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京都・学ぶ会 第47回 「京都・学ぶ会」を開催しました

~ 60年の写真人生 ~

●講   師:     八木 薫様(写真家、前写真同好会会長)
●テ ー マ:     「60年の写真人生」
●開催日時&場所:  2019年1月28日(月)、ラボール京都・第8会議室
●出席者数:       42名+16名(写真同好会ほか)=58名
八木薫様は写真家で前写真同好会の初代会長をされ、現在は同会の顧問をされています。今年82歳になられますが、ご自身の60年の写真人生について大いに語っていただきました。若いときには絵が好きだったようで、画家に弟子入りを真剣に考えておられましたが、1958年松下に就職が決まり画家の道は諦められ、その後社内外の写真クラブで写真活動に活躍されまた。1971年に写真店を開業。退職後には写真同好会を立ち上げられました。松愛会出身の講師としては、5番目になります。

前半では、60年の写真人生の中でであった、「あんなこと、こんなこと」を話されました。最初は工場内で写真クラブを立ち上げられ、その後は外部の写真クラブにも入会し活動されました。中でも、2009年に天皇・皇后両陛下が長岡京市市役所を訪問された際に、市から依頼を受けて写真撮影を担当されました。これは極めて光栄なことで、非常に緊張されましたが感激も一入だったそうです。1971,72年と写真展に入賞されました。その後はプロとして、友人の写真展入選を喜びとし、2012年に京都支部に写真同好会を立ち上げられました。2014年に77歳で初個展を、2017年80歳でも写真展を開催し、大勢の方に見に来てもらった喜びを語られました。写真同好会の写真展も今年で第5回を数えるまでになりました。楽と苦の写真人生を振り返りつつ、今まで撮影したお気に入りの写真をたくさん見せていただきました。

後半では、写真の写し方について、ポートレート、集合写真、風景写真とスナップ写真の撮影の違い、フレーミングのコツ、構図等について具体的に教えていただきました。 写真同好会の原田さんのスマートフォンで撮った写真を例に挙げて、上手に写真が撮れることを示されました。その他撮影された写真もたくさん披露されました。カメラの機種に拘わらず、素人にも上手に写せるアドバイスを受けましたので、これからの撮影に生かしたいと思いました。
例えば集合写真を撮るときには時間をかけて綿密に撮ること。また偶数列と奇数列に分かれて、皆の顔がよく見えるように撮影するとか、タイミングの取り方等についても教えていただきました。白板に、ポートレート写真の全身やアップの撮影のポイントも具体的に書いて教えてもらいました。

最後に、長岡京の名所の写真を実写で見せていただきました。八木さんが住んでおられる長岡京には写真の題材がたくさんあります。もみじが美しい光明寺やつつじが咲き誇る池のほとりや石垣が美しい勝竜寺城などのきれいな写真を例示されました。写真の様々なテクニックについても惜しみなく例を示して丁寧に教えていただきました。

八木様は、今でも週3~4回はテニスをご自身でもプレーされ、指導もされています。ゴルフも常時95を切るのを目標にされて頑張っておられます。写真家として、「生涯現役」で、信条とされている、「常に笑顔を大切に」、「人の喜ぶことをする」をこれからも実践され、これからも益々お元気でご活躍されますよう、期待し応援したいと思いました。

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