サロン運営で健康な地域づくり 武藤繁さん(岡山地区)

武藤繁さんは、お住いの瀬戸内市福岡地区で「さわやかサロン」を管理・運営されています。
地域に根付き地域と一体となった「さわやかサロン」活動の責任者として、思考を凝らした種々の高齢者相互のふれあいの場づくりを企画・推進し、地域の皆さんが元気で明るく生活ができ、そして活力のあふれる地域をめざし活躍されています。

サロン活動とは各社会福祉協議会が推奨している地域活動で、高齢者や障がい者、子育て中の方が、生きがいを持って元気に暮らすきっかけづくりを見つけ、地域の人同士のつながりを深める自主活動の場です。また、地域で交流の場をもうけることで住民の地域への関心を深め、近隣での助け合いを育む地域づくりを目指す活動です。


「さわやかサロン」は「福岡ふれあいプラザ」において、毎週金曜日に開催され、毎回30~40名位が参加されています。<br>
その活動内容は健康体操、講演会、映画鑑賞、ゲーム、カラオケ、花見会、月見会、コンサート、幼稚園児・小学生交流、食事会・・・と多種多様なものを企画、実施されており地域住民の皆さんから楽しみにされ、なくてはならない活動になっています。
中でも、中秋の名月の時期に行われる「お月見と音楽を楽しむ会」は、今では町内会、周辺地域全体を巻き込んだ形に発展し、毎年300名以上の方が参加する一大イベントになっており、名月鑑賞と吟詠、歌唱、ピアノ演奏、大正琴、津軽三味線、和太鼓演奏などのライブ演奏により地域全体を盛り上げる活動に発展しています。

毎週、思考を凝らしたイベントを企画し、段取りし実行するというご苦労の多い活動をされていますが、だんだんと活動の輪が広がり、ある人との繋がりが次の人との繋がりとなり多くの方々の協力、支援を得ながらやっているそうです。取材に訪問した日は、折しもPANAの同僚であった川崎義春さんの「後見おかやま」(NPO)の協力による「出前セミナー」(遺言のすすめ)、「腹話術」公演、「歌声」(合唱)が行われていました。また、同じPANAの同僚の前坂格さんも定期的な音楽演奏などにる支援をされているそうです。

ほかにも武藤さんは色々な形で活動をされております。
・JR長船駅周辺の環境整備、樹木の剪定管理
・瀬戸内地区保護司として、青少年の更生、育成活動
・岡山県自然保護推進員として担当地区の自然保護の推進活動
・瀬戸内市社会福祉協議会 理事
・瀬戸内市ボランティア連絡協議会 会長
など数々の地域貢献活動をやられています。
また、瀬戸内市の「オカリナ演奏グループ」や「コーラスグループ」に所属され、演奏や合唱など趣味を通じて地域との繋がりを深めておられます。

最後に、武藤さんのボランティアに対する思い&nbsp;を語ってもらいました。会社を卒業後、少しでも自分に納得できる時間を過ごしたい、そしてPANAでお世話になった分を地域に少しでも役に立たせてもらえればとの思いでいろいろ地域との関わりを持ってきました。時には苦しいこともあり、自分で自分の首を絞めている様に思えることもありましたが、「自分に納得した日々過ごす」ことに喜びを感じながら活動を続けて来ました。また、前坂氏や川崎氏のように、自分の生き方に共感してくれる同僚がいてくれることは、本当に心強く思いPANAの人脈のすばらしさ、ありがたさを感じています。今後も、人と人との繋がりを大切にしながら活動を続けていきたいと思っています。
(レポーター 久米 威)

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