夢中人 渋谷 典夫さん(山梨)2010年4月会報掲載

剣道教士七段で世界を指南

渋谷 典夫さん 60歳(掲載時)(山梨西)

朝錬終了間もない渋谷さんを訪ねました。背筋がピーンと伸び、修練による人間形成完成域が近い「心気力一致」のオーラを感じる。工学院五期生から生産技術研究所へ。小学四年から始めた剣道がこの職場で大きく開花する。生産技術研究所の企業文化の三育会活動(知・体・徳)で剣道部に所属しめきめき頭角をあらわした。松下電器代表選手として実業団大会に長年参加。当時の山下社長から特別功労賞を頂いたと昔を語ってくれた。社業の生産技術では自動機・実装機搬入・調整で米国・シンガポール・トルコ・ドイツ・マレーシア・中国等々、世界の国々を飛び回り、一貫して物造り現場で活躍した。昭和六十年に勤務が山梨県へ。着任してPFSC剣道部として山梨県・関東実業団更に全日本実業団剣道連盟に加入し活動暦は45年その幅が拡大した。山梨県剣道連盟からの派遣で中学体連・高体連剣大会の審判や昇段審査員として今も大忙しの日々だ。
 六年前からは元甲府商業高校教員の依田育憲教士八段と、スペインのヴィクトリア市の講習会講師として、基本技能指導・日本剣道形・審判講習や大会の審判に出掛け、毎年10日間位は現地に留まる。定年後も自己錬磨に加え、会社の剣道部員の指導に当る。今年の昇段試験には六段へ一名、七段へ三名、八段へ二名と、超ハイレベルの挑戦だ。本人が語る難易度は自分の七段昇進に十一年を費やしたと。剣道を通じ日本文化の継承や社会貢献に目を見張る活躍だ。富士山が雲の上にそびえる絶景の南アルプス市で充実の毎日です。若い人を指導している時が一番楽しいと目を輝かしているのが印象的でした。

(首都圏レポーター 小石川 功 : 写真提供 渋谷 典夫氏)

以上

 

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