松下経営理念実践伝道師として全国を駆けめぐる  古望高芳会員の活動を紹介します

松下経営理念実践伝道師として全国を駆けめぐる

本年11月 パナソニック松愛会は50周年を迎えます。会の発足は退職者の懸命な努力とともに、労働組合と松下幸之助創業者の絶大な支援がありました。
この松下幸之助の経営理念を語り伝導しているのが古望高芳さんです。
入社の動機に松下理念を体得し実践し広めたいという思いがありました。
配属以来、自動車機器の仕事一筋でした。主にトヨタを担当し、トヨタ理念が現場に根付いていることを学んだといいます。コストダウン(以下CD)ができた時でもそれでよしとせず、なぜかを繰り返す「探求性」と「合理性」。CD分を両社で分け合う「共存共栄」。一人が一万歩進むのでなく、1万人で1歩進む「組織性」。「松下経営理念とトヨタ理念を日々照らし合わせて考える毎日でした。」と振り返ります。そして松下が未曽有の苦境に陥り構造改革、リストラの時代がありました。

そんな中2009年、社員研修所で「経営理念実践伝道師」の資格を取り、人事と連携し、人を大切にする経営理念の基本研修を進めることができました。
松下卒業後、中小企業診断士の資格で企業風土の活性化などコンサルティング活動や各種教育機関や企業で人材育成の教育を進めてきました。
特に中小企業主から先の見えない不透明・不安な時代、何を手掛かりに経営を進めたらいいかという切実な声が多く寄せられ、寄り添いつつ対応してきました。
社会の公器として企業の使命、人を大切にする人材育成の基本を繰り返し語り伝える毎日です。
「理念と実践にハシゴを架ける、そして伴走する。一緒に走り、悩みを聞き、解決する。それが仕事です。」と古望さんは言います。
松下電器時代、数々の苦境にぶつかり、幸之助理念を反芻し、苦難を乗り越えた日々の経験が生かされています。
先般オートモーティブシステムズ㈱で古望さんがアレンジし、100歳になる新屋客員が経営理念を二時間語りました。創業者に直に教えを受けた先輩からから現役社員は大きな感銘と薫陶を受けたといいます。今社の三つの会議室には「七精神」が壁一面に張られていました。
語るべき思い」と「場」を求めこれからも一歩一歩進んでいきたいと古望さんは語ってくれました。
以下は古望会員から提供いただいた写真です。本記事はお江戸松愛9月号に掲載されたものです。

 

(リポーター:佐藤 写真:佐藤、古望会員提供)

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