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退職後に本を出版した経緯と動機(小林 誠さん)

 私は入社以来、溶接機特に自動溶接機の技術関係の仕事を主にしてきました。その後、中国・アメリカ・スエーデン・インドなどの会社へ松下の関連部門の支援の下で技術援助をしてきた関係で、海外との接触が多くなり、遂に海外関係の仕事をするようになりました。1993年年末に、中国内市場で主として販売し、日本へは一品も持ち帰らない会社を設立し運営するように指示されました。中国溶接機市場調査・事業計画立案策定・合弁相手の調査選定などを経て1995年に合弁会社を設立し、工場の建設と生産準備に入り、1996年初めに生産販売を始めました。しかし合弁相手の少ない販売員による訪問販売では売り上げは思わしくありませんでした。

 そこで大手顧客と大学教授からなる中国各省の溶接学会を訪問して、松下が先端の自動溶接機工場を設立したことを報告し、併せて各地の代理店候補と交渉し、短期日に全中国各地に49社の販売代理店と契約し、サービス体制を構築しました。その結果、販売高は急激に拡大し、3年間で投資金額を大きく上回る利益を上げました。

 2000年に62歳でこの合弁会社を退職し、直ちに松愛会へ入会しました。その後、当時の松下電器と関係ない幾つかの仕事をして、その間に中国関連出版社の蒼蒼社から話が有り、中国での経験を記した中国で売るを執筆し、8回の修正を経て2008年にようやく出版できした。本の出版の大変さを身に染みて思い知らされました。
 この本はある大企業が100冊を纏めて購入し、中国関係者を集めた場での講演を要請され、実施しました。その他にも中国へ赴任する経営責任者の教育テキストとして使用され、他の講演依頼を何回も受け実施しました。

 その後も色々な仕事を続け、2013年に75歳ですべての仕事を辞め、完全に自由の身になりました。自由に成ったので、日本の始まりを学ぼうと思い、『古事記』を読み始めた所、不可解なことが多く、その解明に取り組み、考古学・古代遺跡・中国の正史『魏志倭人伝』などの各種関連の書籍と文献との出会いを楽しみました。その結果、古代日本に関する従来の学説に無い多くの発見が有り、権威者の説は必ずしも絶対的に正しいとは限らないと思うようになりました。そこで、学説に囚われずに、自分が見て調べて知ったことを自由に思ったままを記したのが古事記解読です。
 この原稿を幻冬舎に見せたところ、直ぐに出版することになり、幻冬舎の専門家による各方面の厳しいチェックを経て4回の校正をクリアーして2018年に出版できました。5年が経過していました。
 この本は大阪梅田の紀伊国屋書店では「一押し」の旗を立てて販売し、幻冬舎は文庫本の出版もしてくれました。

『古事記解読』が思いの外好評だったので、続いて続編の執筆に取組んでいた時、韓国文在寅政権の激しい反日政策と市民団体や韓国軍の反日行動に遭遇し、のんびりと古事記解読(続)に取組んでいる時ではなく、日本と韓国との悪い関係を何とか改善しなければいけないと思うようになりました。

 韓国は合意していた慰安婦問題の協定を破棄して慰安婦問題を再燃させ、徴用工問題では日本と韓国の締結した条約を無視して、韓国の最高裁判所が日本製鉄に罰金を課し、韓国海軍は航空自衛隊の非戦闘航空機に攻撃の照準となるレーダを発射し、日本への敵対行為は留まるところを知らない状態でした。
 韓国の反日の原因は、「日本の朝鮮統治は不当かつ不法であり、日本は朝鮮を侵略し奴隷状態にして略奪したので、謝罪し償うべきである」との認識が蔓延していることが、韓国の諸言動から分かりました。
 そこで日本の朝鮮統治時代の実態を『朝鮮総督府施政年報』および『朝鮮総督府統計年報』などの正確な関連資料を入手して詳しく調べました。その結果、日本は朝鮮統治時代に、略奪も奴隷化もせず、逆に莫大な資金と技術と人材と知恵を投入して朝鮮の近代化を進め、現在の韓国の繁栄の基礎を築いたことが分かりました。これを纏めたのが韓国の歴史を直視するです。日韓の関係改善を願って書いた本です。身の安全のためペンネームで2020年に幻冬舎より出版しました。
 そして、韓国の理不尽な活動と要求に毅然と対処して頂きたいとの要望の手紙を付して、与野党の政治家・政府の関連官僚・韓国に関連した学者・文化人などに約150冊贈りました。

『韓国の歴史を直視する』執筆の過程で用いた韓国の小学校から高等学校までの歴史教科書(日本語翻訳版)は、生徒が日本に敵愾心を呼び起こす記述で満ちていました。
 そこで、『韓国の高等学校歴史教科書』の記述を、『朝鮮総督府施政年報』や『朝鮮総督府統計年報』などの確実な資料で調べた事実と対比したものが韓国の歴史教育です。この対比を見れば教科書の虚偽記述が分かります。この本も2022年にペンネームで三省堂より出版しました。
 このままでは、小学校から高等学校までの教科書で、年々韓国の若者が日本に敵愾心を持つように教育をされているので、日本と韓国との関係は永遠に良くならないと思いました。そこで、正常な日韓関係構築のために、与野党の主な政治家・関係官僚・韓国関連の学者・文化人に、虚偽に満ちた無益有害な反日教育の是正を、それぞれの立場で韓国に働きかけて頂きたいと要望した手紙を付して、この本を約200冊贈りました。

私が退職後に本を出版した経緯と動機は以上です。

なお、下記のホームページは無料で随時に見てコピー出来ます。
1.韓国について世界の人々に問う (tumblr.com)(日本語と英語併用)
2.韓国の歴史教育 (livedoor.blog) (書籍と同一内容です)
3.日本の根幹を揺るがす少子化 (livedoor.blog)

上の1と2は韓国内で閲覧可能な韓国語版HPを作成したので、現在までに多くの韓国人が閲覧したたことが記録されています。
HP「韓国について世界の人々に問う」は、書籍『韓国の歴史を直視する』と同一の内容で、英語のタイトルに合わせたものです。

小林 誠

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