「物理の楽しさ・面白さを若い人に伝える」 中村 達会員の活動をご紹介します

「物理の楽しさ・面白さを若い人に伝える」中村会員の活動を紹介します

事業部の開発研究部門を退職し、高校生に物理を教えて 12 年になる中村さんは、定年後の新しい世界で、仕事と若 い人たちとの交流に張り合いを発見した物理の楽しさを教える伝搬者です。
パナソニックには固体電子デバイスの開発研究者として入 社、その後集積回路開発に携わり、京都、シアトル、カリフォ ルニア、横浜などで仕事を続けます。定年が近づいたとき、 自分のキャリアを生かしつつ、今までと違った世界で生きて みたいと考えました。その時思い出したのが、 教員の免許です。大学の友人に「失業保険になる」とすすめられて取得した理科の教員の資格でした。
59 歳で進学校の物理の新米教師をスタート。新入社員と同じく緊張と新鮮な気持ちで挑戦です。

最初に赴任した学校


先生が板書、生徒が書き写すという昭和の授業スタイルにはしたくないと、パワーポイントを使って作成した資料を事前に配布して、生徒は授業中には考えることに集中するよう工夫を重ねました。
準備は入念に行い、ネットの動画で物理の教材になるものを探し、教材に取り入れたこともありました。
そのかいあって、なじめない生徒もいたものの、多くは 「わかりやすい」と好意を持ってくれ、物理学が「面白い」と いう生徒も出てきました。

ある生徒には卒業後、結婚式に呼ばれ感激しました。部活動の引率で宮崎まで行ったこともあります。4 校で12 年間、担当する物理の授業の合間に企業生活での失敗談など生徒の将来を意識した話もしてきました。
「年齢からして今年が教員最後の年になるかもしれません。 授業はできなくなっても、作成した教材をインターネットで公開するなど、物理の面白さを伝えていきたい。」と中村さん は楽しそうに語ってくれました。
レポート: 佐藤文昭 写真:中村会員提供

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