自由投稿 鵜殿のヨシ原焼き

2023年 鵜殿のヨシ原焼き

作成日:2023年3月12日
道鵜町:河出 修

「鵜殿のヨシ原焼き」は通常2月に行われるが、悪天候の為延期されていたのが 3月12日(日)に実施されました。
高槻市の東部、道鵜町の淀川河川敷(鵜殿(うどの)地区)には、湖、沼、河川などの湿地で見られるヨシ(葦)が草原のように群生しています。
 ヨシ原焼きは、ヨシ原の保全、害草・害虫の駆除などを目的に行われているもので、地元の鵜殿のヨシ原保存会及び上牧実行組合が実施されています。
 ヨシは古くから人々の生活に用いられ、葦簀(よしず)、葭葺き屋根、等さまざまに形を変えて使われましたが、近年は使用機会が減りました。ただ、伝統的な用途として雅楽の管楽器「篳篥(ひちりき)」のリード部分「蘆舌(ろぜつ)」で使われており、鵜殿(うどの)に生えるヨシは太く弾力性に富んでいることから、その良質なものが現在も宮内庁で演奏される篳篥にも用いられています。

 

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