食欲は元気の源!!
食べることは生きること。食欲は健康の証です。
食欲の大切さと仕組みを知って、健康的に保つ工夫をしていきましょう。
なぜ食欲はあるの? 食欲がわく理由は2つあります。
●エネルギーを得る
3大栄養素(炭水化物、脂質、タンパク質)は心臓や肺などの内臓や筋肉を動かす燃料になる。
●身体の材料となる
たんぱく質やミネラルなどの栄養素は、筋肉、骨、内蔵、血液窓の組織を作る材料となる。
●体内リズムを整える
1日3食、規則正しく食べることで消化器の働きが良くなるだけでなく、睡眠と起床、体温の変化、ホルモン分泌などの1日のリズムが整っていく。
《補足説明用》
- 三大栄養素とは
- 人体の構成
- アミノ酸スコアとタンパク質含有量
食欲と向き合い適切に食べよう!!
なかなか食欲がわかなかったり、反対に食べ過ぎてしまう事もあります。食欲には個人差もありますが、自分の状態に合わせた対処法を見に付けましょう。
食欲を高める方法 もっと食べたいあなたに。
低栄養状態(特にたんぱく質不足)が続くと、筋肉量や活動量が低下して食欲不振が慢性化してしまう。
➀適度に体を動かす
●エネルギーが消費されて血糖値が下がることで食欲がわく。
➁口腔内のトラブルを改善する
●歯痛、口内炎、舌苔、入れ歯の不具合などにより、味覚障害や不快感が起こり、摂食中枢が抑制される。
③楽しい食卓を演出する
●食器や盛り付け、味付けなどを工夫する。家族や友人と会話を楽しみながら食べる。
➃ストレスを解消する
●不安や心配事、うつ病などの精神的な不調は、食欲を低下させる。
➄それでもしっかり食べられない場合は?
●1食で十分な量を食べられないときは、間食で補う。
●胃腸の調子が悪いときは、消化の良い食品を選んだり、軟らかく煮るなど調理方法を工夫したりする。
《意識したい食品・栄養素》
たんぱく質 | ビタミンⅮ |
●高齢者に不足がち。不足すると筋肉量が低下して足腰が弱るだけでなく、身体全体の機能低下につながる。 ●大豆・大豆製品、魚、肉などより摂取 |
●カルシウムの吸収を促し、骨粗しょう症を予防し、筋肉量の低下を抑える。 ●魚(イワシ、サバ、鮭)、キノコ類などより摂取 |
カルシウム | エネルギーの全体量を増やすために |
●骨や歯の主要な材料で、全ての世代の日本人に不足。 ●小魚、大豆・大豆製品などより摂取 |
●摂取エネルギーを増やすには麺類や菓子パンなどは手軽だが、炭水化物ばかりに偏ってしまい、たんぱく質やビタミン・ミネラルが不足しやすい。 ●不足しがちな栄養素は、栄養補助食品で補うのも一つの方法。 |
《付録》
参考資料 ミキプルーン NEWS&COMMUNICATION 410号より
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