枚方の施設 第5回 『枚方寝屋川消防組合』

第5回 『枚方寝屋川消防組合』

2007/03/22

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待機中の枚方消防署のはしご車(右)と化学消防車(左)

 概 要 】
 枚方寝屋川消防組合は、枚方市と寝屋川市の面積89千平方キロメートル、人口65万人をカバーし消防・救急等の活動を行っている。活動予算は、枚方市・寝屋川市が負担しているが独立した運営になっている。上部管理者は市長、国の管轄は総務省・消防庁となっている。
枚方寝屋川消防組合本部は、枚方市大垣内町の枚方消防署の建物内にあり、今回の取材はまず本部を訪問して地域における消防・救急の状況を消防本部副主幹の溝口様、窪田様、島村様からお聞きした。

枚方寝屋川消防組合消防本部(枚方市大垣内町)

 消防・救急の状況 】
★ 枚方寝屋川消防組合は、枚方北東部を管轄する枚方東消防署、枚方南部を管轄する枚方消防署、寝屋川市を管轄する寝屋川消防署の三つの消防署があり、その下に16の出張所がある。職員数は全体で704名で、内561名が3部制の24時間勤務の実働配置となっている。
そして、消防車や救急車などの車両は総数114台が活動している。また、防災の面における防火対象施設への査察や建物検査、住宅防火診断などは真に重要な役割と言える。

★ 昨年の119番通報は61千件強で、救急が26千件弱でトップ、次いで医療機関問い合わせが12千件強となっている。また、間違いやイタズラ、緊急性のないものが16千件強もあり真の救急救助活動への影響が心配されている。今後さらに119番の適正利用を呼びかけるとともに将来はトリマージ(選別)も検討するとのことである。

★ 火災については昨年256件で、やや減少傾向にあるが火災原因は、放火、タバコ、コンロ、電気関係等となっている。とくに家庭内ではコンロを使って料理中、電話などでその場を離れないようにすることがたいへん重要とのことであった。
また、火災警報器の設置の義務付け(新築平成18年6月、既存平成23年5月)が実施されるが、各家庭では出来るだけ早く設置し、初期段階での消火と人名保護を図ってほしいとのことであった。

火災報知器に関するお問い合わせ
住宅防火対策推進協議会
フリーダイアル  0120-565-911
ホームページ  http://www.jubo.go.jp/index2.html
(これらの機器に関する悪質な訪問販売にご注意を)

【 緊急情報管理センター 】
★ 緊急情報管理センター(指令課)は、枚方市、寝屋川市からの119番通報を受け付ける施設である。平成2年に開設された枚方消防署中振出張所と同じ建物(地下1階、地上4階)で、2~4階が緊急情報管理センターとなっている。取材では指令課長の寺北様、一部課長代理の佐々木様から、ビデオや資料による説明をいただいた。

★ 建物2階にある「総合指令台」は、最新の情報通信技術を駆使した画期的な「消防情報システム」で、部屋の前面には100インチの大画面2面に管内の地図などが表示され、その右側には車両情報、左側には気象情報が表示されている。このシステムは携帯電話やFAXなどからの円滑な通報受付けをはじめ、お年寄りや身体の不自由な方の通報に際しても、発信地表示システムからの情報により素早い災害地点の確定とGPS管理による直近出動隊編成で効率的な指令管制業務が可能となっている。

★ 通報から出動までの流れ
○119番通報受付→○災害地点の決定→○災害種別の決定→○出動隊の動態位置管理→○出動指令→○出動→○災害現場で消火・救助活動(通報から6分強)

 119番通報に関する消防本部からの協力要請 
1.119番の適正利用(
緊急の場合のみ利用)。
2.屋外からの通報は場所を明確に(町名、目印になる建物など)。
3.一次救命処置、応急手当が出来るよう講習、訓練を積極的に受ける。
4.出来るだけ住宅用火災警報装置を設置してほしい。

取材後の感想
 消防・救命というとすぐ消防車や救急車の活動を 見てそれが全てと考えがちであるが、その背後には非常に多くの人・施設があり、それらがシステムとして機能してはじめて消防・救命の仕事が可能となることを実感した。同時に我々市民として日常の危機管理意識向上の重要性を再確認することが出来た。

<取材:日垣、梅原、鬼頭、金箱、山添、岸本     WP編集:永井

 

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