災害に備える

💐 災害時の非常通信準備💐

南海トラフ地震が取りざたされる中、今年は年初から大きな災害、事故が発生しており、トラブル発生に備え
準備を促されている気がします。
備えには、食糧、水、電気などいろいろありますが、災害勃発直後の電気、携帯回線遮断の状況かでの連絡手段の確保は大切だと思います。
ということで、まずはアマチュア無線を活用した、非常通信(電波法上、遭難通信の次に優先度の高い通信)が行えるよう設備を構築しておきたいと思います。
1)電気が遮断されても1週間程度は近隣と通信ができる
2)携帯電話は使えないと想定
3)岡山市役所付近と電話通信ができること(市役所に災害対策本部が設置される?)
4)屋外のアンテナは倒壊し使用できない
を条件設定して、構成を考えます。

電気の確保はソーラーパネルで発電し、チャージコントローラーを通して車用バッテリーに蓄電するのが一番簡単。
・420x280mmの単結晶100Wタイプを購入(100Wという表示でしたが、そこまで出ないと思う)
・チャージコントローラーはMPPT方式の12~48V、60Aタイプを購入
・バッテリーは車載用:5時間率容量:28(Ah)の鉛バッテリーを購入
・無線機は現用の144MHz/430MHz/1200MHz用をFMモードで使用
・アンテナは現用のホィップアンテナを無線機の端子に直付けする

💐構成図💐

💐発電と消費電力💐

ソーラーパネルは2階ベランダに仮置き
冬の薄曇りの午後1時ころ、太陽光エネルギーが一番小さい時期、で、12V、0.7Aの電力が得られました。(室内、ガラス越しでも同程度の出力でした)
2枚購入したので、並列接続すればミニマム16W程度は充電できそうです。
一方、消費電力はどのくらいになるのか測定しました。

無線機=IC-910
1200MHz帯
送信出力 電流
受信時 ーーー 1.7A
送信時 1W 3.6A
5W 5.0A
10W 6.4A

1200MHz帯、FM、5W出力で運用するとすれば、フル充電していても運用が始まると2~3時間しか持ちません。
この設備では運用時間が短く現実的ではありません。
解決策としては、
・ソーラーパネルを増やす。(同スペックであれば、+5枚くらい)
・ガソリンエンジンの発電機を使う。
地上が冠水していない、ガソリンが供給できるかなど課題
・地上が冠水していなければ、エンジンをかけて車のバッテリーを使う
など検討する必要があるようです。

💐通信実験💐

一方、実際に通信が確保できるかどうか実験をしてみました。
・1200MHz帯、FMモード、送信電力は5W
・電源はバッテリー
・アンテナは室内設置のホイップアンテナ
岡山市北区、市役所近隣の局と交信できました。
144,430MHz帯であればさらに好条件で通信可能となります。

💐トラブル💐

送信時の電流値を計るためテスターのDC20Aモードで測定した後、念のためバッテリーの電圧を計っておこうとしました。
何を血迷ったかテスターリードを20A電流端子に刺したまま、ダイヤルをDC電圧位置にお変更してバッテリー端子に当ててしまいました。
その瞬間、白煙がでてテスターリードの被覆が溶け落ち、高温となり火傷しそうになりました。
本人とテスター本体は無事でした。
犠牲者はテスターリードだけでよかったです。

高齢者の思考力低下、勘違い、思い込み・・・怖いですね!

 


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コメント

    • 片岡達也
    • 2024年 1月 28日

    ソーラーパネルのアマチュア無線への活用、参考にさせていただきます。
    ありがとうございます。 de.JF4PRC

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