腰痛の原因は、筋肉や関節、腱、靭帯の損傷でなく全身を覆う筋膜の疲労やダメージの蓄積などが大きく関係すると言われています。特に運動不足で筋膜が硬くなっている人は要注意。簡単な運動で予防することができます。
筋膜とは筋肉を包み込む膜状の結合組織で全身に網目状に張り巡らされています、筋肉だけでなく骨や内臓などの位置を安定させ体を整え支える役割があります。
昨今、猛暑が続き熱中症対策で家の中での生活が多く、同じ姿勢を長時間続けたり、水分不足やストレスがたまったりすることで筋膜を形成している組織が絡まり、柔軟性を失ってしまいます。
特に上半身と下半身をつなぐ腰は、柔軟性の低下を招きやすい場所。柔軟な筋膜を保つために、腰を中心として前後左右6方向に働きかける簡単なエクササイズがお勧めです。
◆セルフチェック。
・息を吐きながら前屈し、無理せず手の先をどの辺まで下げられるか試す
・腰やお尻、太ももの裏側の張り具合を確認する
◆次は身体を整える運動。

お尻上げ
片方のお尻を交互に上げる
左右8回程度

上体ひねり
ゆっくりと後ろを振り返るように
左右交互8回程度

上体反らし・前かがみ
息を吸いながら上体を反らせ⇒戻す
息をはきながら手を足首のほうへ滑らせ⇒戻す
4回程度
以前よりも手が深い位置に届くようになっていれば筋膜がしっかりほぐれた証拠です。
簡単な運動でも”知っている”か”やっている”かで大きな差が出ます、小まめな確認と対策で腰痛を防ぎましょう。
参考資料 下野新聞 腰はからだの要! より










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