘仁7年)真言密教の根本道場を開くため 嵯峨天皇より高野山を下賜する旨勅許を賜り、
高野山金剛峰寺を建立しました。
高野山を修行の地としたのは 唐から帰国するときに真言宗の
仏具の三鈷杵を取り出し密教を伝えるにふさわしい場所が
あれば示したまえと日本に向けて投げたところ 高野山で
見つかったと 伝えられています。
2004 年、熊野・吉野大峯と共に「紀伊山地の霊場と参詣道」
としてユネスコ世界遺産に登録されました。日本各地にはお大師さんの説話など伝承が多く北摂では、長岡京市の
柳谷観音の独鈷水(おこうずい)が有名です。
811 年お大師さんが眼病に悩む人々のために霊水にされた、霊験あらたかなる湧き水として今も眼病平癒の霊水
として信仰を集めています。
◆『金剛峰寺』
金剛峯寺には、寺内で一番古い建物である正門や、国内最大級の石庭「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」や狩野派の
襖絵など見どころが多数あります。昭和40 年高野山開創1150 年記念法会の際、松下幸之助氏より寄贈された
茶室(佐藤栄作元総理により「真松庵」と名付けられた)があります。
◆『一の橋観光センターで昼食』
「食事会場が独立していないので、総会はバスの中で行うことになった」
◆『奥の院』
聖域・奥の院は高野山の信仰の中心。お大師さまは835 年(承和2 年)3 月21 日62 歳で亡くなられますが
『続日本後紀』に記された淳和上皇が高野山に下した院宣に空海の荼毘式に関する件が見えることなど、火葬された
ことが示唆されています。 弘法大師が入定しているという御廟までの2 ㎞の参道には、樹齢数百年を超える大樹が
連なり、その間に20万基を超えるという諸大名から庶民の墓石や慰霊碑などが並んでいます。
その中で 記録上、株式会社としては1938 年の松下電器産業(当時)のものが最古と言われています。
現在すぐ隣に「パナソニック墓所」と記された新しい墓石も2008 年社名変更を節目に建立されました。
その静かで厳かな空間は、墓地であることを忘れるくらい安らかで穏やかな時間を与えてくれます。
◆『お買い物』
◆『北摂たびクラブ総会』
●帰りのバスの中で、「北摂たびクラブ」総会を行いました。
●岸岡会計担当から、「北摂たびクラブ2018年会計報告」があり、承認された。
「北摂たびクラブ」第3回例会は、34名の参加があり、賑やかで楽しい旅行になりました。
天候にも恵まれ、無事旅行を終えることができましたのは、皆様のご協力の賜物と、
役員一同 感謝致しております。 今後とも宜しくお願い申し上げます。
<写真>中本雅幸、河出修 <文>中本雅幸、河出修
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