支部長メッセージ ”陽光桜” 2025.5.1

パナソニック松愛会 栃木支部会員の皆様

 日頃は松愛会活動にご理解ご協力を賜りありがとうございます。

 朝夕は少し冷えるものの、日中は暖かく、青葉にそよぐ風が心地よいさわやかな季節になりました。
季節はすこし過ぎてしまいましたが、「桜」の話題を一つ。

 私が住んでいます「陽光地区」では、平成30年に宇都宮市の地域まちづくり計画に基づき、「陽光地域ビジョン」を策定しました。その時に「地域のシンボルとなる、花・木・鳥を定めよう」と言うことになり、夏祭り時にアンケートを取るなどして、住民の意見を集約し、「ひまわり・陽光桜・カナリヤ」を陽光地区のシンボルと決定しました。
 陽光地区のシンボルとした「陽光桜」は、名前がぴったりと言うことしか頭になかったのですが、その生い立ち等を調べていくと、そこには思わぬ誕生秘話がありました。

 陽光桜の生みの親、愛媛県東温市の育種家「高岡正明」氏は、1940年に青年学校の教師となり、多くの教え子が第二次世界大戦で命を落とす経験から、「平和の象徴となる桜を作りたい」との思いで、新しい桜の品種造りに着手します。しかし、新しい品種造りはもちろん簡単ではありません。桜は種から育てても、花が咲くまで長い年月がかかります。高岡氏は25年の歳月をかけ、私財をなげうち「アマギヨシノ(天城吉野)」と「ヒカンザクラ(緋寒桜)」を交配し、暑さ、寒さに強い「陽光桜」を開発しました。そしてローマ法王庁に送ったり、希望する人には無料で苗を分けるなどの活動を続け、2001年92歳で亡くなるまで、全世界に5万本以上の苗を送ったそうです。陽光桜は平和の象徴として世界各地で毎年花を咲かせています。今年も、陽光地区のコミュニティーセンターに植えた陽光桜がきれいな花を咲かせてくれました。
 2015年には、この高岡氏の活動を顕彰して「陽光桜  YOKO THE CHERRY BLOSSOM」という映画も作られました。(AmazonPrime会員の方は無料で見られます)なお、高岡氏は「伯方の塩」で有名な「伯方塩業」の初代社長も務められたそうです。

 話は変わって、2月の支部長メッセージでお伝えした郷土力士ですが、大相撲5月場所で「関取3人」という快挙をなしとげました。
西十両11枚目「若ノ勝」、西十両12枚目「生田目」、そして新十両の「三田」は東十両15枚目です。5月11日に東京国技館で初日を迎えます。活躍を期待し、みんなで応援しましょう。


○今後の支部行事

6月1日(日) 支部大会 於:ホテルマイステイズ宇都宮

 

 

 

パナソニック松愛会栃木支部
支部長 北垣和紀

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