所属山岳会のバスハイクで、鈴鹿山脈最高峰の御池岳に登山。国道306号の鞍掛トンネル西側の無料駐車をスタートして鞍掛峠、鈴北岳、御池岳ここからさらにボタンブチまで足を延ばし、コグルミ谷を下るコースを巡った。

9:30 の時点で鞍掛トンネル東西の無料駐車場は既に満車。しかしここはバスハイクの強み、何ら心配することなくバスから下車。体こなしをしてから9:35にスタート。登り始めからいきなりの急登で春の陽気に汗ばむほど。30分程で鞍掛峠。ここから 5 分~10 分程登り続けると道も少し緩やかな稜線歩きとなる。先を見るとまだところどころに残雪が残っている。周りの木々は落葉しているため見通しはいいが、今日は黄砂のためか遠くは霞んでいる。後ろを振り返ると屏風のように立ちはだかる霊仙岳までは見えるが、その後ろに見えると思われる伊吹山は確認できない。

鈴北岳には11:20に到着、広い平坦地になっているのでここで早めの昼食休憩。ここからは緩やかに一旦下り登り直して12:20に御池岳に到着。ここからの展望は良いとは言えないので、集合写真撮影もそこそこにボタンブチへ移動。御池岳からボタンブチにかけては広いテーブルが琵琶側へ突き出た特異な地形になっている。そのボタンブチから見る天狗鼻は石垣の様にせり上がっていて城郭跡を連想させる。本来は眺めがいいはずであるが黄砂のせいか琵琶湖畔までは確認できないのが残念である。

下山はゴクルミ谷への下りである。9合目付近では100m 程谷合の残雪を下るところもあり、6 合目ぐらいまで残雪がみられる。鈴鹿山系には花の百名山が 3 つあるがここ御池岳もその一つである。落葉樹の新芽はまだ膨らんでもいないが、そこはやはり花の百名山。小さな花が主体ではあるが至るところに花が見られる。皆さん下りの余裕で、珍しい花に写真を撮りまくっている。また御池岳から直下の谷の出会いの所では3人程の人がカメラで待ち構えている。しばらくすると可愛らしい縞リスの姿を見ることができたことも感激。1~2 週間ほど前まではまだ寒さに震えていたが急激な変化の春の陽気に快い一日を過ごさせてもらえた。

◆メンバー:Si他12人
◆コース:鞍掛トンネル東登山口駐車場9:35~鞍掛峠~鈴北岳~12:20御池岳~天狗鼻~ボタンブチ~15:00コグルミ谷登山口
◆所要時間/歩行時間:5時間25分/4時間40分




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