2025年9月山行は「多気山(377m)」。残暑が続いたため日程を2週間延期したものの、真夏日予報で参加を躊躇された会員が多く、6名の参加でした。
今回のコースは日本遺産「地下迷宮の秘密を探る旅~大谷石文化が息づくまち宇都宮~」の構成文化財の幾つかを廻る山行です。
9時40分に宇都宮駅へ集合し、「大谷観光一日乗車券」を使い立岩入口BSへバスで移動します。到着した時点で気温は既に30℃近くになっており、日陰を探しながら登山口のある多気山不動尊を目指しました。登山道は良く整備されており急登も無いのですが、直ぐに汗が噴き出してきます。途中軽く休憩をして約25分で頂上付近にある御殿平(多気山城跡:構成文化財)に到着。少し霞はかかっているものの、筑波山や関東平野が一望できます。快晴時にはスカイツリーも見えるそうです。更に三角点を目指し、頂上近辺を一回りして御殿平へ戻り昼食をとりました。御殿平には東屋があったおかげで風が抜ける日陰で食事・休憩ができました。
次は下山して日本遺産の構成文化財を巡ります。先ずは今にも岩が落ちてきそうな奇岩「天狗の投げ石」。次に洞窟遺跡・磨崖仏がある大谷寺。大谷寺の中には御止山(188m。昔は一般人立ち入り禁止だったためこの名前がついた)もあります。登るのに10分もかかりませんが、周辺の奇岩群を上から眺められました。最後が大谷資料館です。大谷石の採掘跡を展示場にした場所で、歴史や採掘の様子を見られるだけで無く、各種の展示会や映像制作・コンサート等にも利用されています。室温が15℃以下と言うことで入場が楽しみですが、汗だくのまま入場しては風邪を引きかねないとのことで、リーダーが下見時に美味しかったという日光天然氷のかき氷を入口脇のカフェで堪能してから入りました。ヒンヤリとした地下には広大な石の空間が広がっており、その規模には驚かされます。各種の展示とともに様々な石壁が綺麗にライトアップされています。約1時間体を冷まして本日の山行を終えました。
大谷資料館を出て宇都宮へ戻る途中で、名物の餃子を食べ懇親し、帰宅の途につきました。


多気山不動尊を経由して多気山へ





















大谷の奇岩群へ















大谷資料館へ








多気山城跡・御殿平にて

出会った花










*参加会員様より提供頂いた写真データを使用しています。


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