投稿者：那須烏山市　篠﨑 信子

社交ダンスは欧米ではダンスは教養のひとつだと考えられ、礼儀や作法、コミュニケーションの手段として、幼い頃からダンスに親しんでいます。一方、日本ではこうした習慣はなく社交ダンスに触れ合う機会が少ないため、始めるのに気後れしてしまう方が多いと思います。「自分は音痴だ」とか「運動神経が鈍い」からと社交ダンスは出来ないと思う方もいるかと思いますが、社交ダンスの基本は“歩くこと”です。音楽に合わせて歩けばダンスは踊ることができるため、小さな子供から年配のお年寄りまで年齢に関係なく生涯続けることができます。私は長年　競技選手として活動していますが、８０歳を過ぎてもまだ現役の選手もいます。

今からでも遅くありません。『Shall’　we  dance！』

社交ダンスは大きく分けて２種類に分けられ、曲調やステップなどもそれぞれ異なります。一つは、社交ダンスと聞いて皆様がおそらくすぐにイメージされるであろう正装した（男性は燕尾服、女性はロングドレス）男女が向かい合って踊るワルツやタンゴに代表される優雅なスタンダード。もう一つはルンバやサンバなど、男女の情熱や躍動を表現するエネルギッシュなラテンアメリカン。テレビ番組の「金スマの社交ダンス挑戦」に出てくる、キンタロー・ロペスが踊っているダンスです。

 ダンス競技ではスタンダード５種目、ラテン５種目で競われます。

「スタンダード」
①ワルツ　②タンゴ　③スローフォックストロット　④クイックステップ
⑤ヴィニーズワルツ（ウィンナワルツ）

「ラテンアメリカン」
①キューバンルンバ　②チャチャチャ　③サンバ　④パソドブレ　⑤ジャイヴ

【スタンダード　私です、モデルではありません。下の写真も全て私です。】
【スタンダード】	【ラテンアメリカン】
【ラテンアメリカン】

社交ダンスには７つのメリットがあるといわれていますのでご紹介します。

「社交ダンス7つのメリット」
１．姿勢が良くなる
社交ダンスの基本は、まっすぐに立つことです。普段何気なく過ごしているうちに、姿勢が悪くなっているため、なかなかまっすぐに立つことができなくなっていることが多いと思います。しかし、社交ダンスを始めると筋肉や姿勢、体幹などが鍛えられ、歪んだ身体を矯正し、綺麗に立つ練習をすることで姿勢を矯正することができるのです。
※姿勢が良くなり背筋が伸びることで後ろ姿が若く見えます！

２．脂肪燃焼効果
社交ダンスは正しい姿勢を保ちながら音楽に合わせて踊ります。これによって、インナーマッスルが鍛えられ、脂肪燃焼効果が期待できます。インナーマッスルは普段の姿勢や新陳代謝にも効果があるため、美容や健康にも良いとされているのです。

３．ストレス発散になる
社交ダンスは種目が10種目あり、すべて曲調が異なります。又テンポも変わるため、身体をリズムに合わせるだけでも気持ちが良くなります。このように、ただ淡々と体を動かすのではなく、音楽に合わせてリラックスすることで通常の運動よりもストレス解消に効果的なのです。　　　　　　　　　　　※汗を掻いた後のビールは最高！

４．ダンスは有酸素運動
長時間続けて行う運動を一般的に「有酸素運動」といいます。
社交ダンスは、有酸素運動になるため、ジョギングやウォーキング等と同様の効果があるとされています。例えば、体脂肪を燃焼させる、悪玉コレステロールを減少させ、善玉コレステロールを増やす、血中の糖質を分解する、自律神経を整える、心肺機能が鍛えられる、毛細血管が発達する等さまざまな健康効果が期待できます。

５．ヒーリング効果がある
社交ダンスは手と手を取り合って踊ります。こうしたスキンシップを取ることで、脳内に「オキシトシン」という通称「幸せホルモン」が分泌されます。このオキシトシンには、不安やストレスを軽減し、安心感や信頼度を高める働きがあるのです。

６．足を鍛えられる
心臓は筋肉を使ってポンプのように血液を全身に送り出しています。足は体の下の方に位置するため、心臓から離れているので重力の影響で血液が溜まりやすいのです。しかし、足の筋肉を動かすことによって、血液を体中に循環させられるため、「足は第二の心臓」と呼ばれています。
社交ダンスは、下半身をとてもよく使い、複雑な動きで足全体を使います。鍛えられる筋肉の部位もさまざまなため、足をかなり鍛えることができるのです。

７．脳の活性化につながる
音楽に合わせて踊る、次のステップを考えながら踊る社交ダンスは全身運動であり、知的活動でもあります。そのため、両方の活動を行う社交ダンスは、脳が活性化し、認知症予防にも効果があると言われています。

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