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元気に歳を重ね、健康寿命を延ばすために

元気に歳を重ね、健康寿命を延ばすために (『筋トレウォーキング』を通じて老化のスピードを遅らせたい!)

萩原 慶一

 昨年の秋に京都支部全会員を対象として実施させていただいた「現況確認アンケート」(回答率58%)によると、現在の健康状態について「良好」が57%、「通院加療」が38%、「入院・要介護他」5%という結果でした。私自身も、基礎疾患に加えて軽度の緑内障を抱え通院加療中で決して健康とは言えませんので当欄に投稿する資格はあまりないと認識しておりますが、『健康寿命とは健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間』という定義を『自立した生活を送れる期間』と解釈して、一応健康という前提で、健康づくりに関する取り組みについて記述させていただきます。

 健康と要介護の中間状態のいわゆる「フレイル」の予防には、①適度な運動②栄養バランスの取れた食生活③社会活動への参加 が重要だと言われています。誰しも年齢を重ねるとともに老化から逃れることは出来ませんが、これを少しでも後ろに持っていけたらなと思わざるを得ません。また、元気で長生き出来るための体力を身につけるために、老化に伴って減少していく『筋力』と『持久力』を増やすための運動が求められます。筋力とは「パワー」、持久力は「スタミナ」のことを指しますので、適切な運動をすれば、いくつになっても増やすことが出来るとも言われております。厳密に言えば、これらを支えている筋肉を増やすために必要な運動は、それぞれ別の運動が必要とのことですが、そのために、いろいろな健康本を読み漁って、自分の体力とも相談の上たどり着いたのが、私の場合特に①の適度な運動としての、科学的エビデンスに基づいて実証されている効果的な『筋トレウォーキング』に注力して取り組んでいます。 『筋トレウォーキング』とは、「速歩き(大股で、ややきつい速度での歩き)とゆっくり歩きを交互に3分間ずつ行う運動」で、80歳・90歳であっても、筋肉を増やすための運動さえしていれば、筋力と持久力は思っている以上に向上していくとのことです。具体的には、

①   「速や歩き3分間→ゆっくり歩き3分間×5回以上を週4日以上
②   背筋をまっすぐ伸ばして胸を張って歩く。
③   ウォーキングを継続する。
④   歩数にはこだわらない→8,000歩/日で十分と心得る。
を念頭に、実践しています。

 以上、取り組んでいる『筋トレウォーキング』の理論面についての理解について述べてきましたが、実践面の取り組みとしては、
①   毎日、雨天以外は、午後から約1,5時間から2時間をかけてウォーキングに出掛けています。
②   コースとしては、1カ所だけでは飽きるので、自宅近くの醍醐寺をメーンとするコース/伏見区から宇治市に足を伸ばすコース/山科川沿いをメーンにするコース を軸に約10コース程設定して、その時の天候・体の調子・気分に応じたコースを選定しています。
③   永年の計測結果としてウォーキング後の血圧測定値は、しなかった場合より15~20mmHg程度は低下しております。

 年齢を重ねても、イキイキと元気で日々の生活を楽しむためにも、出来るだけ健康寿命を延ばすべく、ベースとなる健康を維持するための取り組みに意識して取り組んでいきたいと思います。

醍醐寺境内

山科川沿いのウォーキングコース

 

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