連休前に信州へ花鑑賞の旅に行ってきました
GW前の4月14日~16日にかけてカメラ片手に南信州から北部まで桜や花桃の鑑賞旅行に行ってきました。
関西では、桜はほぼ終わりですが、信州ではまだ満開の見ごろであったり、これから見ごろになるところがありました。
初日の14日は、朝早く家を出て南信州の伊那郡阿智村の昼神温泉郷に花桃を見に行きました。
昼神温泉の花桃の里は、花桃が満開でとても美しいけれど観光客が多くて私が期待していたのとは異なり、写真撮影には風情に欠けるように感じました。でも花桃の下での花見にはとても良いところでした。
その後、車で北に移動し、高遠城址公園の桜を見に行きました。ここは、「天下第一の桜」と称されているところです。
2019年に初めて来たときは雪が降った後で有名な高遠城址の桜は2分咲き程度であったので再度のチャレンジです。4/6~4/18は桜まつりを行っており近くの駐車場とそこまでの道路が大渋滞しており、仕方なく少し離れた場所に駐車しましたが駐車料金は無料で大正解でした。そこからまず高遠城址公園と背景に南アルプスの仙丈ケ岳を見渡せる高台に歩いて移動し、背景の雪の残った南アルプスの仙丈ケ岳と満開の城址公園の桜(「タカトウヒガンザクラ」という固有種で少し紅みが強い)を今回は見ることが出来ました。またその高台は反対側の北に目を転じると中央アルプスの駒ヶ岳方面・千畳敷カールが見える絶景ポイントです。そのあと30分くらい歩いて城址公園に入ったがさすがに花見客で混雑していた。桜は満開で夜桜のライトアップが有名ですが、今回は早めに退散して松本駅前のホテルに向かいました。
2日目の15日(月)は、松本から北に向かい白馬村の白馬三山と桜のコラボで有名な大出公園に向いました。松本市内の桜は満開でしたが、信州の北部にある白馬村に入ると気温が低いのか桜はまだつぼみ状態が多く一部開花している程度でした。桜とのコラボはできなかったものの天候もよく残雪の北馬三山を十分に楽しむことが出来き、大満足でした。
白馬村で蕎麦を食した後、松本市内に戻り、ここも桜で有名な弘法山古墳に行きました。
弘法山古墳は3〜4世紀頃築造された東日本最古級の前方後方墳で、約400本の桜に覆われ、春のこの時期は桜色に覆われた山になります。ちょうど桜祭りの時期で駐車場が無く近くのスーパーに車を止め、歩いて弘法山に登りました。よく整備されていて、桜以外の背の高い木が生えていない状況で見渡す限り一面が満開の桜桜桜でした。まさに桜の山です。
この後、松本市内に戻り、タイとベトナム料理を食べました。松本も今は外国人の観光客が多く、入ったレストランもほとんどが外国人でした。
夕食後、ちょうど松本城がライトアップされており、入場料も無料であったので松本城と夜桜を見物に行きました。さすがに混雑していましたが、三脚は禁止されていなかったので、松本城と桜を撮影してから駅前のホテルに戻りました。ホテルも海外からの観光客でいっぱいでした。
3日目の16日(火)は、ホテルを出発し上田市の武石余里(たけしより)に行き、「一里花桃の里」を散策しました。ここは「花咲じいさんのいる村」とも言われ、地元のおじいさんが花桃や桜など植物を丹念に育てられている地域です。ただ、ここまでの道路が狭く複雑なため、まだ観光地化されておらず、花桃の時期に1~2週間早かったため、人が少なくゆっくりと往復6km、山村の散策ができました。途中、二人の花咲じいさんに会い、ゆっくりと話を聞かせてもらいました。花咲しいさんさん曰く「花桃を植えるにはまず、白色のものにすること。これが年を重ねてくると他の色の花桃と交配し、赤み(ピンク色)が混ざってくる、そして最終的には、濃い赤の花になり、そのあとは変化しない」とのこと。二人とも話好きで暖かい人でした。もう少し時期が遅く花桃が満開になるころには、この地域は「桃源郷」と呼ぶにふさわしいところになると感じることができ、再度、訪れたいと思いました。ただ花桃の満開の時期には今回、満開であった桜の花は散っていると思います。
この後東に向い、上田城址の桜見物に行きました。ここも花まつり中で花見客がとても多かったです。桜は満開から散り始めというところでお堀に花筏が出来ていました。
振返って、今回は天候にも恵まれ、花を満喫した旅になりました。信州は、南北に長く、高低差のある地形ですので雪がかぶった日本アルプスと色々な花々と高山植物が同時に見られるところです。興味のある方はぜひ行ってみてください。
投稿者:大津市在住 半井 尚
『信州に花鑑賞の旅に行ってきました』は匿名さんからの投稿ですか
記名もれなら追記下さい
田邊さん
投稿者名を追記しました。半井