パナソニック松愛会 栃木支部会員の皆様
日頃は松愛会活動にご理解ご協力を賜りありがとうございます。
気象庁は6月10日に関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。平年より3日遅く、昨年より11日早い梅雨入りでした。
梅雨明けは(関東地方では)平年7月19日頃、昨年は7月18日と言うことでしたが、今年は沖縄が6月8日、奄美地方が6月19日、関西以西が6月26日には梅雨明けしてしまい、特に西日本は史上最も早い梅雨明けとなったようです。
宇都宮では梅雨入りしてからも、そこまでの雨量は無く6月14日に36.5mm、6月11日に33.5mm、6月23日に24.5mm、6月25日に15.5mm、6月15日が10.5mmということで、空梅雨模様の上、「べらぼう」な高温が続き、早くも梅雨が明けてしまいそうな勢いです。
さて、現在NHKの大河ドラマで江戸時代の吉原を舞台として蔦屋重三郎の人生を描く「べらぼう」を放映していますが、江戸に近いせいでしょうか、栃木県もドラマゆかり、あるいは何となく縁のある事柄が数多くあります。
まず、主人公の蔦屋重三郎は、山東京伝らと共に、天明8年に日光を訪れたと「曲亭馬琴」(これからドラマに出てくるかも)が書き残しているそうです。現在ドラマは浅間山の噴火後の天明の大飢饉あたりを描いていくので、まさにその当時日光に来ていることになりますが、そんな時期によく来られたなと思います。
また、重要な登場人物である「田沼意次」は、ドラマでは第6回に描かれた安永5年(1776年)徳川家治の日光社参に老中として供奉しており、宇都宮城に宿泊したという記録があるそうです。ちなみに田沼家の先祖は佐野市の「田沼」に出自があるため、これまた栃木県と縁が深い人物です。
次に、栃木市と歌麿の関係です。版画作家の歌麿としては珍しい肉筆画として名高い「雪月花」の三部作(深川の雪、品川の月、吉原の花)は栃木市で描かれたと伝わっています。栃木市は「蔵の街」としても有名ですが、蔵があると言うことは「豪商」がいたと言うことで、パトロンとして「善野伊兵衛(釜伊)」が書かせたのではないかとの説が有力です。
「深川の雪」は神奈川県足柄市箱根町の「岡田美術館」が収蔵しています。「品川の月」「吉原の花」はそれぞれアメリカの「フリーア美術館」、「ワズワース・アセニアム美術館」が所蔵していますので、日本では唯一「深川の雪」のみ現物を見ることができます。
栃木市は、歌麿での町おこしも企画しており、ゆかりの地を散策できる地図やコースが用意されています。(詳細はこちら)また、「とちぎ歌麿交流館」、「栃木市立美術館」なども江戸時代、浮世絵などの企画を準備しているようです。一度行ってみてはいかがでしょうか?
岡田美術館収蔵 「深川の雪」
https://www.okada-museum.com/collection/
japanese_painting/japanese_painting16.html
(岡田美術館コレクションページ 「深川の雪」)
○今後の支部行事
9月27日(土) 友愛懇親会 80歳以上対象 於:ホテルニューイタヤ *詳細は、今後「支部だより」や「HP」でお知らせします。
10月4日(土) 健康ウォーク&BBQ 会員・家族・友人対象 於:みずほの公園 *詳細は、今後「支部だより」や「HP」でお知らせします。
パナソニック松愛会栃木支部
支部長 北垣和紀










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